磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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D137.キャンプといえばカレー

2006年02月02日 | 【小説】 レインボー...
XI.エコ・キャンプ(虹の世界)

D137.キャンプといえばカレー





「晴れてよかったね」
「本当だね」
 鈴木は、キャンプに何回も来ているらしく、要領良く説明しながら、テントを作っていく。

「これで、今夜の寝床は完成したね」
「完成しましたね。てーんと寝転べまんがな」
「……、それ駄洒落」

「葵、相手にするから、あんなのでも喜んでいるのよ。相手したらあかんって!」
 と良子が葵に注意した。

「うん、そうやなあー」
「おもろうなかったか?」

「そうやなあー、俺ヤスの親友だけど、やっぱり面白くなかった」
「そうかあー。あー、お笑いの道もきびしいなあー」
 とヤスは嘆いた。

「お笑いの道もきびしいなあーって、ヤス。おまえは将来、お笑い芸人でもなるつもりかー」

「うん、まあ、その……」
「難しいぞ」
「そんなんなれへんわ」
 と女の子たちは冷たい。

「でも、ヤスなら、人を馬鹿にしないからいいかもなあー」
「でも、人に馬鹿にされると思うわ」
 女の子たちは手厳しい。

「人を馬鹿にするような人間にはならんでくれよ」
 鈴木はみんなにお願いした。

「それなら、みんなヤスのこと馬鹿にしているやないかあー」
 チャボはヤスをかばったつもりだが、ヤスには一番きつい言葉だった。

「あはは……、まあヤス、少しは考えないといけないなあー」
 と鈴木は言う。

「何を?」
「もっと、面白くなるためにはどうしたらいいか」
「なかなか、難しいなあ」

「うん、でも、みんな楽しく生きたいよねえ。そう、ヤスはしようとしているだけなんや」
 チャボはヤスをかばった。

「それじゃ、夕食でもつくろうか!」
 鈴木は皆に語りかけた。

「何を作るねん」
「カレーって決まってたはずだけどなあー。なあーにも、レジメよんでくれていないんだから……」





閑話休題

どういうわけか、飯ごうでご飯を炊いて、
食事をするときのメニューもカレーでした。

今は豪華なバーベキューとか、
すごいなあーと思いますね。

キャンピングカーは、
かなり豪華な感じを
僕なんかはします。








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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アウトドア派 (雨漏り書斎)
2006-02-03 21:10:36
じゃないんですが、キャンプの昼飯というと、9割方カレーのような気がしますが・・・
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僕はどっちにしても (鱧男)
2006-02-03 23:00:39
食欲より山や川で遊ぶ方を選んでました。

さぼってました……。



山はいいですよね。

たいていの物がおいしくなります。

返信する

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