●「夏至祭」ってなんだろう?
2017.6.23.19:50
ヨーロッパでは、夏至を祝う習慣があるんですね。
夏至祭は、ヨハネの誕生日を祝う日とも重なっています。
トロムソでは、毎年6月23日と決まっていて「St.Hans(サンクトハンス)」と言われます。
それにしても・・・どうして夏至を祝うのでしょう?
●この日の伝統料理は、「Rømmegrøt(ランメグロート)」
この日、まず相方さんのお父さん、お母さんの家に行きました。
私のお目当ては、「Rømmegrøt(ランメグロート)」、
一年でもこの日だけ作るという伝統料理です。
「Rømme(ランメ)」はヨーグルトとクリームチーズの間のようなクリーム。
これに塩、小麦粉だけを鍋に入れて作ります。
グラニュー糖とシナモンを振りかけ、ハムと一緒に食べます。
えっ、それだけ?そう、これだけです。
これには訳があるのです。
5月に雪が解け白夜がやってくる。
草は急激に伸び、それを刈り取り冬に備える。
刈った後は、ジャガイモやニンジンなどを植え付けます。
ちょうどその頃、夏至を迎えるのです。
この短期間の集中労働を労わりたい、
まだ収穫のない季節に豊富にあるもので、簡単に・・・
そこで「Rømmegrøt」が生まれたようです。
これは高カロリーだわ。見かけと違ってお腹がすぐいっぱいなる!
なるほどー、です。
●たき火でソーセージ!
さらに私たちは、畑へ移動。
今年は、小さな畑を借りたんです。
あそこが、私たちの畑ですよ~!
私たちは、区割りして一緒に使う皆さんと畑で過ごしました。
火で焼いたソーセージが美味しい!
これも夏至祭のお決まりなのだそうです。
夏至祭は、
夏の始まりを祝い、豊作を祈るものだと思いますねえ。
冬春が長く、夏の訪れの遅い地域ならではでしょう。
●仕事の前にノルウエー語の習得!
私自身も、やっとノルウェー語の勉強を始めました。
えっ、今ですか?
そう、やっとなんです。
これまでは英語だけで精いっぱいで、
ノルウェー語もやろうとは思えなかったのです。
また今回は、2月にノルウエー語の授業の申請をすることができました。
伴侶がノルウェー人だと、
無料で550時間授業を受けることができるのです。
ただ待ち人数が多くて、いつ始まるかわからないというのです。
通知を待っている間、自分で絵本で勉強したり、
日本人の人に教えて頂いたりして、
ノルウェー語を身近に感じるようになってきました。
そして6月、やっと始まりの通知が来て、
授業が始まりました。(始まって2週間で夏休みになりましたが・・・)
シリアの人が書いてくれました。アラビア語で「はるこ」
● えっ、あの桜の花に注文?
仕事はしたい。だけど、「まずは、ノルウエー語習得!」としたわけです。
ところが、japanstuaで作った桜に注文が入り、
小さな小さな仕事が始まりました。
Sakura Produkt。
これについては、またお話ししますね~!
● えっ、本物の桜がトロムソに?
畑仲間が、びっくりすることを教えてくれました。
「すぐ近くに桜の花が咲いているよ」と。
2017.6.14.22:50
一体だれが、桜の木を推薦してくださったのか?
どこから、どのようにここまで運ばれたのか?
今年は見るのをあきらめていた桜をここで見ることができるとは・・・
この地との縁の証のようであり、
応援を頂いたようであり、
涙が止めどなく溢れてきました。
* ** * ** * ** * **
楽しみつつも、悩みながら探り続けてきたこの2年は、
今思えば、ここの長い冬から春のような準備期間でした。
今ようやく私にも夏が来たようです。
こんな気持ちで夏至祭を迎えられたことに感謝です。
明日からどの学校も夏休み。
私も日本に帰ります~!
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