サイババが帰って来るよ

Count down to the Golden age

63年前の降誕祭に行ってみよう

2014-11-23 00:00:43 | 日記
電子本「サイババが帰って来るよ」Part1~4は以下のポニョ書店からどうぞ

http://bccks.jp/store/114521
Sai's Messages for The Golden Ageの文庫本が出来ました。上下の二部に分かれますが小さいのでいつでも何処でもババの御言葉をポケットに入れて持ち運びが出来ますよ<script type="text/javascript" src="http://bccks.jp/bcck/128820/widget"></script>


ポニョ:スワミ!89歳の誕生日おめでとうございます。ところでいつ帰って来られるんですか?ああ、そうもう少しだけ待ってね。分かりやした。もうちょっとだけやで。来年の今頃やなんて言わんといてね。それでなくても首がキリンさんになって来ているのに。

ヨシオ:ポニョは何を一人でブツブツ言ってるんや。ほっといたら、ずっとしてるやろ。飽きないよないつまで経っても。こういう人間は。嫁さんもポニョとおったら、いつもおもろいから喜んでるやろ。

ポニョ:いや、こんな一人芝居を結婚以来見てきてるから、またかっていう感じやな。でも、いつも笑って見てるわ。

ヨシオ:誰でもおもろいと思うで。そうか、ババは89歳になられたんやな。お袋は生きてたら80歳やから九つ年違いや。

ポニョ:ということは、お袋さんは戌年やから卯年やったんかババは。

ヨシオ:いや虎と違うか?うちの長女と一緒やと思うで。

ポニョ:そうか、寅年か。虎神さんやな。それで、いつも虎の剥製と一緒に写真を撮っておられるんかな。

ヨシオ:偶然やろ。その虎は王様の宮殿に置いてあったものなんや。サイババさんが座っておられる虎の敷物は、イギリス人が狩りに出て撃ち殺した奴や。その時、ジープがエンコしてババに助けてもらおうとアシュラムにやって来たら、ババがあんたが殺した虎の子供がお母さん虎を探して森を彷徨っているので、捕まえて動物園に連れて行きなさいと言われたんや。この事記事にしたよな。

ポニョ:やったやった。その頃のプッタパルティはまだ、僻地っていう感じやったもんな。野生の虎がうろうろしてたんやもな。そん頃のババに会いたいな。降誕祭もそんなに人が来ていなかったよな。

ヨシオ:それじゃ、今日はババの二十五歳の時やから、63年間までタイムマシンに乗って遡ろうか。そして、若かりし頃のババの降誕祭をみんなで祝おうや。

ポニョ:ええ案やな。それじゃすぐ始めよか。

ヨシオ:その年、マンディールが完成するんや。荒野に突然巨大な建物が出来て、人々は驚くんや。でも、それと同時にどうしてこんな僻地に、こんなに大きなマンディールを建てないといけないのか、さっぱり理解出来ないんや。

ポニョ:そら、誰でもそう思うぜよ。クレーンでさえ入って来るのが難しかったもんな。


その巨大な建物は荒野の真ん中に忽然と姿を現しつつありました。

どうして、こんなに辺鄙な何もないところに、こんなに大きなマンディールを建てなければいけないのかという疑問を心の中に持っていた帰依者の人と、プッタパルティの村外れの丘を歩いていた時に、サイババさんは南の方を指差して言われました。
このサイの降臨は、この地方を最高の平安の場所に変えるであろう。
多くの建物が建ち並び百万人もの人々がインド中いや、世界中の人々が私のダルシャンを求めてやって来るであろう。
君は将来ここに立ち、そして私があのマンディールのポーチにいるのを(人が多すぎて)ほんのかいましか見れなくなった時に、今のこの私の言葉を信じるであろう。



さあ、いよいよマンディールが予定通り、ババの25歳の誕生日に完成しました。


早朝六時から十日間に渡る降誕祭と落成式典が始まりました。
サイババさんは式辞の中で、先ずこのマンディールをプラシャンティ ニラヤム(至高の平安)と名付けられました。そして、続けてこう言われました。
ここは、悪い思いもなく、新しく生まれた子供のような心を君たちに与えるでしょう。
人としての身体は、たくさんの動物などの生を経て取ることが出来たのです。
あなたの、思いが次のあなたの生を決定するのです。
プッタパルティという名はテルグ語でプッタつまり誕生、とパルティつまり変化もしくは無いという二つに分けることが出来ます。
つまり、誰でもここプラシャンティニラヤムに滞在して、瞑想やバジャンや他の霊性活動をする者は生まれ変わることは無いのです。
と。
お神輿が来るのをトゥルシの木の横で待っておられるババ

ババは、バラやジャスミンの花で飾られたお神輿に乗られ、村の道を帰依者たちと練り歩かれました。
お神輿がやって来た

ブッカパトナムから音楽隊が駆けつけて来ており、バグパイプなども一緒に演奏されて人々は大きな声でバジャンを歌いながら歩きました。
お神輿に乗りましたよ

そして、多くの人たちはババの眉間に、まるでシヴァ神の第三の眼のようなとても明るい光るものを見つけたのでした。
村を練り歩きましょう

そのお神輿に乗っておられる間、ババはお神輿に付けてある花から花びらをむしり取って手の中にたくさん集め、遊んでいるように見えました。
お神輿の中で花びらをちぎっておられるババ

しかし、ババがそれらの花びらを帰依者たちに投げられると、それらは宙でシルディババとサッチャサイババの像が描かれた銀のロケットや、指輪、ペンダント、キャンディ、干しぶどう、ナッツなど、様々なババからの帰依者へのお土産と変化したのです。
神輿が、昼の一時にプラシャンティ ニラヤムに戻って来ました。
川も渡りましょう

お神輿を下ろそうとするとサイババさんは、ちょっと待つように合図されました。
そして、今まで花から花びらをむしり取られていた花弁を、神輿の上から下にいる帰依者たちに放り投げられたのです。
その、数え切れないほどのたくさんの花びらは、なんと宙で銀貨に変わったのでした。
それらの銀貨には一様にサイババさんの絵と、インドのあらゆる言語と英語で私がここにいるのに何を恐れることなどあろうか。と刻まれてあったのです。
それらの奇跡は、そこにいた全ての人々を興奮のルツボに陥れたのでした。
いろいろ撒きますよ

降誕祭で、とても印象的だったのはサイババさんがジョーラという吊りソファーに座られて、ゆっくりと前後に揺られながら落成式典を見られていることです。
揺れる吊り椅子に腰掛けましょう

その間、詩人たちが自分の作った詩を披露したあと、ババから銀の宝石箱を与えられたり、マンディールの建築労働者達にもいろんな物をプレゼントしておられました。
男性には、男用の腰巻を、女性にはサリーやブラウスをプレゼントされました。
エンジニアリングの会社から二十台近くのモーターバイクの寄付がありましたが、これらは全て建築労働者に寄贈されました。
そして、様々なアーティストたちが音楽などを演奏して、ババから鈴のついた鎖を物質化して与えられていました。
また、ある帰依者のカップルがその日に結婚式を挙げましたので、花嫁に神聖なネックレスを物質化して与えました。
この神聖な首飾りは本当は誰の手にも渡したりしてはならないのに、様々な人たちが見せて欲しいと押しかけてきて人が触れた途端、消え失せてしまったのでした。
もう一度、物資化して欲しいとババに懇願したのですが、これをきっかけにあなたはもっと注意深くならなければなりません。と言って与えられませんでした。

また、このような出来事もありました。
マドラスからやって来たアーティストに君はシータの劇を披露してくれるかい。と言って席に着かれて見る用意をされました。
でも、その人は、まだ音楽家達が全員そろっていないからそれを披露するのは無理だったのです。それで、大観衆の前で両手を上げてサイババ~と言って泣き始めたのです。
サイババさんは、席を立たれて観衆の中をウロウロされて四五人の人たちを選び、舞台に行くように指示されました。
その人たちは、お互い全く知り合いでも何でもなかったのですが、そのアーティストがいるはずだったヴァイオリニストや、歌手、ドラムなどの音楽家だったのです。
そして、観衆が固唾を飲んで見守る中寄せ集めのパフォーマンスが始まりました。
その劇の一場面にシータの結婚式のシーンがありますが、アーティストの人がババにあなたがシータに結婚式の首飾りをかけて下さいませんかと尋ねました。
するとババは、その首飾りは用意してあるの?と尋ねられてから、自ら観衆の前で首飾りを出されました。
そして、その首飾りのペンダントには何も描かれていなかったのですが、ババがそれを両手で握ってから開くと、一面はババの画像でもう一面はヴィシュヌの劇をプラシャンティニラヤムでサラスパティバイによって演じられた。と刻まれていました。
そして、ババはラーマの役になってシータに結婚式用の首飾りを首にかけられたのでした。

マンディールが完成してから、サイババさんは毎日のスケジュールに追い回されていました。
帰依者と一緒にバジャンを歌ったり、花輪を作ったり、壁や天井を飾り付けるために梯子に上って遊ばれたりもしました。
そして、チットラヴァティ川を渡ってやって来たり、帰って行く帰依者の荷物や子供を抱いて一緒に渡ったりしました。牛車に荷物や子供を乗せるのを手伝ったりもしました。
また、食事の準備を手伝ったり、水を汲んで来たり、食事の準備で忙しい時にはその間子供の世話もされていました。
また、近くの村からやって来た人には、バジャンが終わって外が真っ暗になると、自らオイルランプを持って行く道を照らしながらその人たちを隣村まで送って行かれたことなどは、一度や二度ではありませんでした。

また、ある帰依者が若くして寡婦になり、生きる望みを失った為に自殺しようと森の中を一晩中彷徨い歩き、毒蛇を踏んで噛まれてそのまま森の中で横たわって死んでしまうところを、ババに翌朝助けられてババが自ら食事を作られてその未亡人に食べさせました。
そしてそれは、その夫人がこの世を去るまで続いたのでした。

ババは、いろんな方法で自らの帰依者たちを守りました。ある日、財産のことで裁判沙汰になり、帰依者が裁判に出ることになりました。その裁判で偽の証拠を突きつけその帰依者に不利になるように働きかけようとして裁判所へ行こうとした二人の男が乗ったバスの前にヘビが現れたのです。
そのヘビは鎌首を上げて踊っているように見えました。バスの運転手はバスを止めた途端その蛇がバスの中に入って来て、その二人の前に立ちはだかって動きがとれないようにしたのです。
そして、一時間後ヘビは何処へともなく消えて行きました。その後二人は急いで裁判所へ行きましたが、すでに帰依者に有利な判決が出ていて手遅れでした。
その後、ババはその帰依者にババが蛇になってその帰依者を救ってあげたと言われたのです。
サイババさんに神聖な光を見ました。クマールさんの話
全ての信者たちが、丘の麓に集まってババを見ていました。
すでに、陽は地平線に沈んでいてサイババさんは皆から見えるところにおられました。
すると、ババの頭の後ろから赤い光が見え始めました。まるで夕日の光のようだったんです。そうしてるうちに、その光はゆっくり消えて行きました。
でも、その代わり太陽の何百万倍もの強い光線が蛇の頭にダイアモンドが光っているような感じで輝き始めたのです。
その強い光に耐えきれず二人の人が気を失って地面に倒れてしまいました。
他の人々は、この凄い光景を見逃すまいとして歓喜に満ち、大きく目を開けながら見ていました。光が突然消え失せ、辺りは暗闇に戻りました。
眩しい光を見ていた後、突然暗闇になったおかげで、しばらくの間盲目状態になって何も見ることが出来ませんでした。
でも、ゆっくりと視力は回復して行きました。
そして、周りがはっきりと見えるようになったと思ったら、サイババさんが目の前におられて大声で笑っておられたんです。
私たちみんなも幸せな気分になりました。
そして、気絶している帰依者のところへ行きヴィブティを額につけられました。
彼らは気がつくや否やサイババさんに平伏していました。
私が推測するに、私たちがいたところから、ババが立っておられた丘の頂上まで六十m程あったと思います。


最後にこのような話もありました。サイババさんの食事を作っていた年を召された女性がいました。ある晩、彼女はメガネをかけてクリシュナのヴァガバットギータを読んでいました。
すると、突然ババがその年を召された女性の膝の上に乗り、そのシワだらけの頬を撫ぜられて、メガネを顔から取り上げられたのです。
その女性はそれが無かったら私はこの本を読めないではないですか。返して下さい。と頼みました。
ババは、どうしてギータなんて読みたいんだい?と聞かれました。その女性は、私は、クリシュナが言われた事を学んで悟りを開きたいのです。と言いました。すると、ババは僕がその本の中でギータを説いたクリシュナなんだよ。そのクリシュナがあなたの目の前にこうしているのに、何で本なんか読むんだよ。と言われたのです。

“何も心配することはありません。
何を体験しようとも、そして何が起ころうとも、それはアヴァターが意図したことだと思いなさい。
このアヴァターが地上に降臨し、そしてその使命を果たそうとするときに、それを遅らせるような力などこの世に存在しません。”

“私は神である。
あなた達はこの私が来た機会を逃さずに、川を渡らねばならない。
あなたがやらねばならぬ事は、船に乗ることである。
私が船長で、あなた達が乗船して来るのを待っているのだ。
次の二千年の間、誰もあなた方を今私がやっているように、対岸へ連れて行ってくれるお方はこの地上に来ないであろう。”

“私があなた方と同じように話し、笑い、歩き、食べているからといって惑わされてはなりません。
身体の感覚に惑わされてはなりません。私の行為はすべて無私、無私、無私です。
私には利己心は全くありません。
この真実を固く信じなさい。
完全に信じるなら、たとえどこにいようとも、あなたの願いは求めずともかなえられます。
完全な信仰を抱かない者のみが苦しむのです。
自分への自信をもっと持ちなさい。
これはあなたが最初に取りかからなければならない霊性修行です。”