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さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

根室車石 ランドーの冒険記3

2022年09月28日 | 北海道シリーズ


花咲ガニと格闘してだいぶ時間が過ぎてしまった。バスの本数はとても少ないので、
残された時間で「根室車石」と「歴史と自然の資料館」を見に行く。時間あるかな?


例によって先の見えない長い一本道を行く。観光案内には「車で〇分」とか書いて
ありやがるパターンだ。徒歩も15分を超えると書かないからなあー。いいんだよ、
徒歩40分とか書いてくれってのw


車で通過したら、こういうの見られないよ?


いつかは着くのだ、花咲岬に到着。夏は霧が多いらしいが、よく晴れてたよ♪


むかしこの近くの霧多布というところに来たことがありますが、すごい霧で何も
見えませんでした。。。


なかなかの絶景です。風が気持ちいいのなんのって♪


カモメがたくさんいました。


水平線に見えるのはモユルリ島、ユルリ島という無人の小島です。手前の岩は
柱状節理というやつで、溶岩が急速に冷えるとこんなふうに柱状の形になるそうです。


しばらく見つめ合いました。。。


さすがに外洋に面しているので波が荒い。


どぱーん!!!


ざばざばざば。。。

遊歩道までは波しぶきはきません。しかしビチャビチャ!と音がして、手に何かかかり
ました。波が来たの?と下を見ると、歩道にぶっかかってる。波じゃない???
指先を見ると、茶色い。。。 ぎえええ、カモメの糞だーーー!!!!
あのやろ、戦闘機がクラスター爆弾を落とすように俺にロックオンして発射したの?!
こんだけ広い空間で、よりによって俺にぶっかけるかぁ!?!?

肩にかけたカバンにも茶色いしみがw このご時世ですから、ホテルでもらった除菌の
ウェットティッシュがありました。指とカバンを丁寧に拭きました^^; さて茶色く
汚れたティッシュはどうする? 旅先のあちこちでもらう観光案内のチラシに包んで
持ち歩き、ようやく見つけたゴミ箱に捨てました。。。


さてこれが「車石」です。「ホイールストーン」の訳だそうだ。
「柱状」ではなく「放射状節理」で、これだけ丸くきれいになったのは珍しいとか。


たしかに長い道のりを歩いて来る価値はあったような。車でビュンと来て、さっと
帰るよりは感動は大きいぞ?


ランドーの冒険記3 生きた鮒を初めて食べる

ランドーは函館を馬車で出発した。しかしその馬車の車輪は丸くあるべきなのに、そう
じゃない。またスプリングもないし席にはクッションもない。ガタゴトと大変乗り心地
のよくない乗り物で、激しい嵐のなかを出発したのでした。

函館から北上すると、湖の美しさや壮麗な駒ケ岳の景色に魅了される。いまの大沼公園
あたりを通過していったのでしょう。

とある茶屋で食事となった。おそらくは大沼でとれた鮒と、米とスープ(おそらくは
味噌汁か)、海藻(佃煮か?)が提供された。ランドーが驚いたのは、生の魚が
出てきたことだ。西洋人は生で魚を食べない。ちなみに昆布やワカメといった海藻類も、
「海辺に落ちてるゴミ」で食べません。きっとグエ!となったことでしょう^^;

目がぎょろりとこちらを見ていて、体の部分が切り取られてそこに盛られている。
その生きている姿に私は大変な恐怖を感じて、「これはゾッとするよ!」と叫んだ。
そして私はその後に何日も鮒の目が忘れられなかったのである。

私も新鮮な鯵のたたきなんかでピクピクしているのを食べたりしますが、やはり目を
見てしまいますね~w