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月刊「光陽」編集部ー岩槻・光陽書道

・城下町・小江戸、小京都散歩
・古寺・仏教美術巡礼
・光陽書道教室(さいたま市岩槻)の学習・教育日記

民間書写・書道教育者の動向《埼玉》

2023年07月19日 | 《光陽からのお知らせ》

全国のなかでも埼玉県は書道文化に対する理解は深く、県書道人連盟を結成以来60数年、埼玉県教育委員会は、埼玉県書写書道教育連盟とともに「硬筆展」「かきぞめ展」に高・中・小の授業で取り組み大きな成果をあげている。


本県には、書道の大学院課程を設けている数少ない大学として大東文化大学があり、埼玉大学(さいたま市)、文教大学(越谷市)、跡見学園大学等が書道教員養成に力を注いでおり、書道専門コース・書道科を設置している県立高校として大宮光陵高校、伊奈総合学園などもある。


民間書写・書道教育者としては、先に紹介の埼玉県書道人連盟は約1000人の会員、『書道年鑑』誌掲載の埼玉書道紳士録 掲載 約1000名、埼玉県内で発行の競書雑誌 約26誌が発行されており、約4万名がすでに書道教室に通っていると推定される。


産経新聞社主催「さいたま閨秀100選展」は、女流展では唯一、30数回を重ねる。
小社顧客は、県内ばかりではなく、日展、読売書法展、毎日書道展、産経国際書展などで活躍される作家・団体も多く、斯界ではひろく知られる存在である。

きれいな字と日本人 (バラエティ/情報)
22:16~
埼玉県民が字がきれいな理由は「硬筆」の教育に力を入れているという事が判明。

小学生の生徒に話を聞くと「6B」や「10B」を使用しており、「10B」の箱には「埼玉限定硬筆」と記載されていた。そして取材をさせてもらった泰平小学校のクラスで一番きれいな字を書くのはひやまくんで女子からカッコいいと褒められモテモテの状態だった。

埼玉県が字の教育に力を入れている理由に、書道教育を引っ張ってきた伝統があるなど説明した。

VTRを振り返りトーク。MEGUMIさんは書道八段の上で谷元アナより上の段位と明かした。

今回の日本ツウは横浜国立大学の青山浩之教授で日本人がきれいな字にこだわるのは文字でその人の教養、身分などを読み取ろうとしてきた説明。

磯田道史教授も武士階級の人が書いた文字と公家の人の文字を比べて見せた。
字から相手について読み取ろうとするのは今もある。

リクルートキャリア就職みらい研究所の増本さんは履歴書から会社への熱意、志望度などがみられていると話す。「書は体を表す」を検証するため芸能人の書を確認した。

すぐ使える大人っぽい字を書く極意を紹介。
かまいたちの2人に教えてくれるのはペン字講師の萩原季実子さん。まずは普段の文字をチェックした。

きれいな字を書くポイント1つ目は「1:2の法則」で文字を1:1で書く人が多いが1:2で書くのが良いと話す。

また、個性を生かしつつ大人っぽい字を書くポイントとして「逆台形」と話す。

日本語には「司」など四角い文字が多いが真四角のように書くと幼い印象になってしまう。これを「口」などを逆台形を意識して書くのが良い。

そしてポイント3つ目は「スキマ」で「目」などきっちりと書くことが多いがわずかにスキマをあけることで大人っぽい文字になるという。

講習を受けた山内が文字を書いて印象が変わった。

◇第2回  
大型連休の競書誌への影響?
月末、月初発送の場合受け取り手は?
教室は二週お休み?せっかくとどけた雑誌は使われない?

 

 

 

※埼玉は6月、学校で硬筆コンクールへの取り組みが始まる
〇顧客情報


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「才」と「歳」

2023年07月07日 | 《光陽からのお知らせ》

年齢を表すときには「○歳」と「○才」のどちらを使うのでしょうか。

公用文や法令など、正式には「○歳」と書きます。
ただ、「歳」は中学校で学習する漢字であることや画数が多くて難しい字であることから、小学校低学年向けの読み物や日常生活などでは、「○才」と書かれることも多く見受けられます。

けれども、小学校の教科書では、「才」という漢字は使わず、「○さい」のように、平仮名を使っています。
「才」は、2年生で学習する漢字ですが、たとえ6年生の教材であっても、年齢を表す際には、「○○さい」という平仮名の表記を使っています。

実は、「才」は本来「才能」や「能力」といった意味をもつ漢字で、年齢という意味をもっていません。そのため、漢字がもつ本来の意味を重視して、年齢を表す「○さい」という場合には「才」を使用しないことを、原則にしているのです。中学校で「歳」という漢字を学習した後は、「○歳」 という漢字の表記を使って年齢を表しています。


《光陽》学生部改革の方向性 の10章

2023年07月07日 | 《光陽からのお知らせ》

《光陽》学生部改革の方向性 の10

 

 文科省 新指導要領のその先を見渡して 以下を提案させてていただきます。

指導要領の方向性

(1)

古文や漢文等の伝統的な言語文化は,創造と継承を繰り返しながら形成されてきました。

新学習指導要領では,改正教育基本法において伝統や文化に関する教育が重視されたことを踏まえ、伝統的な言語文化をを小学校低学年から取り上げて親しむようにし、我が国の言語文化を継承し,新たな創造へとつないでいくことができるよう内容を構成しています。

 小学校では、例えば、低学年では昔話や神話・伝承など、中学年では易しい文語調の短歌や俳句、慣用句や故事成語、高学年では古文・漢文などを取り上げています。なお、伝統的な言語文化に関する指導については、第1学年から第6学年までの各学年において継続して指導し、古典に親しめるよう配慮することが必要ですとしています。

 また、中学校では、生徒が古典に一層親しめるようにするとともに、我が国に長く伝わる言語文化について関心を広げたり深めたりすることを重視して指導するようにします。

 そのために、例えば、第1学年では文語のきまりや訓読の仕方を知って音読すること、第2学年では古典に表れたものの見方や考え方に触れること、第3学年では歴史的背景などに注意して古典を読むことなどを取り上げています。教材については、生徒が古典の文章の内容を概括したり古典の文章に関する様々な事柄に触れたりすることができるよう、古典の原文だけでなく、分かりやすい現代語訳や古典の世界について解説した文章などを適切に取り上げることが必要なのです。

(2) 日常の中でローマ字表記が添えられた案内板やパンフレットを見たり、コンピュータを使う機会が増えたりするなど、ローマ字は児童の生活に身近なものになってきています。また、小学校3年生から、総合的な学習の時間においてコンピュータを用いた調べる学習などを行うなど、キーボードを用いる機会が増えます。

 これらのことから、これまでは第4学年であったものを、今回の改訂では,第3学年の事項としてローマ字を使った読み書きをより早い段階において指導するようにしています。

 なお,平成21年度から22年度までの新学習指導要領への移行期間中、現行小学校学習指導要領による場合、平成22年度の第3学年の指導に当たっては、ローマ字の事項を加えることとしております。その教材については各学校の実態に応じて適切に工夫し指導する必要があります。


(3)

書写の指導については,手紙を書いたり記録をとったりするなどの日常生活や学習活動に役立つようにする観点から改善を図ります。

 例えば第5学年及び第6学年では、用紙全体との関係に注意して書いたり、書く速さを意識して書いたりすることや、目的に応じて使用する筆記具を選び、その特徴を生かして書くことなどを求めています。

 また、毛筆を使用する書写は、第3学年以上の各学年で行い硬筆による書写の能力の基礎を養うよう指導し、硬筆を使用する書写の指導は、第1学年から第6学年までの各学年で行うとともに、文字を正しく整えて書くようにすることに留意する必要があります。

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(1章)

▶小学校段階から 古典を理解する素地を形成していく

            →高野切、孔子廟堂碑、九成宮⇒美文字の感性を鍛える

(2)章 ひらがなは「高野切」、漢字は「孔子廟堂碑」あるいは「九成宮」をベースにした漢字を、教科書体に寄せた書風とする

(3)章▶中学校は、「蘭亭序」をベースに、楷書は北魏の用筆も学ぶ。簡単な隷書にも親しむ。かなは、「高野切」から「寸松庵色紙」をベースに実用の美文字手紙も書く力をつける。⇒文字の芸術性の感性を鍛える

(4)章▶課題語句は、「論語」を念頭にして選句。渋沢榮一との関係性を親しむ

カタカナ・アルファベットも取り入れる。

 

(5)章▶中学は、文学的な語句に親しむ 

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(6)章▶実技だけでなく、簡単に美文字理論に親しむ―美の法則《左右対称、疎と密、気と骨、結構法》

、憧れの書人・文人をみつける

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(7)▶子どもたちが興味を持つ用具・用材のモダン化→三角鉛筆(持ち方を正しく)、カラー水筆(筆ペンで筆の柔らかさを学ぶ)3色ボールペン、辞書・字典の活用+付せん、タブレットでの動画学習

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(8)▶季節に応じた 書道イベントとコンクールへのチャレンジ

埼玉県硬筆コンクール、埼玉県書初めコンクール、夏休みJAコンクール、ひなみやび書画展での入賞

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(9)国語力の向上へ 小学生新聞の書き取りによる文章力「読解力」「理解力」「思考力」の育成

小学生新聞の情報力を活用し、社会への関心も高める

→サンターの手紙、父・母への手紙、ジジババへの手紙、神様・仏様への手紙→作文力の向上

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(10)
精神集中力の育成→座禅、墨すり、タイマーを使った時間管理意識の向上

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                                 以上