桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

久し振り六本木

2012年09月27日 | 日記・エッセイ・コラム
9月27日(木)

台風が迫っているせいか、陽射しも今まで程の厳しさが無い。吹いて来る風は何となく雨を含んだ様な不思議な感じである。

久し振りに六本木へ行った。
昼間の地下鉄は空いていて、何となく乗客もノンビリしている。
これが通勤時間帯だったら、職場へ急ぐ忙しい人が殆どではないかと思う。
いくら、エスカレーターの右側を歩いて登ってはいけないと言われても、忙しくカタカタと靴音をならしながら登って行く人も多い。

その様な事を考えながら最後の長い階段をフーフー言いながら登った。やっと三つ目の階段を登り終えて地上へ。災害時にはどうなるんだろう?溜め息をつく。
外の陽射しは、折角持って来たパラソルが必要の無い様に感じる日だ。

目的のビルはセキュリティが厳しくて、一々、暗証番号を押して相手を呼び出し、やっと玄関のドアが開かれる。
私は、この装置が嫌いだ。きっと、他の人だって同じだろうと思う。
幸いと昼時は人の出入りが多い。誰かが開けるのを待って、さっと中へ入る。

どうして、こんな面倒な装置をつけるの?と文句の一言も出て来る。
かつては自由に出入り出来た旧い玄関が懐かしい!
しかし……これぐらいの配慮が必要になる程、繁華街の防犯は大変なのだろう。特に夜の六本木は……。
最近、すっかりご無沙汰になっている夜の六本木は想像もつかない。

六本木へ行くのは、一ヶ月ぐらいサボっていたので、腰に鍼を刺されると悲鳴が出て来る。金の鍼だから痛さが少ないそうだけれど、やっぱり痛い。
患者がいなかったので、遠慮する事も無い。おしゃべりで多少の痛さは忘れるが、何しろ尖ったものが大嫌いな自分がよくガマン出来ると、我ながら感心する。

帰りは何時も通り、都バスで新橋へ戻った。虎ノ門や霞ヶ関は、ムカシとは可成り変わったとは言え、まだまだ、健在のビルや店が見られて懐かしい。

今日はいやに喉が乾いた。
新橋に着いたら、何処かでアイスクリームをと思った。適当な店は??そうだ,ガード下のコーヒー店ヘ行こうと思いつく。

この店は、随分ムカシから、時々、コーヒーを飲みに行った店である。
若い頃の懐かしい想い出のあれこれがよみがえって来る。これからも、何時までも続いて欲しい。

アイスクリームはなかったが、サイフォンで入れた出来立てのアイスコーヒーは実に美味しかった。結局、ショートケーキを食べながらの休憩となる。時々、電車の走る音が頭の上から聞こえて来るのもいいものだ。
「どうぞ、又、いらっしゃって下さい」と店の主人が愛想良く言った。この店には結構、フアンがいる様だ。

新橋駅の階段もきつい。ふーふー言いながら登る。
「新橋駅は古いですから、階段が高いですよ」と、誰かが言ったのを思い出す。
成る程、この駅が古くから残っている証拠が見付かった。何と、他の駅では見られないホームの基礎部分が赤煉瓦で積み重ねているのを発見した。大発見。
次の駅の浜松町では、コンクリートで固められている事に気が付く。これが普通なんだろう。
色々な箇所で、発見と言うものはあるのだ。ぼけーっとしていてはつまらない。

風が強い。台風の余波と言う感じだ。





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