水前寺公園からホテルに帰り、あとは風呂に入って夜の酒を待つ。
右の県民百貨店は閉店になり、中央の熊本交通センターもなくなるそうです。
たしかに建物は老朽化しているようですのう。
さて先週来たときには宴会が入っており、満席で入れなかった割烹。この日は
誰もおらず、「今日は予約も入ってなくて、誰も来ないからよく来て頂きました」と
女将さんに喜ばれる。まさかのひとり状態。
熊本の酒、墨守(ぼくしゅ)。ここより南にいくと、もう焼酎一色なので、ここら
あたりが日本酒の南限なのかしら。
さて一年前に初めて来た私ですが、それなりに覚えていて頂けました。あのときも
最後は俺ひとりになり、外の一階まで降りて見送ってくれましたっけ。
こちらでは地元の料理を少しずつ味わえる「郷味コース」というのがあるのですが、
それに加えて、この店の名物でもある「天草のカワハギ活き造り」を作ってもらい
ました。淡白で歯ごたえのある身と、濃厚な肝を合わせて食べるのが贅沢です。
このお方に犠牲になってもらいました。スミマセン。。。
こちらも熊本の酒、「泰斗」(たいと)のにごり。これを飲んでいるときに、会社員の
おっさんが、おそらくは同僚の年下の女性を連れて小上がりに座りました。女将に
「何を飲んだらいいだろう」なんて聞いたので、女将さんは「いま限定のにごりが
ありますよ。ほらこちらのお客さんが飲んでいる…」と私のほうに目をやりました。
これはけっこう旨かったので、「これはなかなか良いですよ」と勧めてやりました。
そのおっさん、出されてひと口飲んでみたら…「あっまぁ~~い…w」と不満顔。
あのねー、にごりは基本的に甘口でしょーが。グチグチ言うなら、最初っから人に
「何のんだらいいの」なんて聞くなっ(=゜益゜):;*.’:;
そのうちにまた電話がかかり、予約がひとり入ったそうで、女将さんは俺が来てから
客が次々に入るので「福の神です~^^」なんて言ってくれる。ただ一番に来ただけじゃ
大将が、こちらのカウンターにひとりの女性が来ますよ。 …となっ!w(゜゜)w
なにやらエリート社員だとか?こういう状況は滅多にない、いや初めてか(^益^;
いらっしゃいました。
びしっとショートカット。
隣りで飲んでるおっさん相手にも、てきぱきと無駄のない応答。
きっと小さい頃から大学出るまで成績一番で、先生からも一目置かれ、子供なのに
大人じみてたんだろうなあ~。
まだお若いのに、こんな割烹にひとりでやってきて飲むのだなあ~。
このハイ・スペックな女性が一目置けるような、つり合う男はどこにいるのかなぁ。
少なくとも俺ぢゃねーことは確かな空気を感じつつ、〆に焼酎をロックで。
だってせっかく女性が隣に来たのに、入れ替わりで帰るってテはねーもんなあ~。
いあ、まぁ~だからといって、特に話に花が咲くこともなく、例のごとく、私は
ひとり繁華街を彷徨い千鳥足で帰るのであった…w