さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

ロシア号はハバロフスクに到着する

2018年10月04日 | ロシア



だいぶ日が傾いてきました。19時にはハバロフスクに到着し、2泊3日60時間の
シベリア鉄道の旅は終わる。長かった~(^益^;

最近では、上野~青森間の新幹線が3時間以上で「長い」と感じたけれど、それの
20倍ですからね。もうシベリア鉄道は「列車に乗る」というよりも、「生活する」
という感覚でした。



「ああっ!アムール川だ」とつぶやくと、下のベッドのじーさんが「そうだ」と返し
ました。これを渡ればハバロフスクに到着して、この一家ともお別れです。



このアムール川も、すごく広いです。いつまでたっても渡れないくらいの感じでした。



あ~工場だ。こんな大きな町は久しぶり。



時間ぴったりに到着しました。ロシア人はほんとにきっちり。
30分も停車するので、乗っていたみなさんはみんな降りました。俺は荷物を全部持って、
車両の係員やコンパートメントの御一家と別れの挨拶をし、駅を出てゆきます。



3日間も一緒だったので、ちょっと寂しいお別れでした。



さすがにハバロフスクの駅はでかい。



1本くらいはいいだろう、と我慢していた煙草を一服^^ バスを探してホテルまで
乗っていくか、それとも楽してタクシーか。

そう思っていたら、物乞いの女が寄ってきて煙草を一本くれという。皮膚病にかかって
いて気持ち悪い。一本ならいいだろうと取り出してやると、あっちの仲間にもみんなに
くれと指をさす。3~4人の怪しい男たちがこっちを見ている。「ならやめとくよ」と
タバコをしまおうとすると、女は喚きながら俺の腕を掴んだ。

「触るな!」とふりほどいて一本やると、その女は仲間のほうに戻っていった。まとめて
からんできそうな気もしたので、さっさとタクシーに乗り込む。「これこれのホテルまで」
というと、「400ルーブル」と答えた。いちおう明朗会計。



歩くと1時間だが、タクシーに乗れば10分だ。楽に到着。500ルーブル札を出すと、
例によって「つりがない」と言う。「ならいいよ」と払ってやる。こりゃしょうもない。
たった170円余りのことですからね。