快晴無風、動物園にでかけた。画像は12日、鹿児島市平川撮す。
兎
白兎がからだをガラスに押しつけるようにして眠っていた。ガラスが温いので、日向ぼこをしているうちに眠たくなったらしい。
亀
大きな亀がのっそりと這っていた。カメラをむけるとこちらを向いて動作をとめたので、撮りやすくなった。
兎より亀が早しと日向ぼこ 五 郎
動物園のなかは、絶好の日向ぼこ日和だった。
快晴無風、動物園にでかけた。画像は12日、鹿児島市平川撮す。
兎
白兎がからだをガラスに押しつけるようにして眠っていた。ガラスが温いので、日向ぼこをしているうちに眠たくなったらしい。
亀
大きな亀がのっそりと這っていた。カメラをむけるとこちらを向いて動作をとめたので、撮りやすくなった。
兎より亀が早しと日向ぼこ 五 郎
動物園のなかは、絶好の日向ぼこ日和だった。
学園の庭にテナーサックスだろうか、楽器を吹奏している若者像が建っていた。
そのまえに葉牡丹を咲かせたプランターが飾ってあった。画像は9日、鹿児島市谷山中央で撮す。
農業祭入賞葉牡丹みな予約 久 子
北総時代にブログを通じて知り合ったKAWASAKIさんは、葉牡丹づくりの名人だった。
先日、一輪だけ咲いていた桜が盛りをむかえていた。普通の桜にくらべて紅がちに思えたので、歳時記をめくって調べたところ「緋寒桜は九州や沖縄の暖地に生え、1-3月に緋色の花を咲かせるが、俳句ではとくに種を区別せず、たんに冬に咲くサクラとして詠む」の一項があった。
画像は7日、鹿児島市谷山中央で撮す。
うつし世のものとしもなし冬桜 花 蓑
季語の曖々然昧々然としたところは、この日記に俳句を引用するのにまことに都合がよい。
民家の庭の蜜柑の木の真ん中に、木守柿のように実がひとつ残っていた。
歳時記には木守蜜柑は載っていない。画像は7日、鹿児島市谷山中央で撮す。
こまやかに蜜柑をむきて未婚なり 俊
糸のような筋をきれいにとり除いているのだろうか。
立春の日、小学校の校庭で生徒たちが凧を揚げていた。凧揚げは新年の季語とばかり思いこんでいたが、あらためて調べてみると、春の季語だった。
画像は4日、鹿児島市谷山中央で撮す。
凧糸の白のひとすぢ身より出て 信 子
風がないので、生徒たちは凧を揚げるのに駈けなければならなかった。体育の時間なので生徒を運動させようと、教師はわざわざ無風の時間帯を選んだのだろうか。
寺の名のついたバス停でバスを降りた。画像は2日、鹿児島市平川で撮す。
石寺
参道をたどると、石造りの巨刹が現れた。薩摩では廃仏毀釈が徹底的におこなわれたといわれており、木造りの古刹はおそらく現存しないらしい。
福詣で一寺に二福得てたのし 宵 火
神籤を二回も引いたのだろうか。
撞木
鐘楼に大きな鐘が吊られていた。
撞木の頭日々に新らし照若葉 豊 水
撞木のさきは鉋をかけたばかりのようだった。
鵯
芽吹きはじめた枝に鵯がとまっていた
人のする絶叫なるを鵯もせる 垣瓜人
寺の鵯は座禅を組んでいるように静かだった。
焚火
庫裡では缶焚火をしていた。護摩のように炎が赤かった。
捨てし身や焚火にかざす裏表 茅 舎
焚火に向いたり、背向いたりしているのだと思う。
ひさしぶりの快晴。民家の庭木の桜が一輪だけ綻んでいた。
手元の歳時記では梅一輪の句の引用にはこと欠かないが、桜一輪や花一輪は載っていない。桜万朶の句は多いが。画像は1日、鹿児島市谷山中央で撮す。
満面にふくらんで来し朝桜 盤 水
桜の開花宣言は5ー6輪ひらいたときにするものだそうだから、谷山の桜は今日あたり宣言できるかもしれない。