Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

回想の古伊万里 131(色絵鳳凰草花文蓋茶碗)

2021-06-07 21:57:07 | 古伊万里
 伊万里を収集するようになって20年以上が経ちましたが、ウチにある伊万里はほどんどがお皿で、徳利や壷の類は皆無
かろうじてお皿以外で複数存在しているのが「蓋茶碗」だったりします。
そんな蓋茶碗のひとつが今回紹介する品です
「色絵鳳凰草花文蓋茶碗」
赤濃みが印象的な中期(享保~宝暦?)と思われる小ぶりな蓋茶碗です
中期の品らしく、内側にも草花文が絵付けされています
この手の品は蓋と身に同じ文様が絵付けされており、窓絵になった草花文
そして鳳凰文が描かれています。
赤の印象が強烈ですが、いわゆる染錦の五彩手でありまして、染付と金彩、赤、緑、黄、紫を使って絵付けされています。
高台部分の文様は中期によく見られるものですが、元禄期に品よりはいくぶんくずれた絵付けになっています。
縁の部分の文様の拡大ですが、丁寧ではないものの、随分と手を掛けているのは判りますね
この品はお皿に良い品(というか予算に合う品)がなかった時に、手ごろなお値段だったので購入した品ですが
今見ると、好き嫌いはあるものの、中期の蓋茶碗としては魅力のある品なのかも知れません。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
酒田の人さんへ (遅生)
2021-06-08 19:11:28
かなり手の込んだ品ですね。鳳凰の羽根もあらかじめ染付なのですね。
赤の使い方も大胆です。くすんでいる分、バタバタした感じがしないです。
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酒田の人さんへ (Dr.K)
2021-06-08 20:16:06
赤の使い方が大胆で、強烈な印象を与えますね。
鳳凰が大きく羽根を広げているところも印象的ですね(^_^)
一度見たら忘れないような強烈な印象の蓋茶碗ですね!
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遅生さんへ (酒田の人)
2021-06-08 23:02:04
お皿で鳳凰文はよく見かけますが、よく考えてみると、茶碗では少ないのかも知れません
赤を大胆に使った絵付けですが、やはり中期の赤であるがゆえにくどい感じが少ないんでありましょうか。
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Dr.kさんへ (酒田の人)
2021-06-08 23:06:26
赤濃みはやはりインパクトがありますよね
鳳凰も茶碗という器形を生かした絵付けのような気がします。
ウチには同じく赤濃みのそば猪口もあるんですが
https://blog.goo.ne.jp/sakatanohito/e/3370edda932f14f56f7e5b3c15eacb30
もしかすると同じ窯で焼成されたんでありましょうか。
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