さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

アムール川の遊覧船に

2018年10月10日 | ロシア



でっかい博物館をじっくり見たあと、ふらりと街を散歩。ウスペンスキー教会は、まるで
遊園地のなかの建物のようです。



この歪み具合が素敵^^; しかし、この薄いトタン屋根の造りで、マイナス40度の
冬は大丈夫なのか?



ここを降りてゆくと、アムール川のほとり。しかし、この先は階段が工事中で、また
登ってこなければならなかったのでした。暑いからうんざり。しかし連日30度だよ!



さて遊覧船がありました。1時間余りの乗船で、それほど高くもないので乗ってみました。
この船、岸辺に来ると「ズサッ!」とそのまま陸に乗り上げて停船します。いいのか?



1時間ごとに出るらしい。しばらく待っていると、満員になりました。となりの少年、
でっかいハンバーガーをもしゃもしゃ食べていました。おかーさん、太っているんだから
食べ物を気遣ってやったほうがいいんじゃないか~と思いましたが、そのおかーさんも
太っていました。。。

満席になったので、ひとりで来ていたロシア人のおばさんが俺の前の席を「空いてる?」
と聞いて座ってきました。こちら東洋人だし、言葉が全然通じないので最初は距離を
置いた感じでしたが、そのうち「私の写真を撮って!」と頼んできて、身振り手振りの
やりとりを続けているうち、だんだん打ち解けてきました。



ご覧の通り、バイカル湖とは大違いで、水は汚い。これだけ大きな流れが全部茶色く
なっているって、どんだけ汚しているのー。まあ距離もすごく長いんですけどね。



どれくらい長いかって、主流はモンゴルから、中国を通ってきます(中国では黒竜江と
呼ばれています)。ハバロフスクは主流と南からの支流が合流するところ、だから
広いんですね。すべてを合わせれば、稚内から鹿児島よりも長い。それじゃあ最初は
透き通っていても、下流になれば汚れてきますよねえ。



けっこう建設中の建物がありました。都会に人が集まってきているのかもしれません。



30分ほど上流に進むと、シベリア鉄道で通過してきた長い鉄橋にやってきました。
アムール川はすごく広いので、橋の長いこと。

冬には全部氷結して、上を歩けるそうです。対岸まで歩いていくのは距離が長くて
すごく大変だとか。



遊覧船って、どこで乗ってもみんな上機嫌で和気あいあいとしていますよね。
ところで、団体になるとすごくうるさい中国人と韓国人がいません。どうやらやつらは
常に団体なので、貸し切りの船に乗るようです。



ご覧の通り、この橋は上段が車道、下段が線路になっています。向かいに座った
おばちゃんはこっちを向いているので、「ほら、電車が通ってるよ!」と教えてやり
ました。孝行息子みたいだな^^;



あの山の上あたりは、高級別荘地になっているようです。



こんなでっかい煙突、見たことないよー。ビルの40~50階くらいかぁ?よく見ると、
梯子がついていました。それ登るの?登る人がいるからあるんだよね!?シェー!



向こう側に見えているのが私の滞在しているホテル。こっちを向いていたので、どこかの
窓が私の部屋でしょう。翌日にこの川のほとりを散歩したのですが、暑い!



右に立って川を見ているのがアムールスキー伯爵。こいつの名前をとってアムール川、と
なったのだな、と思ったでしょ?

ちゃいまんねん^^; このお方の名前は、ニコライ・ムラヴィヨフ=アムールスキー。
最後の「アムールスキー」は、「アムールの」という意味のあだ名なのです。



ああっと、ウスペンスキー教会は、川から見ると正面なんだ!

船を降りるとき、相席になったおばちゃんは、簡単な挨拶だけではなく、なんかロシア語で
だいぶいろいろ俺に話しました。全然わからないのにー。でも、なんか打ち解けて、
親しみをこめた言葉だったのは雰囲気で伝わりましたよ。