桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

難問題

2012年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム
9月12日(水)

『9・11』 
テレビで東日本の地震津波発生から一年半が過ぎた事を、様々な立場から報道している。
忘れまいとしても忘れる事の出来ない天災!!
毎日、東北の人達のご苦労や復活の様子を見聞きする度に、改めて心を引き締められる思いがする。

私に出来る事って何だろう?
以前の私だったら、ボランティアを考えたと思う。しかし、今の私には、自分の身をどう対処するかと言う悩みがあって難しい。
しかし、喉元過ぎればナントやらではないが、もっと真剣に考える必要がある。

ところで『9・11』と言えば何だろう?
いや、何年経っても忘れた事のない『同時多発テロ事件』だった。同じ数字と言うのも何か悲哀を感じる。

2001年9月11日の朝に起こった同時多発事件の映像を未だに思い出す。
丁度、富士山の家でテレビを見ていた時だった。
先程から何回もしつこい程に映し出される航空機による高層ビル破壊の映像。ニューヨークのワールド・トレード・センターが爆破される様子は、まるで、戦争映画そのものだった。

最初は、何故、同じ様な映像が何回も映し出されているのか分からなかった。
しかし、それが映画では無く、本物だと分かった時には、驚きに眠気をすっかり忘れたままの一晩だった。

あれから夜更かしのクセが益々酷くなったのかな?とさえ思う。
思えば、海外旅行もあの辺りからやめる様になったのかも知れない。

今日、今年の富士山の初冠雪が発表された。昨年よりも12日も早いそうだ。富士山の家も一合目に当たるから、気温の変化も早まって来るだろう。

世の中、何もかも『お寒い季節』になった。
日本の政治も内外共に大きな問題を抱えながらの事態となった。
今日も又、民主党の代表選挙で討論を闘わせている。しかし、尖閣諸島と竹島問題を抱えて、更に遅々としている東日本の復興問題、国民の生活に関する多くの問題や未だに未処理の諸問題ををどう解決して行くか、本当に出来るのか気掛かりだ。

私の知り合いには韓国人や中国人、台湾人等がいる。その人達は良き国際人で、お互いの気持を確かめ合いながら付き合って来た友達であった。
私の子供の頃の話が相互理解に繋がった様に思う。

でも、私は中国にも韓国にも行こうとは思わない。何故か、思い出が邪魔をする。それは決して悪い思い出ではなく、それ等の過去を大事にしたいからだ。

なかなか難しい領土問題だ。何時解決するか分からないが、互いが憎しみ合うのだけは止めて欲しい。どうか、私の大事な過去を壊さないで欲しい。

 
 * 昨年の9月28日に写した富士山です。

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捨てたもんじゃない!

2012年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム
9月11日(火)

バス停から我が家への帰り道は、かつては通路が無くて、家と家の間には狭い溝と垣根があった。その後、両側の家から区へ土地の提供があって、溝は埋まり細い通路(避難路)が出来た。
今では一日中、便利な生活用通路として、近隣の人も利用するようになっている。

行き交う人の中にはお年寄りもいて、何となく声を掛けたくなる時もある。
追い越したりすれ違う時には、自然に片側に寄って触れない様にして通り抜ける。ここで、何とか言葉が交わせると良いのだが、都会の人間はお互いが黙ったまま通って行く。これが田舎であれば違う感覚があろうと言うものだ。

私は出来るだけお年寄りに声をかけたいと思うが、やはりきっかけを失いがちだ。時々、自転車が通る。大体、後ろから来る自転車は「済みませーん」の一言がかかるが『ここは自転車が通るところじゃないですよ』と、この道が出来た経緯を話したくなってしまう。でも、黙っている気弱な私……。

ましてや、バイクで通り抜けようものなら『許せない!』と思う。そして、ここは生活道路だよ!と叫びたくなる。
しかし、最近、見付けたのは郵便配達人だった。「まあ、仕方が無いか!ご苦労さん」と、ひとり言を言う。

この道は結構、面白い撮影場所だ。丁度、東と西に向かった細い道だから面白い映像が撮れる。特に魅力的なのは夕日。そして東側の月。

ある日の帰り道、自分の姿が夕日に追われて面白い映像になった。携帯のカメラでパチリ!「オヤ?腕が可笑しい!」「当たり前でしょ!カメラを抱えた影だもの」「そうかぁ!そうだネ」と、一人で納得。
『ギンギンギラギラ夕日が沈む日が沈む~』と、つい童謡が出て来た。懐かしい思い出が飛び出して来る様な歌詞だ。

冬になると、寒ーい北風が通り抜ける。ここは狭い道だから、北風には格好な抜け道になるのだ。冬は一寸ばかり不得手な通り。夏は午後になると日陰になって日傘も不用になる、僅か百歩余りの道だ。
しかし、最近の私にはこれが厳しい。「なんて遠い道なんだろう!まだ、家に辿り着けないのかな?」なんて、ブツブツひとり言を言う。
曲がり角は我が家だけど、更にフェンスに沿って歩かなければならないのだから…

最近、自分が可笑しくなった。随分、背がちじんでしまった私は、先日も友達に笑われたぐらいだ。

急に可笑しくなった。私って、背が低くなったと思ったけれど、短くなったのは腰から上じゃなーい?だって、足はちぢんでいないもの!
そう!足は大丈夫よ!と思ったら、クスクス笑いが出て来た。

まだ少しはマシなところがあるよ。曲がった腰や首は情け無いけれど、仕方が無いわ。まだ、自信がもてるところもあるんだ。自慢に思わなければ!ネッと。

夕日の傾きを背負いながら、自分のスラリと伸びた足も満更ではないわと見直す。


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