すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

トロムソ島が、光の島になる。

2022-12-12 | そらちゃんレポート
北欧の雪国。
クリスマスの時期、
トロムソの町は、どんなんだろう?

まず、クリスマスとは言いません。
「JUL(ユル)」です。
※ Julについては、ここで書いています。

「Julと光と灯りたち」
https://blog.goo.ne.jp/s_l_s_sugina/e/873382c6852a7d902b77a74b5911c1ef

JULは、
23日のLillejul(リッレユル・小さなJul)に始まって、
新年まで家族・友人が集う時期。

それに向けて、
Julgave(ユルガーベ・プレゼント)を用意したり、
家の飾り付けをしたり、
お菓子を焼いたり、
あちこちであるJulコンサートに行ったり。

日本のクリスマスとお正月が
一緒になったようなものです。

でも、つくづく日本と違うなあ、
と感じることがあります。

派手な飾り、色とりどりのイルミネーションがない。
クリスマスソングの音楽もあったり、なかったり。

地味なものです。


Stortoget(ストールトーゲ)julmarket(ユルマーケット)

いつだったか、
トロムソの街中の通りの上の明かりを
色とりどりにゆっくり変わっていくものに
した時がありました。

私は、気分が変わっていいなあ、
なんて思っていたのですが、
翌年は、暖かい色一色になりました。

市民から
「落ち着かない」という声が多かったそうです。

色が変わり続ける空の色と合う色が選ばれる。

確かに大事だわな、
と最近は私も納得しています。

でも、この時期、
トロムソ島は、
まるで「光の島」になります。

一軒一軒が光を放つからです。


個人の庭の木も灯されている。


高校の校庭の木にも


日曜日の高校の窓

初めてトロムソに来たとき、
家々の暖かい光の色に感動したものです。
トロムソに帰ってくると、
今もこの色に
ほんわかした気持ちになります。

忙しい時季ですが、
皆さん、ゆっくりまいりましょう。


トロムソ島の対岸から
コメント
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