すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

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穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

レッドリップスからの贈り物

2016-09-13 | ノルウェーの生活

レッドリップス(red rips)英語ではレッドカラント(red currant)

和名はセイヨウスグリ

Red rips is “Red Currant” in English
and “Seiyosuguri” in Japanese.

私が初めてレッドリップスに出逢ったのは、3年前。

相方さんのお父母さんは、毎朝食にティータイムに
レッドリップスのジャムを出してくれました。

甘過ぎず、ほどよい酸味、チーズと一緒に食べると美味しい!
綺麗な色に、初めての味と食感。

It was three years ago, when I first met red rips.
My husband’s parents offered red rips jam to me for every breakfast and tea time.
It wasn't too sweet and had a good sour taste, and it was very delicious with cheese!
It had a really beautiful color, and it was my first experience with its taste and texture.

後日、相方さんのお父母さんと一緒に庭で
レッドリップスを摘ませてもらいました。

夕陽を受けて輝き、また夕陽を透かして輝き、
触ったら簡単に破れそうな実が、
肩を寄せ合っているよう。

私はレッドリップスに一目惚れしたんですねえ。

Later, I picked red rips with my husband’s father and mother in the garden.

The rips were bright, with sunlight that both reflected and passed through,
the fruit is like if we touched it it would break easily,
and they are huddled together in clusters. 

I think I loved it at first sight.

相方さんのお父母さんは、たーくさんのリップスを手早く摘んで、
すぐにジャム作りにかかります。
煮ないで、少し潰しながら砂糖を混ぜていくだけです。
そして、お母さんは、沢山の容器に詰め、冷蔵庫に保管しました。

その姿に思いました。

これは楽しみだけじゃないんだ。北の地で生きるために必要なんだ。

My husband’s parents picked a lot of rips very quickly,
and proceeded with making jam.
The rips were squeezed a bit and mixed only with sugar,
and with no boiling.
Mother separated the jam into many containers and stored them in the freezer.

So I thought
that this is not only for enjoyment but also about living in the north.


この9月、私にとって二回目のリップス摘み。

重い雪の下で冬を越すのを見て、
3年前よりもっとレッドリップスが愛おしくなりました。
同じ庭で私がレッドリップスを摘み、
私がジャムを作っているのです。
お母さんの手さばきを思い出しながら。

It’s second time picking for me this September.
I watched how the red rips had overcome winter and heavy snow,
and I love it even better than three years ago.
I’m picking rips in the same garden, and I’m making jam,
remembering how my husband’s mother did it.

 

先日は、最後のリップス摘みの後、お父母さんと私の作ったジャムでコーヒータイム。

ベランダで食べるのも、これが、今年最後かなあ、たぶん。
庭の葉がすっかり色づき、気持ちいい

On the other day I had coffee time with my parents in law, with my jam after the last rips picking .
Maybe it will be the last time on the veranda this year.
How comfortable, surrounded by colorful leaves!

ちなみに・・・私は思うのです。

庭にレッドリップスがなかったら、
私は、ひょっとしたら今ここにいなかったかも(^^)

Anyway, I think

if there were no red rips in the garden,
maybe I’d not be here (^^) 

 

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
🍸追伸. (なおみ)
2016-09-15 05:55:17
思わず感慨にひたってしまって、大事な事を言いそびれてしまいました。

ちょっぴり早いけど

🎂お誕生日、おめでとうございます🍷

同じですね~ Go Goですね~😄

お互いに「実り」ある年で………✨✨✴❇
返信する
🍸追伸. (なおみ)
2016-09-15 05:55:14
思わず感慨にひたってしまって、大事な事を言いそびれてしまいました。

ちょっぴり早いけど

🎂お誕生日、おめでとうございます🍷

同じですね~ Go Goですね~😄

お互いに「実り」ある年で………✨✨✴❇
返信する
Re:🍒心から「愛」を込めて (s_l_s_sugina)
2016-09-15 01:51:52
なおみ様
いつもブログを読んでもらって、ありがとうございます!
我が家の庭のグミの木のこと、
すっかり忘れてました。
あの頃は専ら木登りと摘み食いでした😆
懐かしさと、感慨ひとしおです。
ありがとうございました!
返信する
🍒心から「愛」を込めて (なおみ)
2016-09-14 23:35:33
「レッドリップスからの贈り物」をありがとう
素敵な内容に思わず涙しておりました
心がポワポワ…とても優しい気持ちになりました
心新たに、心から…💐💞🎉

以前に晴ちゃんがブログで紹介してくださった「地球の美しさと神秘を感じられる人は、科学者であろうとなかろうと…」を思い出し

そして昔、晴ちゃんの家の庭にあった「ぐみの木」の光景が目に浮かびました

いつも、素敵なノルウェーの風景&写真、素敵なお便りをありがとうございます。
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