さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

一ノ関の夜

2022年08月30日 | 東北シリーズ


一ノ関の夜は(まだ明るいが)、酒の揃いが有名な「喜の川」に。


ここのラインナップはすごいー。田酒やら十四代やら、なかなかお目にかかれない
ようなのがズラーリw しかもお値段おさえめ( ゚Д゚)

目移りするが、やはり旅先では地酒を飲まねば。というわけで、一番上にある一関の
酒蔵から「関山」、昼間に酒造を訪れた「世嬉の一」、「磐乃井」、「玉の春」と
まだ飲んだことないのを順番に(^_-)-☆


お通しで豆腐。これがいい味。酒飲みの趣向をわかってるなー。


んで白身魚を頂く。日本酒には脂の乗ったやつよりも、白身のほうが合うんですー。

いつしか隣に座った初老の男性客と話が始まった。青春18きっぷを使って全国の
酒場を巡っているとか。我が故郷、東京下町の有名酒場にも行ったことがあるとかで
話がはずむ。近年は酒場巡りのテレビ番組が増えているが、なかでも「酒場放浪記」で
有名な吉田類はお嫌いだとか。「なんだよ、かんぱ~いなんてさ!」だって(^益^;
私の友人は「ふらり旅 居酒屋百選」の太田和彦が嫌いで、「なんか気取ってる」
とか言っていました。(´-ω-`)
私はどちらも嫌いじゃありませんが、一番好きなのは「離島酒場」の松尾貴史です。
自然体の脱力系で、飲むのを楽しんでいる感があるからかなあ。


「喜の川」はとてもいい店でした。一ノ関に来ることがあればまた来たい。ただ
そういう機会があるかな?


出てきた酒場のすぐ近くにある「白衣の天使」は「20年」だそうです^^; 
「天使」は出てきそうにないなーw 迫力のある婦長さんみたいな?( ゚Д゚)・・・


さて2軒目というより、ホテル併設の蔵がバーになっており、宿泊者には「一杯
サービス」という特典があるので、そこに行ってみる。


すると無料なのはグラスのビールとソフトドリンク、たいしたものではないw
選択するまでもなくビールを飲む。

するとワラワラと宿泊客がやってきて、中年グループの男女がすぐうしろに座った。
そのなかのオジサンがでかい声で自分の南米への旅行の話を怒涛の如く大声で話し
続けた。「トランクの名札を漢字で書いたら中国人と間違えられるっていうからさー!」
だの、自慢話なんだかわからない内容をとぎれなく延々と話している。うんざりだw

そのグループの女性軍は適当に相槌を打っていたが、ソフトドリンクを一杯飲み
終わったらさっさと「部屋に戻る」と出て行ってしまった。「なんだよつまらないなー!」
と大声のおっさんは不満をぶちまける。バーでうるさくするなよ。。。

たとえばカラオケで「マイウェイ」と「栄光の架橋」に「また逢う日まで」とひどい声で
大絶叫を続けられたら誰でも帰りたくなるだろう。本人は「拍手がないな」と不機嫌に
なったりするのであるが。そういうわけで、少し割高のスナックでも行かないと、つまん
ない自慢話をウンウンと聞いてくれる人はいませんよーw

以前「地図の読めない女、話の聞けない男」という本がありました。「どうして男って
話をきけないんだろう」という女の不満がこめられておりますが、男でも女でも
自分の話を延々としたがる人はいるものでしょう。相手がうんざりしていることは関係
なく、自分の吐き出し欲望が何よりも優先する人は、老若男女関係なくいるような。


「十年明seven」(じゅうねんみょう)なんてのは聞いたことがないので注文。
富山の「若鶴」という酒造で、歴史ある蔵のようです。セブンというわけで7年
寝かせたモルトウィスキーをブレンドしてあるとか。まあまあだったぞ^^

東海村から始まった三陸への旅はこれで終わりです。



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