サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

インタビュー特集(70)ライオンの矯正の巻

2019-02-21 04:00:08 | 日記

ポニョ:今日のインタビュー記事で、サイババさんはとても興味深い事を言われたぜよ。
それは、「ライオンの場合、罪の責任は親にあります。ライオンは、子ライオンを矯正することも、それ相応の罰を与えることもしないからです。
そうする代わりに、ライオンは子孫にその罪と過ちを引き継いでしまいます。そのようにして積み重ねた罪の報いで、ライオンには過ちを犯すような子が生まれるのです。」
って。つまり親が子を矯正しなかったら、それは親の罪で、しかもその罪のおかげで子孫にも悪い子が生まれてしまうっていう事やろ。それって恐ろしいよな。

ヨシオ:うちの家庭は自由放任主義だとか、子供の好き放題させれば良いだとか、子育ては嫁はんに任しているだとか、全然、規律が無く育てるのは親としては楽だけれど、それってぐうたら親の証なんや。
子育てって、とても時間や、エネルギーが掛かるけれど、子育てはサイババさんが言われたように、ピシッとしなければいけないんや。

ポニョ:うちの親は完全放任主義やったけれど、おいらのように良い子が育っているぜよ。

ヨシオ:自分で食欲をコントロール出来ない良い子やな。というわけで本文に入ります。

10月13日
バガヴァンは、明日バンガロールに発つと公言なさった。男子学生たちはバガヴァンに、 ここにいてくださいと懇願した。スワミはすると、こうご説明なさった。

スワミ: 実は、バンガロール行きの予定はありませんでした。けれども、今日の午後、 バンガロールから電話があって、ジョーガ ラーオ大佐がアポロ病院のICUに運ばれたというのです。
彼らは、大佐の状態は深刻で、スワミが来るべきだと言っています。(しばらく無言の後)実際、私はそこに行って彼を救う必要があります。
でも私は、どこにいても彼を救うことはできます。青年諸君はこのことを知っていなければいけません。私は君たち皆に、どのようにして感謝を示すべきかを教えるためにバンガロールに行こうとしているのです。
ジョーガ ラーオは今、86歳です。けれども、今でも若者と同じように活動的に働いています。行って彼を見るのは私の義務です。感謝はこのようにして示すのだということを、青年諸君は学ばなければいけません。

学生: スワミ、お戻りはいつになりますか?

スワミ: 一年後です!! 私は明日行って、すぐに戻ってきます。 (このやりとりは予言的なもので、翌日何が起こるかを見通してのものだった。)

10月14日
スワミがバンガロールに発つと予想される時間に関する噂がすぐに流れた。一方、バガ ヴァンご自身は、まったく動揺していないご様子だった。バジャンの最中に、バガヴァン は年長者の一人に、私はもう行って戻ってきたとおっしゃったのです!
バガヴァンは地元の徴税官と話をなさっていた。

徴税官: ババ、私たちは、あなたは今日バンガロールへ行くことになっていると伺い ました。

スワミ: おお、そうです! でも私はもう行ってきました!

皆が困惑していると、スワミはこう説明なさった。

スワミ: 昨日の午後、バンガロールから電話があり、ジョーガ ラーオがアポロ病院のICUに運ばれたということでした。状態はとても深刻だと言っていまし た。私は彼らに心配することは何もないと断言しました。
昨日の夕方、私は男子学生たちに、「明日バンガロールに行く」と言いました。
かわいそうに! 青年たちは、『私を迎えに午前中にバンガロールに行く車が来るだろう、スワミが発たれる前の朝のダルシャンに行こう』と考えていました。けれども、 私はバンガロールへは昨夜行きました。5分もかかりませんでした――アポロ病院のジョーガ ラーオの病室に入るまで!

ジョーガ ラーオは私を見て興奮しました。彼は言いました。
「スワミがいら した。椅子のご用意を!」 しかし、ジェオガラーオ以外の人には私は見えませんでした。私は一晩中、彼といっしょに座っていました。
彼の血圧は激しく上下しました。 脈も同様でした。実際、彼の脈は一度止まって、体は冷たくなりました。しかし、私は彼を生き返らせました。担当の医者は、彼は亡くなったと言いましたが。
この哀れなジョーガ ラーオは、働き者です。86歳になっても、彼は自分の時間のすべてをスワミのセヴァに使っています。彼はカルマ ヨーギ〔行為によって神との合一を果たす行者〕です。
朝が来るまでに、彼は完全に復活しました! 午前4時前に、彼は普通に食べはじめ、すぐさまプッタパルティに戻りたがりました。しかし、私は彼に、 もう二日安静にして、それから来るようにと助言しました。彼は今、よく安静して普通に食事もとっています。スワミが彼を治しました!
Students With Sai: Conversations 1991 to 2000 p55~p56

1992 年 11 月 11月10日

今朝、バガヴァンは飛行場の管理者に話をなさっていた。今日は、滑走路の拡張(およそ 1,750 メートルから 3,150 メートルへ)に伴い、これまでより大きな機体のテストフライ トが行われることになっていた。そのため管理者はスワミの祝福を求め、それを得た。そ れからバガヴァンは、任務を成功裏に果たすことをいかにしてエゴが妨げるかについて言 及なさっていた。

スワミ: エゴは道を妨げます。エゴを死なせなさい。死なせるのみならず、エゴを燃やして灰にしなさい! そうすれば、私が全ての面倒を見ましょう。エゴは恐れをもたらします。エゴを手放して、すべてを私に任せなさい。

ブリンダーヴァンの男子学生たちは、午前 9 時に発つことになっており、バガヴァンは情け深くも彼らにパーダナマスカールを与えてくださった。
それから、学生たちがいかに自分たちの身を滅ぼすような態度を取り続けているかについてお話しになった。

スワミ: よそでは、帰省した時、家にいて両親の手伝いをしようという学生はほとんどいません。彼らは犬や頭のおかしな猿のように、いつも通りをぶらついています。頭のおかしい猿のほうがまだましです。猿には理由と時期があります。
しかし、多くの学生にはそれすらありません。動物は着るべき服を持ちませ ん。しかし、人間は社会で生きています。人は人前に出られる服装をして、 きちんと振る舞わなければなりません。残念ながら、それができていません。 動物は大学には通うようなことはしません。一方、人は大学に通い、服装は 人間らしくしていても、動物のように振る舞っています! 昨今では、人の 服装もずいぶんとひどくなっています。もし、きちんと振る舞うことと、人前に出られる服装をすることが嫌なら、動物のように森で暮らすべきです。人間が暮らす社会の中ではなく。

なぜなら、ライオンの場合、罪の責任は親にあります。ライオンは、子ライオンを矯正することも、それ相応の罰を与えることもしないからです。
そうする代わりに、ライオンは子孫にその罪と過ちを引き継いでしまいます。そのようにして積み重ねた罪の報いで、ライオンには過ちを犯すような子が生まれるのです。
古代では、女性は子を身ごもると、善い本を読み、あらゆる敬虔なものを見聞きしたものでした。そのおかげで、生まれた子供も善い子でした。
ところが現代では、いつもビデオを 見たり、下らない本を読んだりしています。陣痛が起こってもビデオや映画から目をそらしません!
看護師が妊婦のところに来なくてはならない有様です! 映画のせいで、フィルムのように薄っぺらな子供ばかりが生まれてきます。
そういう親のもとには、そういう子供しか生まれません。しかし、 時たま、悪い親にも善い子が生まれることがあります。プラフラーダはヒラ ンニャカシプのもとに生まれましたが、ヒランニャカシプは神を憎む悪鬼で した。どういう理由でヒランニャカシプにあれほど徳の高い息子が生まれたのでしょう?
それは善良な妻であったリーラーヴァティーという伴侶のおかげです。ナーラダ仙はリーラーヴァティーに善いことを説き、それが胎内に いたプラフラーダにポジティブな影響をもたらしたのです。
夕方、バガヴァンは、午前中のテストフライトでランディングをした乗組員をお呼びになった。テストフライトの司令官は、とてもすばらしい滑走路だと滑走路を褒めた。

司令官: スワミ、滑走路はまったく問題ありません。

それからバガヴァンは年長者の一人をお呼びになった。

スワミ: パガル! あなたはパガル〔狂ったように何かに夢中になっている人のこと〕 ですか? そうであるなら、なぜ私がパガルと呼んだ時、あなたは来なかったのですか?

帰依者: はい、スワミ! 私はパガルです。そして、ここにいる学生たちもパガルで す!

スワミ: あなたは何に狂っているのですか? あなたの奥さんにですか? 現代の学生たちは自分の奥さん〔将来の妻〕のことばかり考えています。彼らはシー ターを妻としてめとりたいと思っています! そんなことがどうして可能で しょう?
シーターが結婚できるのはラーマだけです。ラーマとシュールパ ナカー〔羅刹女〕は決して結ばれませんが、それと同じように、ラーヴァナ〔羅刹王〕とシーターも結ばれることはありません。
現代の学生は、ラーヴァ ナのように振る舞っていながら、シーターを欲しています! これはヒステリー症です! あなたはヒステリー症ですか?

帰依者: はい、スワミ! あなたに対するヒステリー症です。

スワミ: 私に対する? いいえ、違います! もしそれが私に対するものであれば、それはヒステリーではなくヒストリー(歴史)です。それはヒズ ストーリー
(神の物語)です。すべてはヒズ ストーリーです。

帰依者: スワミ、あなたは私のディル〔心、胸、感情〕の中にあるものすべてをご存 知です。

スワミ: ディル? ディルとは何ですか? あなたのディルは今どこにありますか?
帰依者: スワミ、あなたと共にあります。
スワミ: 私と共に? いいえ、ありません! 私にディルはありません。あなたは世俗 のものをすべてディルの中に入れています。だからあなたはたくさんの問題を抱えてしまうのです。そのすべてを取り出しなさい。すべてを委ねなさい。 そうすれば、私が取り計らいます。