朝から風雨にみまわれた、あいにくの成人の日。午後遅くなりようやく陽射しがみちてきた頃に、公園にも晴れ着姿がちらほらと。明治神宮から流れてきたに違いない、例年よりも少ないけれど。
ともあれ帰りは傘がいらないからよかった、と園路を歩くと、弱い西日を浴びて濡れた地べたに落ち葉や木の実、枯れ枝が光っている。魚の骨のような褐色の枝はコウザンヨウ。イチョウにぎんなん、スダジイのドングリも目につく。すでに役目を終えて「新成人」に明日をたくしている、ような気もする。
バラの花びらのような形はシダーローズ。ヒマラヤスギの球果、松ぼっくりだだ。「スギ」とはいってもマツ科の植物だから。青々として枝についている時はもっとこんもり松ぼっくりしているのだけれど、「熟して」地上に落ちるとパカっと上半分がとれてしまう。残った贈り物が茶色のバラのはなびらだ。
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