桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

スポーツいよいよ盛ん

2012年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム
9月16日(日)

いよいよ、スポーツの秋である。
何時まで、この暑さが続くか分からないが、相変わらず『熱中症』の患者が出たニュースが多い。

九月と言えば、学校では運動会の練習が連日の様に続く。大体、運動会は九月下旬か、遅くても十月上旬となる。

学年に分けて練習となると、高学年は午後が多い。
給食の後、おなかが一杯になった体には、照りつける太陽が厳しい。子供も、大人も「もうイヤ!」と言いたくなるが、我慢強いムカシの人間は言わなかった。それに、熱中症にかかる人も少なかった様に思う。

今程、グルメ化された給食は食べていないが、今の子供より耐える力があったのかも知れない。何れにしても、この季節の戸外の運動、特に午後の体育は辛かった。

その後、春と夏の運動会の開催に当たって、規模の大小を変えたりした。
運動会は子供にとって大きな楽しみであり、親達も我が子の成長ぶりを見られる行事であった。

徒競走も能力別に分けられるようになって、どの子もが入賞するチャンスが拡げられて、子供達の喜びが大きかった。

そうした中で、両足に補助具をつけて歩く子供がいた。他の子供よりずーっと前方に彼のスタートラインが設けられ、皆と同じ様に走った。彼に向けて場内の応援の歓声が一段と上がった。
残念ながら最後になったけれど…ゴールに入った彼の喜びは大きかった。


パラリンピックのニュースが流れて、関心や理解が少しずつ深まったと思う。
『少しずつ』と言うところに問題があるが、まだまだ、世間では、障害を持つ人々に対する理解や関心や協力は足りないと思う。

今回のパラリンピックでは、驚く程の重い障害の身で参加して、素晴らしい成績を納めた選手の活躍ぶりに、思わず声援を送り拍手した。
本人のたゆまない努力と強靭な意志によって達成した事は勿論、その周りの人や家族の理解と応援によって成し遂げた成果である。

試合前まで体調の変化が激しくて苦しみながらも。精神的に乗り越えようとした等と、聞く程に頭が下がる思いがした。そして、なんと、私は甘い人間だろうと、しみじみ思った。

ところで、競技でメダルをとる事が目的であっても、参加する事の大切さを目標として欲しいと思う。
日本のメダルの獲得は16個、24位(参加国164国、約4280人の選手)
因みにメダル獲得数の第一位は中国231(金95)続くロシア102(36)英国120(34)だそうだ。

残念ながら、まだ日本では障害者スポーツに対する理解や援助は足りないと聞く。東京Olympic招致を望んでいる日本は、もっと、健常者だけで無く、障害者に対するスポーツに関心を持って、おおいに資金面でも指導面でも生活面その他でも、積極的に援助する事が必要だろう。



Img_1800