【創作びより】

大晦日の風景

大晦日。夫のHPをリニューアルしたら、自分のも変えたくなってきた。朝少し早めに起きて、コリコリと更新作業。あかんよなぁ、大晦日に主婦がこんなことしていたら…と小さくなりながらやってたのに、起きてきた夫が「トップページの絵、ぼく描いたげるわ」と言ってくれた。
おぉ、なんて優しい~と感動したけど、ちゃんと訳があった。朝食のあと、延々、掃除しているわたしの横で、夫は一日中、年賀状を描いていた。やられたぁ(笑)
お昼過ぎ、いつもより元気のない次女の熱をはかると、まさかの38℃。ほっぺがみるみる赤くなっていく。救急病院に連れていこうか迷ったけど、しばらく家でようすを見ることに。
三女を連れて、お正月のお土産を買いに行き、仕上げの掃除などしてる間に、日が暮れていった。
夕食は年越しそばだけど、新しいオーブンで茶わん蒸しも作ってみようと、レシピを見ながら、作り始めた。茶わん蒸し作るのは、8年ぶり。みんな大好きだからと、レシピの倍の材料を混ぜた。卵液も椎茸の含め煮もできて、材料も切りそろえ、いざ、容器に入れるだけ…と容器を探したら、ないっ! 茶わん蒸しの器が、2個しかない。材料は10個分あるのに!!
仕方なく、マグカップやココットのお皿を用意した。フタがないのでラップをかけてオーブンに入れると、ラップがドーム型にパンパンにふくらんでいく。今にも破裂して飛び散るんじゃないかとヒヤヒヤした。緊張の35分が過ぎ、茶わん蒸しができあがった。
昨日に続いて失敗やったらどうしようと恐る恐る出したけど、長女が「おいしいっ!」と久しぶりのことばを叫んだ。「お店で食べるのとおんなじくらい、おいしいっ!」またまたぁ、回転寿司
でしか食べたことないくせに…と思いながら、ほっとした。ずっと寝ていた次女も、起き出して食べ始めた。三女も器をななめにして、底の底まで食べている。はぁ、よかったぁ…。
夜はドラえもんスペシャルがあって、子供たちにテレビを独占された。9時になって、やっと紅白を見始める。石川さゆりと一緒に、天城越え熱唱。かなり飲んでるんで、気分がいい。
お風呂から上がると、ゆく年くる年が始まっていた。長女は寝てしまったけど、次女と三女はまだお目目パッチリ。次女は熱が下がって、普段通りの元気さに戻っていた。
「ビールでも飲む?」と夫が誘ってくれたんで、キュッと冷えたビールで乾杯。あぁ、大晦日って、クリスマスより好きかも…と思えた。
年が変わる瞬間は、ナイナイの岡村くんの番組を見ながら、一緒にカウントダウンした。5、4、3、2、1、おめでとぉぉぉで、瞬間、グイッとベクトルを自分に向けた。今年は自分で舵を握って、行きたい方向へ進めていこう、と強く思った。
お布団にもぐったままテレビを見てると、とろとろと眠たくなってきた。岡村くんの二度目の挑戦を見て、どうなったん!?と思ったのに、眠りの中にひきずりこまれた。夫にめがねをはずしてもらい、次女と三女より先に寝てしまった…。
今年は、主婦として、母として、妻としての自分をまず立て直そう。そこから、創作にもいい味が出るかもしれない。

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