サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

神のレッスンシリーズ(20)

2018-05-28 04:00:24 | 日記

ポニョ:今日はダイアナさんの悪癖である喫煙を、サイババさんが如何にしてストップさせられたかという記事です。

ヨシオ:ダイアナさんの場合は、御主人が煙草はいやだ言っているのに止められないほど喫煙中毒なんやな。
俺はどんなに何かをしたいとか思っていても、その行為によって誰かを傷つけるのであれば、絶対にしないけどな。ダイアナさんの態度は俺には理解し難い行為や。
俺も独身の時に美人に惚れられて、家に招待された事があるけれど、その美人のお母さんが、俺を車で駅まで送る時に煙草を吸い始めたんや。
するとその美人さんも、お母さんと一緒にプカプカ煙草を吸い始めたので、エアコンが効いていて、窓を開けられない車の中が煙だらけになり、俺は死にそうになったな。俺はお母さんに、「あんたの娘さんはとても良い人だけれど、俺はどうしても煙草を吸う女性を好きになれないので、もう俺を家に招待しないで下さい」と言ったんや。

ポニョ:あんたらしいストレートな断り方やな。

ヨシオ:我慢して付き合いたくないしな。その当時、俺の嫁さんはまだ中学生三年生やったし。実は俺も叔父貴に小三の時に煙草を勧められて一時期吸っていたんや。でも一度も吸って美味いと思ったことはないな。

ポニョ:小学生から喫煙していたの?めちゃ悪やないの。

ヨシオ:ビールや酒も小学生低学年の時から飲んでいたな。体がアルコールに慣れてしまって、ビールぐらい何本飲んでも水と一緒や。全然酔わないな。おかげで今頃、痛風になったんや。

ポニョ:あんたはすごい悪い環境で育ったからな。人が喫煙中毒になるのは、多分、お母さんが妊娠中に煙草を吸われていたからなんやぜよ。妊娠中に煙草を吸うと、その子供が大人になれば、99%の確率で喫煙者になるんやぜよ。ダイアナさんもひょっとしたら同じかもしれないな。という事で今日の記事です。

誕生日の贈り物

夫を私に紹介する前、スワミは私をノンスモーカー(非喫煙者)と結婚させたいので 喫煙をやめるように、とほのめかされた。喫煙は、今生での根深い習慣であるばかりか、 明らかに私の多くの過去世での習慣でもあった。スワミはそれを、「生まれる前」に始 まった習慣、とお呼びになったので、私はそれを過去世に源を発したという意味で受け 取った。私は喫煙を愛していたが、それ以上にスワミを愛していたので、スワミが私に やめるべきだと示唆なさったその時は、私はそうすることができた。
私たちの多くにとって、喫煙や他の嗜癖は、人生の感情的な状況に対処するための能 力不足を埋め合わせるものだと実感した。どのような感情的な状況に直面しても、それ が愉快なものであれ不快なものであれ、私は自分の感情を鎮めるのを助けるのに煙草と いう形のおしゃぶりに手を伸ばそうとした。私はそのおしゃぶりを捨てたけれど、その ことを理解していなかったし、この生理的要求の根本原因を解決することはできなかっ た。
何年もの間、ストレスの多い状況が起こるたびに、最初に頭に浮かんでくるものは常に煙草だった。喫煙したいという衝動に抵抗することに疲れ、とうとう一本だけなら煙 草を味わってもよいだろうという考え違いを起こして、再び私は煙草を吸い始めた。正 当化し、合理化する心〔マインド〕の習慣のせいで、私はスワミが私に喫煙をやめるよ う求めたのは単にロバートの煙草嫌いに適応させるためだった、と自分に言い聞かせ、 どんな罪の意識も排除した。
私の喫煙は、結婚生活に大きなストレスを引き起こした。それは、ロバートがスモー カー(喫煙者)と一緒に暮らすことはできないと感じるところまでエスカレートした。 スワミの 70 歳の御降誕祭を祝うためにインドへ旅立つ前、私たちはかなり切迫した行 き詰まり状態に陥ってしまい、結婚生活に調和と平安を取り戻すための解決策を必要としていた。

スワミは、古い友人たちと共に私たち夫婦をインタビューに呼んでくださったが、後 に私は、そのことを深く感謝した。それは感情的に難しく、私にとってある意味できま りの悪い時間になったため、見知らぬ人々の面前であれば、緊張感のある不愉快な時間 になっていたことだろう。
個人的なインタビューのためにスワミが私たちを小部屋へ連れて行った時、スワミは いつもとまったく違うやり方で会話をお始めになった。スワミはこう切り出された。
「判断を下します。今日はスワミが判断を下します!」
私たちは二人とも何も答えず、その瞬間、問題があることさえ忘れていた。スワミの 御前にいると至福の喜びに満たされ、しばしば時間と思考が一時停止してしまう。スワ ミはロバートに私たちの結婚についてお尋ねになり、思い出させてくださった。ロバー トは、結婚生活の唯一の問題は私の喫煙であり、それをやめない私の言い訳は、スワミ の恩寵なしには喫煙をやめられない、というものだと答えた。
スワミは私の方を向かれ、私は喫煙をやめるのがどれほど難しいかを嘆き続けていた。 努力したのだが、スワミの恩寵がなければ自力で禁煙することはできなかった。心のど こかで、私はスワミが私を哀れんで、禁煙が引き起こす苦しみをご覧になり、喫煙し続 けることを許してくださるよう望んでいた。
しかし、スワミはロバートに同意なさったばかりか、喫煙に反対するのはロバートの 義務である、とさえおっしゃった。それは悪い習慣であり、身体に有害で、健康を損な い、霊的にも害があり、他の人々にとっても悪い手本なのだった。私は再び、自分には 禁煙するためのスワミの恩寵がない、という言い訳を持ち出した。しかし、スワミは同 意なさらず、それは私の勝手な想像であり、神の恩寵は存在しているが、私の側に努力する必要がある、とおっしゃった。

それから、スワミはより柔らかく、抗し難いアプローチをなさり、私のハートをすっ かり溶かし、即座に私の側のあらゆる抵抗を止めてしまわれた。スワミはこうおっ しゃった。
「スワミは決して他人には何一つ求めません。それは私の性分ではないし、私には何 の欲望も願いもありません。私はただ、悪い性質を差し出すことだけを求めます。私の 70 歳の誕生日に、私への贈り物として、私はあなたが喫煙をやめることを望みます」
ロバートはとても感動して、自分も何かスワミの誕生日に手放したいと思い、スワミ に何を捧げることができるかを尋ねた。スワミは優しく応じられ、スワミは何も欲しく ないとおっしゃった。スワミの性分は与えることだけだ。スワミはご自分の人生を帰依 者たちに与えて来られたのだ。
個人インタビューが終わった後、私たちは広いほうのグループインタビューの部屋に 戻り、スワミが他の人々を私的な話し合いのために小部屋へ呼ばれる間、待っていた。 座ってスワミを待っている間、私はこの深くこびりついた執着を捨てるようスワミが私 に望まれたやり方に圧倒され、とうとう涙が溢れてきた。私は煙草を友人であると、今 や失わんとしている大好きな古い友人であると思った。私は声もなく泣いて自分の感情 を抑制しようと努力した。同時に、少なくともその部屋にいた他の人々が友人であった ことに感謝した。おかげで、気恥ずかしい思いをせずに済んだからだ。
小部屋から姿を現された時、スワミは私のほうを見てお尋ねになった。
「おや? 友人が行ってしまうのですか?」 そして、煙草を吸うかのように二本の指を唇に持っていき、こう付け加えられた。 「あなたの友人ではありませんよ」

それから、スワミは他の人たちに、70 歳の降誕祭の贈り物として私に喫煙をやめる よう求めたことを説明なさった。
「贈り物を与えて泣くのはよくありません。人は、与えて幸せでいなければなりませ ん」
スワミは、私たちの悪い性質を贈り物として求めることを説明なさった。スワミは おっしゃった。
「スワミは、汚れた銀行紙幣を受け取って、きれいな新しい紙幣を返す銀行のような ものなのです」
古い習慣と交換して、スワミが私に与えてくださったきれいな新しい銀行紙幣は、自立、自己信頼、勇気だった。私にとってはお買い得品の交換である! 私は物への依存 を捨てることを体験し、喜びに満ちた自由と自立を手に入れた。泣く子をあやす外側の 代用品の代わりに内なる力に頼ることにより、ゆっくりと感情的な状況を直視する勇気 と自己信頼がやってきた。


個人的な美徳

スワミがロバートに、私がそのゲームをしなかったとおっしゃった時、スワミは「乱 交」の言い換えとして「椅子取りゲーム」という言葉を使われるというこがわかった。 その時はスワミが何をおっしゃっているのか理解できなかったが、ロバートがそれを説 明してくれて以来、私はスワミが何度かそのような振る舞いに耽っている人々を懲らし める時、その言葉をお使いになる場面を目撃した。
西洋では、不貞はあまりにも軽々しく受け止められ、私たちはそれを裏切られた当人 だけを害するものだと感じている。しかし、スワミがおっしゃるように、もし二者が存 在すると感じているなら、それは間違っている。唯一者しか存在しないのだから。裏切 りとは、結局は自分自身に対するものであり、私たちの本質は神であるゆえに、その裏 切りは実際には神に対する裏切りなのだ。そういった振る舞いの深刻さは、それが私た ちの節操や価値観をゆっくりと低下させる結果に終わることにある。正義、平安、愛、 非暴力と共に、真実は霊性修行者を支える基盤である。これらの中核となる価値を守ら なければ、霊性のどのような外観も崩壊してしまう。

スワミがある人物にインタビューの間中ずっと厳しく情け容赦なく接するのを見る のは、特にその人が初回のインタビューを受ける場合は珍しいことだが、ロバートと私 は、スワミがある若い西洋人の女性に、とても厳しくなさるのを目撃した。その十代の 女性は、ある青年グループと共にアシュラムに来ており、私たちと他の数人と共にイン タビューに呼ばれていた。スワミが個人インタビューのために彼女を小部屋に呼ばれた 時、スワミは若い女性と二人きりで会われることはないため、私たち夫婦を付き添いと して中にお呼びになった。
石をも溶かす甘い愛に満ちた声の代わりに、スワミはとても厳しい口調で彼女に話し かけたので、その十代の女性は無言のまま何も答えることができなかった。私は彼女の 家族や背景を少し知っていたので、スワミが雑談をやめてご自身の全知を明かす決意を なさるまで、彼女に向けられたスワミの質問の幾つかに答えることができた。スワミは すべてをご存知であり、彼女の青年たちとの交遊関係を認めていないことを告げるにつ れ、スワミの厳しい口調はさらに激しくなった。かつて、その十代の女性は良い学生だっ たが、現在の恋人が心の乱れを引き起こしているため、もう良い学生ではない、とスワミはおっしゃった。スワミは彼女に、そんな態度で交際関係を続けずに、交際は終わり にして、学業を終えた後にその青年と結婚するようにと忠告なさった。「権利もなけれ ば、責任もない」と、スワミは未婚の交際についてお話しになった。スワミは、両親も 子供たちに自由を与えすぎていることに一部の責任がある、とおっしゃったが、私はス ワミがよく、特に西洋人に対してそうコメントなさるのを聞いていた。
スワミの厳しさは極めて異例のことであり、当時、その子供っぽくて世間知らずの若 い女性に対しては厳しすぎると私は感じていた。しかし、振り返ってみると、私にはス ワミの愛の押印がはっきりと見える。その若い女性が人生の岐路に立っていることを 知っていたため、スワミは自分の子供にとって何が最善かを知っている愛情に満ちた親 の役割を引き受け、彼女に取るべき正しい道を深く印象づけようとなさったのだ。残念 なことに、後から知ったところによれば、その若い女性はスワミの警告に注意を払わず、 違法ドラッグの使用と非嫡出子を含む、数え切れないほどの困難を抱え込む羽目に陥っ た。