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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

函館ゆかりの建物

2025年03月22日 | 北海道シリーズ


函館どっくの満腹食堂に行って、腹ごなしにブラブラと散歩をしています。こりゃあ
立派な建物だ。ほどほどにコンパクトで、蔵は書斎にとってもよさそう♪


角の商店、煙突があるところは風呂かな?


こりゃあ~レンガ造りの立派な建物。


中華会館だって。説明書きによれば、明治43年竣工の建物で、函館が中国との海産物
貿易が盛んになった頃、関羽(!)を奉祀する聖所として中国から大工、彫刻師、漆工
らを招いて、煉瓦、祭壇、什器などの資材も全部取り寄せて作ったそうです。内部の
装飾や調度品も素晴らしいらしく、現在は公開されていないのが残念です。これだけ
中国人観光客が溢れているのになあー。


ちょっとオサレな建物。左側は港なので、向こう側の景色はとても良いのでは。


この右の建物は素晴らしくゴージャス。ひとりで住むのは無理そうですねェ。


ここも何やら説明書きがあるぞ?


うわー、新選組の屯所でしたか。そういえば函館の五稜郭、土方ファンの聖地です
からね。閉館になってしまいましたが、「土方・啄木浪漫館」でのビデオでは、
まさにロマンあふれるヒーローとして描かれていましたね。

去年、一昨年と、北海道のどの図書館にも揃っている「ゴールデンカムイ」を全巻
読みました。そこで土方はおっそろしい悪人のジイサンとして描かれていました。
今年は小山ゆう&武田鉄矢原作の「お~い!竜馬」を全部読みました。そこでは
新選組は幕府側の暴力団みたいに描かれています。

戦争を描くとき、どちらかの人物を主人公にすれば、敵対する側の人物は悪人として
描かれがちなものですよね。龍馬は土佐を脱藩して、ある意味「無所属」の立ち位置で
敵対する者同士の仲介役となりましたから、そこまでまわりや敵をステレオタイプな
悪人としては見ない特異な存在なのですが。(ただどちらからも胡散臭い危ない奴と
思われるリスクを背負います)

我が旅を思い返せば、会津、土佐、長州、薩摩を巡り、各所の資料館などは必ず
見てきました。どこもご当地ヒーローは涙ながらに祭り上げています。同じ国内だけに、
「敵」をあからさまには「悪」とまでは言っていませんが、かなり一方的な歴史の
解釈だなあと思わずにはいられません。