すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

触れ合い、癒し合う。

2010-07-09 | 縁側の日

●2010年7月1日(木)より

この日は、看護大学の伊藤薫先生を講師にお招きしました。
題して・・・

「ケアする人のセルフケア」

と言いましても、お話しというより、
参加者同士での実践でした。

紹介していただいたのは、二つ。

① アロマオイルを使った“ハンドコミュニケーション”
② 掌のぬくもりと優しさが伝わってくる“タッピングタッチ”

 どちらも日頃気楽にできて、やる方もやられる方も気持ちがいい!
だから、やり合いっこすると、とってもいいコミュニケーションになると思います。

相手は、おじいちゃん、おばあちゃん、子ども、ご主人・・・
どなたでもokですよ~!

触れてもらっている。
それだけで、あったかく癒されてくるのは、不思議。

きっと人間は皆そうなのでしょうね。

私の息子が、反抗期のとき、
「足のうらの踏みあいっこ」というスキンシップで
お互いの心が緩み、救われたものです。

●【ハンドマッサージ】

自分の手にアーモンドから取ったオイルをたっぷりとって、
それを、自分の掌でぬーるぬーるとひろげる。

その時点で好みの香りが広がって、気持ちがいい。

さあ、相手の腕から掌をマッサージしてあげましょう。

少し圧力をかけては、すっともどす。
少し圧力をかけては、すっともどす。

これを繰り返します。
リズムがつかめてくると、
やってる方も気持ちがいいんです!

●【タッピング・タッチ】

これも、ぜんぜん難しくありません。

ただ、掌を広げて背中全体を触ってあげるだけ。

ハート型に。
大きく四角く。
右よーこ、下、左よーこ、下、右よーこ、下、・・・。

ゆっくり、ゆっくり。
動きはそれだけなのですが、熱いくらいの温かさが伝わってきて、
まるで背中の細胞が徐々にほぐれていくような感覚があります。

背中って、自分では触れることができない・・・。
人がいて初めて触れてもらえる場所。
だから、「触れ合い」が生まれるのでしょう。

人間には、そういう関係が生まれるように、
そういう掌からの力が備わっているんですね。

これは、使わなきゃもったいない!

今日は言葉でなく癒しあえました。

中でも、認知症のおばあちゃまの手つきの優しかったこと!

とてもかないませんでした。

 

= その他、一言メモ =

★本の紹介:「認知症介護はセロトニンで楽になる」。青春出版
★三重短期大学・看護大学の図書館は、夜9時まで一般公開されている。
 専門的な本を見たいときにはいいかも!
★年に逆らわず、年を受け入れよう!
 アンチエイジング ⇔ グッドエイジング
★自分で心地よいポジションを見つけよう!
★遊び時間をとろう!
 上手に遊べる人は、いい仕事をする。
 上手に遊べる人は、予測して段取りをつけるのがうまい
 上手に遊べる人は、自分を解放させるのがうまい。

 

コメント (1)
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