□『徐文長』 内山知也 監修/明清文人研究会 編 白帝社 A5 352頁 2009年4月3,990円 9784891749736明代後期の文人・徐渭を交友関係、伝説、文学思想、散文、詩、詞、戯曲、書、画、自用印を通し、徹底的に分析。年譜も含めた徐渭研究書。「正統ではない」文人徐渭の体魂(身体と精神)を交友、伝説、文学思想、散文、詩詞、戯曲、書画、印から徹底研究。年譜、参考文献を付す。 □『傅山墨翰』 今川鴎洞 主編著 傅山研究会 A4 80頁 2009年4月 2,100円哭子詩、嗇廬翰墨、傅山小楷千字文、臨傅山楽毅論、太原段帖、復作帰田去、有覚空庭雪を収録する。 □『カラー復刻版 日本記念絵葉書総図鑑』 島田健造/友岡正孝 編郵趣サービス社 A5 286頁 2009年1月 3,800円 9784889637038逓信省発行を中心とする内地、および台湾・朝鮮・樺太・満州国等外地の官製記念絵葉書を集大成した不朽の名著が、1985年の刊行から24年を経て、収集家の熱いご要望に応えてカラーで復刻。記念絵葉書だけでなく、記念絵葉書のもととなった切手もカラーで網羅する。
□『墨 2009年5・6月号 特集:篆刻を始めよう』 芸術新聞社 B4 240頁 2009年6月2,350円〈特集〉篆刻を始めよう―ステップアップ式 入門講座/〈企画〉加島祥造の世界生命の躍動を伝える〈新連載〉1. 書は人なり「丹愚」松井如流の書(廣瀬保雄)2. 表現の内と外 藁屋に名馬(財前謙) 3. 日本書の〈根源〉へ 書とメタモルフォーゼ(石川翠)ほか。 ▲『ザナドゥーへの道』 中野美代子 青土社 四六 238頁 2009年5月 1,995円9784791764839中国史を知悉する著者が、中国を訪れたヨーロッパ人を評伝的に取り上げ、彼らのアジアへの視線を描き出す。取り上げるのは、ミカエル・ボイム、景教僧アロペン、ポール・ペリオほか全12名。 ▲『故郷/阿Q正伝』(光文社古典新訳文庫) 魯迅/藤井省三 訳 光文社 文庫352頁 2009年4月 800円 9784334751791魯迅は中国が近代的国民国家へと大変貌を遂げる際に、主体的に変革に参加しない膨大な群衆、参加しようにも参加できない過去の幽霊のような人々を描き出し、新しい時代の国民性を模索した。(訳者) ▲『異郷の日本語』 金石範/青山学院大学文学部日本文学科 編 社会評論社四六 202頁 2009年4月 2,100円 9784784509515安定した〈日本文学〉の環境、その基底材たる〈日本語〉を深く当惑させる目論み。かつて「文学」は、どこか特定の国家の名を冠して呼ばれ、理解されてきた。「日本文学」という枠の外側に身を置いて、そこからあらためて「日本語」を考えることはできないだろうか。作家・金石範を囲み、〈日本語文学〉〈ことばの呪縛〉〈植民地〉〈翻訳と身体〉などをめぐって交わされた対話の記録。 ▲『五星大飯店 ファイブスターホテル 下』 海岩/近藤博 訳 講談社 四六352頁 2009年4月 1,575円 9784062150644命を狙われた金志愛を助けるべく、ひとりで巨大企業に立ち向かう潘玉龍。舞台は、中国からチベットへと移り、湯豆豆や楊悦の人生も狂わせていく……ドラマ版とは違う、衝撃の結末!中国の超人気娯楽小説、ついに完結。 ▲『鹿鼎記 6 クレムリンの女帝』 金庸/岡崎由美,小島瑞紀 訳 徳間書店 文庫448頁 2009年5月 840円 9784198929732 △『明人とその文学』 松村昂 編著 汲古書院 A5 216頁 2009年3月 4,200円9784762928635《目次》はじめに(松村昂)、明代女性古文家の登場(曹虹/大平幸代 訳)、明代における非古の文体と女性(野村鮎子)、沈周詩の表現について―詞及び非伝統的表現の使用を中心に(和泉ひとみ)、唐順之の生涯と文学論(田口一郎)、万暦五年の情死事件についての一考察(上原徳子)、袁宏道の詩「答李子髯」二首をめぐって(松村昂)、明末の蘇州と揚州の物語―短篇白話小説集『警世通言』から(廣澤裕介)、龍會蘭池録』について―もう一つの『拜月亭』(大賀晶子)、孫[月賓]と[广<龍]涓の物語(田村彩子)、『平妖傳』成立考(小松謙)、あとがき(廣澤裕介) △『林[糸予]研究論集』樽本照雄 清末小説研究会 A5 412頁 2009年5月 8,400円《目次》阿英による林[糸予]冤罪事件――『吟辺燕語』序をめぐって/林訳「ハムレット」――『吟辺燕語』から/ラム版『シェイクスピア物語』最初の漢訳と林訳/ラム版『シェイクスピア物語』最初の漢訳と林訳――「十二夜」を中心に/林訳シェイクスピア――クイラー=クーチ版「ジュリアス・シーザー」/林訳チョーサー/林訳ユゴー/中国現代文学史における林[糸予]の位置/林[糸予]落魄伝説/陳独秀の北京大学罷免――『林[糸予]冤罪事件簿』補遺/周作人が魯迅を回想して林[糸予]に言及する/『林[糸予]冤罪事件簿』ができるまで
△『アジアのなかの和歌の誕生』西條勉 笠間書院 A5 376頁 2009年3月 9,240円9784305704528音声学・音韻論・音楽学・心理学・比較言語学といった様々の分野の研究をひとつのテーブルに載せ、和歌誕生の経緯と全貌を究明した野心作。ウタは声のことばにおいてあらわれる。声のことばと文字のことばの中間で誕生する、和歌という詩形式に迫るため詩学を導入。和歌の本性をナショナリズムの狭い殻から救い出し、異なった言語圏の詩歌と比較しつつ、外部からの照射によって本質を炙り出す。
△『NHK新漢詩紀行 友愛深厚篇』 石川忠久 監修 NHK出版 B5 192頁 2009年4月2,100円 9784140813553NHKのミニ番組「新漢詩紀行」の出版化。放送は1990年から1996年にかけて制作されたのもだが、写真は、今回新たに撮影された映像から選りすぐって収録する。ピンイン表記つき。
△『ポエ爺さんの四句八句』 水出和明 文芸社 A5 138頁 2009年5月 1,260円9784286062693
△『三国志演義のウソとタブー』 別冊宝島編集部 編 宝島社 四六 256頁2009年4月 600円 9784796669658赤壁の敗戦後、関羽は曹操を見逃してはいなかった? 魯粛には主の孫権も頭が上がらなかった? 孔明は10万本の矢を集めてはいない?『三国志演義』で語られている「英傑たちの伝説」の真偽を演義と正史の違いを中心に検証。また、劉備は本当に「義」のためだけに戦ったのか、といった英傑たちの本当の人物像もクローズアップ。映画等で盛り上がる三国志の真実の姿が明らかになる。
△『三国志 赤壁伝説』 満田剛 白帝社 四六 324頁 2009年4月 1,890円9784891749729『三国演義』から『蒼天航路』、『BB戦士三国伝』などの小説、マンガまで史実と比較検証するほか、歴史書『三国志』での「赤壁の戦い」についても、魏・呉・蜀漢それぞれの視点から詳細に分析する。『三国志』豆知識や人物事典、年表・地図も充実。
△『江湖派研究 第1輯』 宋代詩文研究会江湖派研究班 B5 212頁 2009年2月1,890円古今體詩における近世の萌芽-南宋江湖派研究事始/内山精也、戴復古集編刻流傳攷/王嵐、戴復古五律譯注(1)/江湖派研究班
▼『図解 中国武術』 小佐野淳 新紀元社 四六 232頁 2009年5月 1,365円9784775306697ひとくちに中国武術といっても、「太極拳」「少林拳」「八卦掌」「八極拳」「蟷螂拳」など400とも 600ともいわれる門派があり、「兵器(武器)」や「套路(形)」など耳慣れない言葉も多く、かなり複雑。中国武術とはどんなものなのか?」この中国武術への興味を、図解とともに解説していく一冊。 ▽『茶の医薬史 中国と日本』 岩間眞知子 思文閣出版 A5 522頁 2009年3月9,450円 9784784214631もともと茶は薬であった。日本や中国の歴代医薬書の中には茶の記事があり、そこには茶の効能や処方のほか異名・産地・製法も記され、古辞書や『茶経』『茶譜』など茶書の抜粋も収録されており、非常に貴重な史料である。本書は、中国と日本の医薬書史料の影印を多数収録し、それらの史料から中国・日本の各時代における茶の様相とその歴史的変遷を明らかにする。
▽『父子相伝 陳家の訓え』 陳建一 祥伝社 新書 224頁 2009年4月 798円9784396111588父に続き父子二代で「現代の名工」を受賞した陳健一。その道程には偉大なる父を持った宿命に押し潰されそうになった二代目の苦悩と奮闘と、そして父から学んだ訓えがあった。(帯より)
◆『詳説 中国GDP統計 MPSからSNAへ』 許憲春/作間逸雄 監修/李潔 訳者代表 新曜社 A5 342頁 2009年4月 4,515円 9784788511521 急成長する中国GDPは過大推計なのか? SNA準拠のGDP統計作成を総指揮した許憲 春国家統計局副局長が、その推計法と問題点を明解に物語る。
◆『アジア日系企業と労働格差』 宮本謙介 北海道大学出版会 A5 194頁2009年4月 2,940円 9784832967113《目次》序論/第1章 中国・広東省の日系企業と労働市場―東莞市の事例分析/第2章 中国・上海市の日系企業と労働市場―浦東新区の事例分析/第3章 インドの日系企業と労働市場―デリー首都圏の事例分析/第4章 タイの日系企業と労働市場―バンコク首都圏の事例分析/第5章 マレーシアの日系企業と労働市場―クアラルンプル首都圏の事例分析/第6章 インドネシアの日系企業と労働市場―ジャカルタ首都圏の都市雑業との比較分析/終章 アジア日系企業と労働格差
◆『中国における企業と市場のダイナミクス』(中央大学政策文化総合研究所研究 叢書 9) 丹沢安治 編著 中央大学出版部 A5 212頁 2009年3月 2,520円 9784805714089 これまでの中国発展の原動力の源は確かに、外資の導入とそれによる生産基地と しての経済活動にあった。しかし次の時代の中国を考えるとき、別の姿がある。 たとえば、中央政府や地方政府によって強力に推進されているイノベーションシ ステムとしての、大学発サイエンスパーク、校弁企業(大学発ベンチャー)であ り、外資導入をきっかけとして形成された産業集積の独自の発展、また、自生的 に発生した温州の商人集団が問題になるだろう。大学生の起業にそれを求めるこ ともできるだろう。本書は、日本人研究者5名、中国人研究者6名を集め、中国 国内の企業と市場におけるこれからの経済発展の原動力を抉り出そうとした日中 の研究交流の成果である。
◆『中国の労働事情』 戴秋娟 社会経済生産性本部生産性労働情報センターA5 96頁 2009年4月 945円 9784883723454《目次》第1章 就業者の動向/第2章 労働市場の特徴/第3章 農村労働力の移動/第4章 都市部の雇用問題/第5章 若年層の雇用問題/第6章 都市部の非正規雇用/第7章 社会保障改革とその課題/第8章 中国労働市場の課題と展望
◆『中国進出企業の移転価格税制対策』 亀井廉幸 中央経済社 A5 306頁2009年5月 3,150円 9784502979507中国特有の移転価格税制の実務問題を取りあげ、昨年末に改正された最新の法令に基づき解説。納税者の立場から課税されないための方策に力点を置いた具体的記述による実践書。
◆『自然と経済から見つめる北東アジアの環境』 和田直也,今村弘子 編著富山大学出版会 A5 312頁 2009年4月 1,890円 9784340530113環境問題が地域ごとの人間活動による影響の積み重ねで広域化していることを考えれば、地域レベルでの環境を理解することなしには地球規模の現象を理解することは難しいと言える。本書は「環日本海」を視座に、自然科学と経済学の学際的アプローチから環境問題の本質に迫る一冊。
◆『中国辺境の地域産業発展戦略 西部大開発と寧夏回族自治区』 関満博 編/経営労働協会 監修 新評論 A5 366頁 2009年4月 4,725円 9784794807953辺境地区における重工業化の新展開、砂漠緑化と貧困克服への興味深い取り組みを初めて詳細に報告。
◆『現代中国の政治的安定』(アジ研選書17 現代中国分析シリーズ2)佐々木智弘 編 アジア経済研究所 A5 186頁 2009年3月 2,415円 9784258290178《目次》序章:中国の政治的安定と共産党の一党支配体制/第1章:調和社会と都市部における「群体性事件」/第2章:農地収用問題をめぐる政治的リスク/第3章:労働者の権益保障をめぐるガバナンス/第4章:中国の国家統合と新疆ウイグル自治区の民族問題/第5章:県レベルの経済発展と管理体制/第6章:冷戦後における中国の多国間外交の展開/第7章:幹部管理と現代公務員制─党政エリート選抜制度の変容
◆『航空ファン 2009年5月号 特集:中国の空母と航空戦力』 ワールドフォトプレス B5 2009年5月 1,300円特集「中国の空母と航空戦力」。近年、増強著しい中国軍の中でも特に近代化が進む空海軍の航空戦力の全貌を、新戦力となる空母や最近では国
□『墨 2009年5・6月号 特集:篆刻を始めよう』 芸術新聞社 B4 240頁 2009年6月2,350円〈特集〉篆刻を始めよう―ステップアップ式 入門講座/〈企画〉加島祥造の世界生命の躍動を伝える〈新連載〉1. 書は人なり「丹愚」松井如流の書(廣瀬保雄)2. 表現の内と外 藁屋に名馬(財前謙) 3. 日本書の〈根源〉へ 書とメタモルフォーゼ(石川翠)ほか。 ▲『ザナドゥーへの道』 中野美代子 青土社 四六 238頁 2009年5月 1,995円9784791764839中国史を知悉する著者が、中国を訪れたヨーロッパ人を評伝的に取り上げ、彼らのアジアへの視線を描き出す。取り上げるのは、ミカエル・ボイム、景教僧アロペン、ポール・ペリオほか全12名。 ▲『故郷/阿Q正伝』(光文社古典新訳文庫) 魯迅/藤井省三 訳 光文社 文庫352頁 2009年4月 800円 9784334751791魯迅は中国が近代的国民国家へと大変貌を遂げる際に、主体的に変革に参加しない膨大な群衆、参加しようにも参加できない過去の幽霊のような人々を描き出し、新しい時代の国民性を模索した。(訳者) ▲『異郷の日本語』 金石範/青山学院大学文学部日本文学科 編 社会評論社四六 202頁 2009年4月 2,100円 9784784509515安定した〈日本文学〉の環境、その基底材たる〈日本語〉を深く当惑させる目論み。かつて「文学」は、どこか特定の国家の名を冠して呼ばれ、理解されてきた。「日本文学」という枠の外側に身を置いて、そこからあらためて「日本語」を考えることはできないだろうか。作家・金石範を囲み、〈日本語文学〉〈ことばの呪縛〉〈植民地〉〈翻訳と身体〉などをめぐって交わされた対話の記録。 ▲『五星大飯店 ファイブスターホテル 下』 海岩/近藤博 訳 講談社 四六352頁 2009年4月 1,575円 9784062150644命を狙われた金志愛を助けるべく、ひとりで巨大企業に立ち向かう潘玉龍。舞台は、中国からチベットへと移り、湯豆豆や楊悦の人生も狂わせていく……ドラマ版とは違う、衝撃の結末!中国の超人気娯楽小説、ついに完結。 ▲『鹿鼎記 6 クレムリンの女帝』 金庸/岡崎由美,小島瑞紀 訳 徳間書店 文庫448頁 2009年5月 840円 9784198929732 △『明人とその文学』 松村昂 編著 汲古書院 A5 216頁 2009年3月 4,200円9784762928635《目次》はじめに(松村昂)、明代女性古文家の登場(曹虹/大平幸代 訳)、明代における非古の文体と女性(野村鮎子)、沈周詩の表現について―詞及び非伝統的表現の使用を中心に(和泉ひとみ)、唐順之の生涯と文学論(田口一郎)、万暦五年の情死事件についての一考察(上原徳子)、袁宏道の詩「答李子髯」二首をめぐって(松村昂)、明末の蘇州と揚州の物語―短篇白話小説集『警世通言』から(廣澤裕介)、龍會蘭池録』について―もう一つの『拜月亭』(大賀晶子)、孫[月賓]と[广<龍]涓の物語(田村彩子)、『平妖傳』成立考(小松謙)、あとがき(廣澤裕介) △『林[糸予]研究論集』樽本照雄 清末小説研究会 A5 412頁 2009年5月 8,400円《目次》阿英による林[糸予]冤罪事件――『吟辺燕語』序をめぐって/林訳「ハムレット」――『吟辺燕語』から/ラム版『シェイクスピア物語』最初の漢訳と林訳/ラム版『シェイクスピア物語』最初の漢訳と林訳――「十二夜」を中心に/林訳シェイクスピア――クイラー=クーチ版「ジュリアス・シーザー」/林訳チョーサー/林訳ユゴー/中国現代文学史における林[糸予]の位置/林[糸予]落魄伝説/陳独秀の北京大学罷免――『林[糸予]冤罪事件簿』補遺/周作人が魯迅を回想して林[糸予]に言及する/『林[糸予]冤罪事件簿』ができるまで
△『アジアのなかの和歌の誕生』西條勉 笠間書院 A5 376頁 2009年3月 9,240円9784305704528音声学・音韻論・音楽学・心理学・比較言語学といった様々の分野の研究をひとつのテーブルに載せ、和歌誕生の経緯と全貌を究明した野心作。ウタは声のことばにおいてあらわれる。声のことばと文字のことばの中間で誕生する、和歌という詩形式に迫るため詩学を導入。和歌の本性をナショナリズムの狭い殻から救い出し、異なった言語圏の詩歌と比較しつつ、外部からの照射によって本質を炙り出す。
△『NHK新漢詩紀行 友愛深厚篇』 石川忠久 監修 NHK出版 B5 192頁 2009年4月2,100円 9784140813553NHKのミニ番組「新漢詩紀行」の出版化。放送は1990年から1996年にかけて制作されたのもだが、写真は、今回新たに撮影された映像から選りすぐって収録する。ピンイン表記つき。
△『ポエ爺さんの四句八句』 水出和明 文芸社 A5 138頁 2009年5月 1,260円9784286062693
△『三国志演義のウソとタブー』 別冊宝島編集部 編 宝島社 四六 256頁2009年4月 600円 9784796669658赤壁の敗戦後、関羽は曹操を見逃してはいなかった? 魯粛には主の孫権も頭が上がらなかった? 孔明は10万本の矢を集めてはいない?『三国志演義』で語られている「英傑たちの伝説」の真偽を演義と正史の違いを中心に検証。また、劉備は本当に「義」のためだけに戦ったのか、といった英傑たちの本当の人物像もクローズアップ。映画等で盛り上がる三国志の真実の姿が明らかになる。
△『三国志 赤壁伝説』 満田剛 白帝社 四六 324頁 2009年4月 1,890円9784891749729『三国演義』から『蒼天航路』、『BB戦士三国伝』などの小説、マンガまで史実と比較検証するほか、歴史書『三国志』での「赤壁の戦い」についても、魏・呉・蜀漢それぞれの視点から詳細に分析する。『三国志』豆知識や人物事典、年表・地図も充実。
△『江湖派研究 第1輯』 宋代詩文研究会江湖派研究班 B5 212頁 2009年2月1,890円古今體詩における近世の萌芽-南宋江湖派研究事始/内山精也、戴復古集編刻流傳攷/王嵐、戴復古五律譯注(1)/江湖派研究班
▼『図解 中国武術』 小佐野淳 新紀元社 四六 232頁 2009年5月 1,365円9784775306697ひとくちに中国武術といっても、「太極拳」「少林拳」「八卦掌」「八極拳」「蟷螂拳」など400とも 600ともいわれる門派があり、「兵器(武器)」や「套路(形)」など耳慣れない言葉も多く、かなり複雑。中国武術とはどんなものなのか?」この中国武術への興味を、図解とともに解説していく一冊。 ▽『茶の医薬史 中国と日本』 岩間眞知子 思文閣出版 A5 522頁 2009年3月9,450円 9784784214631もともと茶は薬であった。日本や中国の歴代医薬書の中には茶の記事があり、そこには茶の効能や処方のほか異名・産地・製法も記され、古辞書や『茶経』『茶譜』など茶書の抜粋も収録されており、非常に貴重な史料である。本書は、中国と日本の医薬書史料の影印を多数収録し、それらの史料から中国・日本の各時代における茶の様相とその歴史的変遷を明らかにする。
▽『父子相伝 陳家の訓え』 陳建一 祥伝社 新書 224頁 2009年4月 798円9784396111588父に続き父子二代で「現代の名工」を受賞した陳健一。その道程には偉大なる父を持った宿命に押し潰されそうになった二代目の苦悩と奮闘と、そして父から学んだ訓えがあった。(帯より)
◆『詳説 中国GDP統計 MPSからSNAへ』 許憲春/作間逸雄 監修/李潔 訳者代表 新曜社 A5 342頁 2009年4月 4,515円 9784788511521 急成長する中国GDPは過大推計なのか? SNA準拠のGDP統計作成を総指揮した許憲 春国家統計局副局長が、その推計法と問題点を明解に物語る。
◆『アジア日系企業と労働格差』 宮本謙介 北海道大学出版会 A5 194頁2009年4月 2,940円 9784832967113《目次》序論/第1章 中国・広東省の日系企業と労働市場―東莞市の事例分析/第2章 中国・上海市の日系企業と労働市場―浦東新区の事例分析/第3章 インドの日系企業と労働市場―デリー首都圏の事例分析/第4章 タイの日系企業と労働市場―バンコク首都圏の事例分析/第5章 マレーシアの日系企業と労働市場―クアラルンプル首都圏の事例分析/第6章 インドネシアの日系企業と労働市場―ジャカルタ首都圏の都市雑業との比較分析/終章 アジア日系企業と労働格差
◆『中国における企業と市場のダイナミクス』(中央大学政策文化総合研究所研究 叢書 9) 丹沢安治 編著 中央大学出版部 A5 212頁 2009年3月 2,520円 9784805714089 これまでの中国発展の原動力の源は確かに、外資の導入とそれによる生産基地と しての経済活動にあった。しかし次の時代の中国を考えるとき、別の姿がある。 たとえば、中央政府や地方政府によって強力に推進されているイノベーションシ ステムとしての、大学発サイエンスパーク、校弁企業(大学発ベンチャー)であ り、外資導入をきっかけとして形成された産業集積の独自の発展、また、自生的 に発生した温州の商人集団が問題になるだろう。大学生の起業にそれを求めるこ ともできるだろう。本書は、日本人研究者5名、中国人研究者6名を集め、中国 国内の企業と市場におけるこれからの経済発展の原動力を抉り出そうとした日中 の研究交流の成果である。
◆『中国の労働事情』 戴秋娟 社会経済生産性本部生産性労働情報センターA5 96頁 2009年4月 945円 9784883723454《目次》第1章 就業者の動向/第2章 労働市場の特徴/第3章 農村労働力の移動/第4章 都市部の雇用問題/第5章 若年層の雇用問題/第6章 都市部の非正規雇用/第7章 社会保障改革とその課題/第8章 中国労働市場の課題と展望
◆『中国進出企業の移転価格税制対策』 亀井廉幸 中央経済社 A5 306頁2009年5月 3,150円 9784502979507中国特有の移転価格税制の実務問題を取りあげ、昨年末に改正された最新の法令に基づき解説。納税者の立場から課税されないための方策に力点を置いた具体的記述による実践書。
◆『自然と経済から見つめる北東アジアの環境』 和田直也,今村弘子 編著富山大学出版会 A5 312頁 2009年4月 1,890円 9784340530113環境問題が地域ごとの人間活動による影響の積み重ねで広域化していることを考えれば、地域レベルでの環境を理解することなしには地球規模の現象を理解することは難しいと言える。本書は「環日本海」を視座に、自然科学と経済学の学際的アプローチから環境問題の本質に迫る一冊。
◆『中国辺境の地域産業発展戦略 西部大開発と寧夏回族自治区』 関満博 編/経営労働協会 監修 新評論 A5 366頁 2009年4月 4,725円 9784794807953辺境地区における重工業化の新展開、砂漠緑化と貧困克服への興味深い取り組みを初めて詳細に報告。
◆『現代中国の政治的安定』(アジ研選書17 現代中国分析シリーズ2)佐々木智弘 編 アジア経済研究所 A5 186頁 2009年3月 2,415円 9784258290178《目次》序章:中国の政治的安定と共産党の一党支配体制/第1章:調和社会と都市部における「群体性事件」/第2章:農地収用問題をめぐる政治的リスク/第3章:労働者の権益保障をめぐるガバナンス/第4章:中国の国家統合と新疆ウイグル自治区の民族問題/第5章:県レベルの経済発展と管理体制/第6章:冷戦後における中国の多国間外交の展開/第7章:幹部管理と現代公務員制─党政エリート選抜制度の変容
◆『航空ファン 2009年5月号 特集:中国の空母と航空戦力』 ワールドフォトプレス B5 2009年5月 1,300円特集「中国の空母と航空戦力」。近年、増強著しい中国軍の中でも特に近代化が進む空海軍の航空戦力の全貌を、新戦力となる空母や最近では国