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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

熊本が誇る日本料理 27

2015年04月23日 | 九州シリーズ



水前寺公園からホテルに帰り、あとは風呂に入って夜の酒を待つ。
右の県民百貨店は閉店になり、中央の熊本交通センターもなくなるそうです。
たしかに建物は老朽化しているようですのう。



さて先週来たときには宴会が入っており、満席で入れなかった割烹。この日は
誰もおらず、「今日は予約も入ってなくて、誰も来ないからよく来て頂きました」と
女将さんに喜ばれる。まさかのひとり状態。



熊本の酒、墨守(ぼくしゅ)。ここより南にいくと、もう焼酎一色なので、ここら
あたりが日本酒の南限なのかしら。

さて一年前に初めて来た私ですが、それなりに覚えていて頂けました。あのときも
最後は俺ひとりになり、外の一階まで降りて見送ってくれましたっけ。



こちらでは地元の料理を少しずつ味わえる「郷味コース」というのがあるのですが、
それに加えて、この店の名物でもある「天草のカワハギ活き造り」を作ってもらい
ました。淡白で歯ごたえのある身と、濃厚な肝を合わせて食べるのが贅沢です。



このお方に犠牲になってもらいました。スミマセン。。。



こちらも熊本の酒、「泰斗」(たいと)のにごり。これを飲んでいるときに、会社員の
おっさんが、おそらくは同僚の年下の女性を連れて小上がりに座りました。女将に
「何を飲んだらいいだろう」なんて聞いたので、女将さんは「いま限定のにごりが
ありますよ。ほらこちらのお客さんが飲んでいる…」と私のほうに目をやりました。

これはけっこう旨かったので、
「これはなかなか良いですよ」と勧めてやりました。

そのおっさん、出されてひと口飲んでみたら…「あっまぁ~~い…w」と不満顔。

あのねー、にごりは基本的に甘口でしょーが。グチグチ言うなら、最初っから人に
「何のんだらいいの」なんて聞くなっ(=゜益゜):;*.’:;



そのうちにまた電話がかかり、予約がひとり入ったそうで、女将さんは俺が来てから
客が次々に入るので「福の神です~^^」なんて言ってくれる。ただ一番に来ただけじゃ

大将が、こちらのカウンターにひとりの女性が来ますよ。 …となっ!w(゜゜)w

なにやらエリート社員だとか?こういう状況は滅多にない、いや初めてか(^益^;

いらっしゃいました。
 びしっとショートカット。
  隣りで飲んでるおっさん相手にも、てきぱきと無駄のない応答。
きっと小さい頃から大学出るまで成績一番で、先生からも一目置かれ、子供なのに
 大人じみてたんだろうなあ~。
  まだお若いのに、こんな割烹にひとりでやってきて飲むのだなあ~。
このハイ・スペックな女性が一目置けるような、つり合う男はどこにいるのかなぁ。



少なくとも俺ぢゃねーことは確かな空気を感じつつ、〆に焼酎をロックで。
だってせっかく女性が隣に来たのに、入れ替わりで帰るってテはねーもんなあ~。

いあ、まぁ~だからといって、特に話に花が咲くこともなく、例のごとく、私は
ひとり繁華街を彷徨い千鳥足で帰るのであった…w


水前寺成趣園つづき 26

2015年04月21日 | 九州シリーズ



熟年の御夫婦が、仲良さそうに写真を撮ったりしています。「生まれ変わったと
しても、またこの人♪」って、夫婦そろって思っているなんてカポーは、どれくらいの
割合でいるんだろ?「そろって」なら、3%未満か?



細川さんのようですね。むかしの職場で、細川さんというきれいな女性がいました。
「紹介してほしい」という友人がいたので、ほとんど話したことない人なのに、
「あの~、独身でいらっしゃいますよね?」と聞いたら、「ふふふ。結婚してますよ」
と一蹴されてしまいました。

「そりゃ失礼しました」と退散したのですが、あとで考えると、俺が突撃したように
思われた気がする。ねー? でもさあ、「いや俺じゃなくて、友人なんですが…」
だのなんだのグチグチ説明したら、尚更わざとらしく聞こえるよねェ?



あちらの山は、「富士山」です。東海道五十三次を模しているからなんです。



庭師もチョキチョキやるのが大変そうな場所ですなぁ。まさか船に乗って?



さて出たところに、「いきなり団子」という名物らしき団子屋がありました。
テレビに出たのなんだのと、売っているおばちゃんのでっかい写真が飾られて
いました。なぜか結婚式の写真も?



夜は満を持しての、割烹での「郷味コース」をやろうと思っているので、昼はこの
饅頭2種類でいいかな、と考える。どちらもさつまいもがガッツリ入っていて、
なかなか重いし旨かった。ほかほかなので、尚更だよ~。



なにやらフェラーリみたいな仕様の路面電車がやってきました。最新型か?



内部は全面、木目調。床もフローリングみたいになっていてカチコイイ。
他の乗客にカメラを向けると怪しげなので、ちと撮るのがはばかられてしまいまして
お見せできません~w


水前寺成趣園 25

2015年04月19日 | 九州シリーズ



熊本へ戻ってきて、まだホテルのチェックインまでは時間があるので、天気もいいし
水前寺公園、正式名称は水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)に行くことに
しました。こちらは公園の前の土産屋さん。



中に入ったとたん、おお!という美しさ。桃山様式の、回遊式庭園だそうです。
つまりぐるりと散歩して景色を楽しむわけですが、それが東海道五十三次を模した
ものだそうです。これもまた細川家のものだそうで、やはり熊本は細川の殿様が
一番なんですな。



ところで、「水前寺」ときたら、私は「清子」を思い出します。「365歩のマーチ」
ですね。なんと、チータは熊本出身で、苗字はこの庭からとり、名前は加藤清正
の清からとったんだって!

そしてなぜ「チータ」の愛称で呼ばれていたかというと、本名が「民子」さんで、
小柄だから「ちっちゃいたみちゃん」と呼ばれ、それが「ちーた」なんだってさあ。



向こうに神社が見えてきました。出水神社です。



じっちゃんばっちゃんの団体が楽しそうに歩いていましたよ。



本殿です。



池のまわりを一周する形になっています。



梅が咲いていました。やはり東京よりは少し早いですね。


島原を去って、ふたたび熊本へ 24

2015年04月18日 | 九州シリーズ



ホテルを出て、島原外港へ向かいます。また目の前で島原鉄道が行きやがった。
最後まで乗せてくれない。行き当たりばったりなのが悪いんだけど~w

うしろにエディオン電器が見えますでしょう?今や日本中の街に中国人観光客が
あふれており、この島原温泉にも団体さんがワンサカ来ています。その人たち、
なんと電器製品をたくさん買っていくんだって。こんな地方の街からもw

飲み屋で聞いた話です。電気釜をいくつも買ってゆくのは知っていましたが、
シャワートイレもひとりで何個も買っていくとか。箱に入っているとかさばって
空港でひっかかるので、箱から出して手に持ち、その箱はその場で散らかして
置いていく人もいるとか!

みんながみんなのはずもありませんけれど、そんな話はあらゆるところで話題に
なってしまいますよね^^;



さて見慣れた眉山ともサヨウナラ。また会う日まで(^益^)ノシ



あいかわらず中国人&韓国人団体客が、カモメにエサを投げて写真やらビデオやら。
カモメの前にかっぱえびせんみたいなのが飛んでおります。



しばらく船が進むと、眉山の向こう側に普賢岳が見えてきました。この日なら、
ロープウェイに乗っていって上の見晴らしは最高だったろうになあ。



カモメがたくさん見送ってくれています。
エサをもらおうと追っかけてきているだけなんだけど^^ 
こいつら、熊本までついてきて、一日何往復もしているのか?



船を降りると、熊本交通センターまではバス。年代物のボタンに気がついて撮影。
終点までなので、押す機会は得られず^^;



県民百貨店は、不在の間に閉店になっていました。ちょっと寂しい雰囲気。
最終日には、賑やかなセレモニーがあって、沢山の人が来ていたそうです。


島原最後の夜 23

2015年04月16日 | 九州シリーズ



湧水を巡る散歩も終わり、海へ向かいました。海沿いを走る島原鉄道を渡るのですが、
だ~れもいない静かな通りを歩いていると、突然「カンカンカン!」と踏切が鳴り
出した。最初に乗ろうとしたときには2分前に出ちゃって、1時間に1本だった
くせに、俺が線路を通るたびに電車が通過しやがるw



あの眉山が崩壊して、この海辺まで土砂がなだれこんできたっつ~んだからすごいよ。



暗くなってきました。そろそろ酒場タイム。



通り沿いに小さな居酒屋がありました。「いけす」「ろばた」っつ~のはいいが、
「ふぁみりー居酒屋」って…。



なかに入ってみると、伝統的な居酒屋。串焼きも旨かったぞ。
他に地元の御夫婦が来ており、大将と会話をすると、例によって方言がほとんど
わからないことも。



左の焼酎は、隣の御夫婦の旦那さんが自分のボトルから一杯すすめてくれました。
長年の常連だそうです。さて皿の上のほうに並んでいるのが、ここの自慢の「昆布
寿司」。北海道からの特注品の昆布だそうで、昆布を竹で削ってゆき、「とろろ」を
作るわけですが、その残った最後の芯のところを、この寿司に使うんだって。
その昆布の芯を、二度茹でして下ごしらえするという逸品だそうです。

隣の御夫婦は早目にお帰りになり、女将さんもお客が俺だけなので自宅のほうへ(?)
姿を消し、あとは大将による「昆布寿司」の長い歴史、若い頃の恋バナなどを
たっぷりと聞いたのでした。詳細は公表するわけにもいきませんので(^益^;



背後には大きないけすがあって、魚がストレスなくいられるそうです。このときは
事情で仕入れておらず、タイミングが悪かった。また行って鮮魚を堪能したい。
もちろんシメに昆布寿司で^^



夜中だってのに、俺が通ると島原鉄道の電車が通る。俺を狙ってきてるくらいな気分。



ホテルはこの神社の向こう。ほとんど見えない感じだが、つっきってゆく^^
「霊丘」って、名前もそそるじゃん(^益^)b



神社を通り抜けて公園に出る。残念ながら、オバケには会えなかった。
酔っ払いだと出てこないのかなw

夜行モードで撮影しておりますが、どこかに顔のようなものが見えませんか?