サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

ピュアなハート

2017-01-04 23:00:17 | 日記
皆さんの内にある愛と私のうちにある愛とは、同じ一つのものです。
しかし、皆さんの愛は物質的なものへの欲望によって汚染されています。
私には、物質的な富に対する欲望はまったくありません。
私の愛はこの上なく純粋です。皆さんの内にある愛は、欲望に汚染されて否定的なものに変化しています。私の中には、まったく否定的な性質はありません。
それはすべて肯定的なものです。
ですから皆さんの持っているネガティブな自我意識を私の肯定的な性質と結びつけて、ポジティブに変え一体性を認識出来るようにしなさい。
そうすれば、皆さんは言葉では言い尽くすことができない様な至福を体験することができるでしょう。
23/11/00

ポニョ:星やんがアシュラムに滞在していた頃、サイババさんが長い間星やんを無視されて話しかけられなかった時期があったんや。それだけではなく星やんが一番前列に座っている時に、サイババさんが星やんの近くに歩み寄られたかなと思うとすぐに星やんを迂回するように星やんから離れて行ってしまわれたんや。それで星やんはとても落ち込んで、食べものも喉を通らない状態が続いていたんや。だんだん体重も減って来てやつれた顔になって来るし、それは横で見ていてもこちらの方がが苦しくなって来るほどやったんやで。星やんは毎日サイババさんの事を思って泣いていたんや。ある日星やんはダルシャンラインの一番前列に座ることが出来てサイババさんが来られるのを待っていたんや。でもサイババさんは星やんを見かけるといつもの様にすっと避けるようにして歩いていかれたので星やんは大声で泣きながら「スワミ!どうして僕を無視されたり避けるようにして行かれるのですか?僕はこれ程あなたの事を愛しているのに、どうしてそのような冷たい態度を取られるのですか?僕はもう我慢が出来ません。どうかもう一度僕をその慈愛の目で見つめて下さい。そして以前のように話しかけて微笑みかけて下さい。どうかどうかお願いします。スワミ。僕はもうこの状態に耐え切れません。」と言ってダルシャンラインからサイババさんに飛びつきながら「スワミ!僕は過去生で何か大きな過ちを犯したかもしれません。でもその事を全然覚えていないんです。その罪を今生で支払う為に、あなたは僕を無視されているのでしょうが、僕はもう本当にこの試練に耐え切れないのです。スワミ!お願いします。どうぞ僕の罪を赦して下さい。あなたが私をお許しになるまで絶対この両手を離しません!」と言って泣きながらサイババさんの両足にしがみついたんや。それを見たボランティアの人たちが走り寄って無理やり星やんをサイババさんから引き離したんやぜよ。その光景を横から見ていて、本当に胸が張り裂けそうやったぜよ。

ヨシオ:それってサイババさんの帰依者やったら誰でも体験するパターンやな。最初、サイババさんのアシュラムを訪れるとラッキーな人はインタビューなどに呼んでもらったり、手紙を受け取ってもらったり、声をかけてもらったりするけれど、ある日突然サイババさんはその人を無視されるんや。特にサイババさんのお若い頃から交流がある古い帰依者などは、そのサイババさんの極端な態度の豹変によってとても傷付くんや。今までバンガロールにサイババさんが来られた時は必ず家に寄られて一緒に食事をされたり談笑して子供達とも遊んだりしたのに、もう二度とその家に足を運ばれなかったりされるんや。特にマンディールが完成しサイババさんがマンディールの二階に住居を移されると、それまで自由にサイババさんの部屋に出入り出来ていたのに、勝手に階段を上がって自由にサイババさんの部屋に行けなくなったんや。

ポニョ:帰依者が増えて来たから、それは仕方がない事でヤンス。人が増えて来たのに誰でも簡単にサイババさんに会いに行けたら大混乱になるぜよ。

ヨシオ:サイババさんはその神の化身としての使命を達成する為に、帰依者に対するハードルも少しづつ上げられるんや。最初は子供を扱うようにヨシヨシされるけれど、その帰依者がサイババさんの教えに触れ、その教え通りに生きて行くかどうかを試されるんや。その為に帰依者になったばかりの人には、まるで子供扱いされるけれど、だんだんその帰依者が霊的に進歩するに連れて大人扱いされるんや。例えばシルディサイババは肉や魚を食べていたけれど、サティアサイババになると完全菜食で肉食する者、賭け事をする者、酒を飲む者は自分の帰依者と認められないと言っておられるやろ。

ポニョ:プレマサイババになれば真実を話さない者、心で悪い事を思った者、言葉と思いと行動がバラバラな者は私の帰依者だとか認めないなんて厳しい事を言われるんやろか。

ヨシオ:多分そんな事を言われそうな気がするよな。

ポニョ:今の世に生きている者は全て落第やぜよ。星やんの次の生はプレマサイババの近くのマイソールに生まれ変わるってサイババさんに言われたけれど、星やんはまだサイババさんにヨシヨシして欲しかったんやろな。あれだけ無視されて可哀想やった。でも大人扱いにされる事と無視される事とどういう関連があるんや?

ヨシオ:当初帰依者がサイババさんの教えに触れ始めた頃は、帰依者達はまだサイババさんの事もよく分からないので、先ずサイババさんが神の化身であるというサインや証拠を見せたりされるんや。そして今までの間違った生き方を矯正されるんや。でも一旦帰依者がダルマに則った正しい生き方ってどういうものかという事を知ると、次の段階はその帰依者が間違った方向に行かず、正しいダルマの道を歩むように導かれるんや。もしサイババさんの教えを知っているのにそれに反する生き方をしていると、その帰依者を罰したり、正しい道を指し示して下さるんや。その方法は直接ダルシャン会場で言われる事もあるし、インタビューに呼ばれて言われる場合もある。でもこの様にサイババさんが御自分の身体を使って指示しなければいけない帰依者は、学校に入学したばかりの新入生のレベルなんや。少しレベルが高くなって来ると、サイババさんは帰依者の夢の中に現れて指示をされるんや。そしてもっと帰依者の霊的なレベルが上がって来ると、その帰依者は自分の周りにいる全ての生きとし生けるものの中に神さんが見えるから、その帰依者の周りの人々を通じて指示をされるんや。そして帰依者の霊的なレベルがもっと上がると、その帰依者自身の全ての言葉や行為が神の化身の言葉や行為そのものとなり、その帰依者は神と何ら変わりがなくなってしまうんや。その為にも全ての帰依者は自分のハートの中にサイババさんが常におられるという事を悟らないといけないんや。いつまで経っても自分の外に神様を追い求めていてはまだ子供のレベルなんや。

ポニョ:だから小学生から中学生になるように、一定のレベルに達した帰依者をサイババさんは無視されるんやな。神さんは自分の外ではなく自分の中にいるって事を悟らす為に。でも今までヨシヨシされていたのにいきなり無視されたら苦しいよな。

ヨシオ:それは帰依者の霊的なレベルによるんや。ヒマラヤの洞窟に籠って修行しているヨギがサイババさんに会いに山を下ってアシュラムにやって来ても、そのヨギはサイババさんがそのヨギのハートの中にいつも鎮座し、ヨギが礼拝している神ご自身だという事を悟っているので、サイババさんはそのヨギにインタビューに呼ばれないんや。ヨギ自身もサイババさんが自分をインタビューに呼んでもらえないからといって悲しんだり落ち込んだりしないんや。一度だけダルシャン会場でサイババさんに挨拶だけして満足してヒマラヤに帰って行くんや。だって自分がいつも礼拝している神さんの御姿をじかに見れたんやから。

ポニョ:ふーん。おいら達とえらい違いやぜよ。おいら達はインドに行ってインタビューがもらえなかったらめちゃ落ち込むけど。そのヨギはサイババさんは肉体ではなく、自分のハートの中にいて自分がいつも礼拝している神さんやと知っているからなんやろな。だから肉体のサイババさんに全然執着していないんや。

ヨシオ:インドのアシュラムに行って帰って来た後、サイババセンターに行くと、サイババさんからインタビューをもらいましたか?とか、ダルシャンでサイババさんに手紙を取ってもらえましたか?とかサイババさんさんから何かメッセージをもらいましたか?とか聞かれるけれど、それってとてもレベルが低い質問なんや。

ポニョ:帰依者の人たちも、今までたくさんインタビューをもらったり、指輪やネックレスをもらった人が良い帰依者で、そうではなくサイババさんから無視された帰依者は、あまり良くない帰依者だとか言われるもんな。ひどい場合は、インタビューに呼ばれなかった帰依者はサイババさんから相手にされない程たくさんの欲望やエゴを持ち、あるいは誤った道を歩んでいる帰依者だとか陰口を言ってレッテルを貼る人がいるぜよ。

ヨシオ:そんな人の事はホットケーキや。神への道はその人と神さんの間の問題で、第三者が関与する問題じゃ無いんや。誰も神さんと帰依者の間に入る事は出来ないんや。

ポニョ:でも世の中には無知な人を騙して「私はサイババさんから直接メッセージをもらうことが出来ます。私とサイババさんは繋がっています。そのサイババさんからあなたに素晴らしいメッセージがありますよ。あなたの来月分の給料を私に寄付しなさい。」なんてほざいているペテン師もいるぜよ。

ヨシオ:そんな人の事は…

ポニョ:ホットケーキやろ。もう飽きて来たぜよそのダジャレは。

ヨシオ:いろんな霊的なレベルの帰依者がいるけれど、大事な事はその人のハートがピュアかどうかなんや。たとえ霊的に低いレベルの帰依者であってもハートがピュアであれば神様に到達することが出来るんや。まるで神様と直接繋がっている直通電話を持っているのと同じなんや。

ポニョ:その人が、神様ってこの世界のどこかにいる肉体を持った自分のような人間のようだと信じ込んでいても、ピュアなハートを持っていたら神に到達する事が出来るんや。それって面白いよな。

ヨシオ:昔、ラーダクリシュナさんというサイババさんの車の運転手がいたけれど、サイババさんがプッタパルティからホワイトフィールドのアシュラムに行かれる時に、サイカレッジに到着する寸前にいつもホーンを鳴らすんや。するとそのホーンを聞きつけた学生たちが、その時に授業中であっても、試験中であっても、食事をしている時でも、鉛筆や消しゴムや何でも持っている物を全て放り出してサイババさんの部屋がある建物、トライブリンダヴァンの方に皆で競うように「スワミが帰って来られた!」と大きな声で叫びながら走って行くんや。そして一階のホールからサイババさんの部屋がある二階の部屋の方に両手を合わしてサイババさんのお姿を一目でも見ようと思って待っていると、サイババさんが部屋から出て来られて二階の部屋から姿を現されるんや。サイババさんは学生たちが両手を合わせ、サイババさんへの愛の光を発する真剣な眼差しを向けているのを微笑みながら見られるんや。その時、サイババさんは小さな声で何かボソボソ言いながら、手で何かを掴み上げてそれを上の方にそれを解き放つような仕草をされていたんや。サイババさんの近くにいた人がその奇妙な仕草に気づき、耳を澄ませながらサイババさんが一体何を言っておられるのか注意深く聞くと、こんな事を言っておられたんや。「ピュアなハート、ピュアなハート、私が欲しいのはピュアなハートだけ」って。

人間は人類同胞を愛していません。
人々の間に一体性がないことがバーラタの現在の問題の根本原因です。
家庭にも、社会にも、国にも一体性がありません。
一体性のあるところには純粋性が現れ、純粋性のあるところには神性が現れます。
今、必要なのは一体性と純粋性と神性です。
今の科学者たちはさまざまなものを考案しています。
二階建ての飛行機が空を飛んでいます。
しかしながら、科学技術による大きな進歩と共に、人間の生活の質もまた大きく失われています。
昔はこのようなことはありえませんでした。
何人もの人が同じ屋根の下で安らかに幸せに共に暮らしていました。
何かを恐れて生活するなど考えも及ばないことでした。
しかし、今はあらゆるところに恐れが浸透しています。
恐れはどこから生じるのでしょう?
自信の欠如がその原因です。
人は内なる真我を信じていないのです。22/11/08