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村上春樹のベストセラー「1Q84」はやはり続編の第3部が用意される、という新聞記事を読んだ。来年夏をめどに執筆中だという。うん、やはりね、3部で完結すればいいけれど、と思った。
そんなおり、実家に寄ったときに娘に借りたのが文庫版の「アフターダーク」だ。2004年に単行本が刊行されたと記載されている。「海辺のカフカ」の2年後だけれど、この作品は知らなかった。1日で読んだ。
神の視点かなあ、と頭ぼりぼりかきながら悩む構成はアレだけど、一冊の本、特に小説からは一箇所でも気に入ったフレーズ、メタファー(隠喩)があればもうけものだし、登場人物に身をそわせることができるから十分なのだ。
今回は、高橋くんの人生のモットー「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」がなかなか含蓄があって気に入った。コオロギのひとこと、「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい」にもうなずいた。
それにしても(という接続は強引だけれど)つい先日、今年2度目に読み返した藤沢周平の「用心棒日月抄」シリーズはいいなあとしみじみ吐息がもれる読書の秋。
そんなおり、実家に寄ったときに娘に借りたのが文庫版の「アフターダーク」だ。2004年に単行本が刊行されたと記載されている。「海辺のカフカ」の2年後だけれど、この作品は知らなかった。1日で読んだ。
神の視点かなあ、と頭ぼりぼりかきながら悩む構成はアレだけど、一冊の本、特に小説からは一箇所でも気に入ったフレーズ、メタファー(隠喩)があればもうけものだし、登場人物に身をそわせることができるから十分なのだ。
今回は、高橋くんの人生のモットー「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」がなかなか含蓄があって気に入った。コオロギのひとこと、「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい」にもうなずいた。
それにしても(という接続は強引だけれど)つい先日、今年2度目に読み返した藤沢周平の「用心棒日月抄」シリーズはいいなあとしみじみ吐息がもれる読書の秋。
ただ本当に神様なら、一人一人のことがわかるはずですが、そこは人間なものですから、表面しか見ていない、マスとしか扱っていないという皮肉も込められる訳ですが…。
Kenさんはケララにいるそうで、南インド料理ファンとしては羨ましいです。
最近、映画でもあの人何のために出てたんだっけとか、なぜそんなエピソードが必要だったんだろうと思うことがあります。 そういう「余韻」の残し方が流行っているんでしょうか…。
歩いてユナイテッド豊島園に行き、「わたしのなかのあなた」を観て来ましたが、あの映画にもそういうところがありました。
今年観た中では「扉をたたく人」「スラムドッグ$ミリオネア」(DVD買ってしまいました)が特に印象に残っています。
「きみがぼくを見つけた日」、もうご覧になったんですか!
講演会「藤沢周平の魅力 昨今の時代小説ブームを見渡しながら」《日時》10月31日(土曜) 午後2時~4時《講師》高橋敏夫(早稲田大学文学部大学院教授)
《定員》50名《参加費》無料《申込み》電話または直接中央図書館(03-3391-5754)へお申し込みください。
とありました。 土曜日だとお忙しいでしょうねえ。 私もその頃は出稼ぎで。