堺北民主商工会

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今の時点を認識する

2007年09月28日 10時06分38秒 | 世間の話
 宇宙は今から137億年前のビッグバンから始まり、私達が住んでいる地球が誕生して45億年になる。この間、地球は時速1600km(地表面)で今尚、自転し続けている。
 そして、この地球の寿命は80億年と言われているから、今はその半分を少し過ぎた時点である。人の人生に例えると30代、40代の働き盛りの壮年期と言える。
 人生80年とすると地球は1億世代が繋がる途方も無く長い寿命である。
 この地球上に僅か、数万年(されど数万年)の歴史を刻んでいるのが人類社会。
 今から440万年前、アフリカ大陸のエチオピアにラミダス猿人が2足歩行を始め、チンパンジーから分化した。その後、今のような人間(ホモサピエンス)に進化したのは20万年前と言われている。地球の歴史(45億年)を仮に1日としたら、人間の歴史は僅か、4秒である。
 この人間社会で今、様々な経済活動、政治活動、行政活動など社会活動が日々、活発に行われ、人類の社会生活が営まれている。
 壮大な宇宙からすれば、地球上での出来事は丸で、塵かゴミのように「点」のように思われる。

 夜空に煌めく星々の幾つかは遥か昔の地球誕生以前から、私達にその輝きを伝えている。つまり、私達が今、見ているいくつかの星の光りは45億年以前の輝きだと言うこと。
 その星までの距離(km)と言えば、光りの速さが秒速30万kmだから……30万(km)×60(秒)×60(分)×24(時間)×365(日)×50億(年)と想像を絶するもの。

 しかし、この宇宙の歴史、地球の歴史も1秒・2秒・・・の「時」の積み重ねによるものである。

 正に、「線」は「点」の連続である。

 そんな壮大な宇宙のスケール、途方も無く長いスパーンの中で、現在と言う「点」を今、私達は生きている。
 これからの社会も「点」の連続の積み重ねであるが、ある時は曲がりくねった線になるか、逆戻りする線になっていくかも知れないが、その線の行き着く先は「平和で、安心して暮らせる人類社会」であって欲しい!