さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

アイヌの里 二風谷へ

2024年10月09日 | 北海道シリーズ


地獄のカプセル連泊を終え、小樽を去って平取へ向かいます。


列車は千歳で乗り換えて苫小牧へ。千歳までは空港に行く乗客で混んでいましたが、
そこから苫小牧への列車はこの通りガラガラです。


北海道の景色ですねェ。


苫小牧でバスに乗り換え。平取行きのバスは、実に1日1本しかないのである。
これを逃したら翌日だ! 苫小牧の郊外にイオンがありますね。帰りに寄ろうと
思っております。苫小牧駅から行くのもバスで大変だな、と思っていたら、戻って
くるときに途中で降りればいいんだ。


バスは広い広い景色を望みながら東へ。


海岸線では、富良野や日高山脈から流れてくる川を何本も渡っていきます。


上の矢印、雪深くなってきたらあれで「道路はここだよ」と指示するのです。


途中からバスは内陸部へ北上します。


平取が近くなると、牧場が増えてくる。お馬さん^^


なんかスレンダーで、競走馬か?


平取に到着~。長い旅で少し疲れた。しかしここで二風谷に向かうバスに乗り換える
のです。幸い連絡は良く、20分ほどで最後のバスがやってきました。日高方面に
山登り(?)に行く乗客がちらほら。


そしてついに、二風谷アイヌ資料館にやってきました~。


ここはアイヌ初の国会議員にもなった萱野茂氏がアイヌの品々を残そうと私財で
建てた資料館です。


まずは写真の展示から。昭和になって、本土からの観光客がワンサカ北海道に
やってきて、アイヌの人々は見世物になりました。特別なときしかやらない祭事
などを、毎日観光客向けのショーとしてやることに萱野氏は葛藤したそうです。
でもそれをやることによって資金を集め、アイヌに伝わる品々を集めて残し、さらに
当時大変高価だった録音テープをたくさん買って、アイヌの言葉を残したのです。

ちなみに私はむかし北海道に来たとき、ツアー客のひとりとしてアイヌを珍しいもの
でも見るように眺めた記憶があります。和人がアイヌを侵略して虐待したことなんぞ
何にも知らなかったのです。


萱野氏の著作『アイヌの碑』は、日本の黒歴史にクラクラして、涙なくしては
読めませんでした。。。



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