『戦後の軍備管理 Postwar negotiations for arms control』
B.G.ベックヘファー(著)/小谷秀二郎(訳)/
日本国際問題研究所、鹿島研究所出版会1966年
いくら権威や、教養があったとしても、マフィアの論理でしかないようにボクには思える……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/a7/ace84585cc7f918271f1211bddcb12bc.jpg)
トルーマン大統領……。下「」引用。
「一九四五年五月早々、トルーマン大統領は原爆の管理方法を検討するために高級委員を指命するようスティムソン陸軍長官に依頼していた。この委員会の重要さは構成員の内容で理解できる。
すなわちスティムソン長官、陸軍動員復員局員を退いて一市民となっていたが、当時まだ国務長官に任命されていなかったジェームス・F・バーンズ、経済問題担当国務次官補ウィリアム・L・クレイトン、ラルフ・バード海軍次官、ニューヨーク生命保険会社社長で陸軍長官の特別補佐官であるジョージ・ハリソン、科学調査開発院議長バネバー・ブッシュ博士、マサチュセッツ工科大学学長カール・カンプトン博士およびハーバード大学総長ジェームス・コナント博士らがいた。原爆の開発に協力した四科学者まもこの会を補佐するために任命された。この科学者の顔ぶれには、J・R・オッペンハイマー博士、E・O・ローレンス博士、A・H・カンプトン博士およびエンリコ・フェルミ博士によって構成されていた。また原爆製造に主に名をつらねた代表的な製造業者のグループもこの委員会に協力した。-略-」
拒否アメリカ……。下「」引用。
「国連軍に関する国連憲章の諸規定が非現実的なものであることは、すでに早くも一九四七年において明かであった。わずかの期間で軍事参謀委員会の活動は、停止状態に陥っていったのかもしれない。このエピソードは、ソ連をして、多少の理性を見せながらではあったが、これらの交渉決裂の責任が合衆国にあると批難する余地を与えることになった。」
バネバー・ブッシュ博士……。下「」引用。
「バネバー・ブッシュ博士は、かつて神経ガスを生産し、また、戦争で使用しない協定を結ぶこと示唆したことがあった。このような協定の遵守を保障するための査察制度は、他の査察制度よりも厄介ではないであろう。なぜならば神経ガスの生産には、大きな工場が必要であるからである。しかしながら、さらに進んだ研究によれば、このような査察制度でさえも余りにも大規模すぎてソ連の指導者たちには興味をもたせないだろうということが分かった。ソ連との直接協定を結ぶに当たって、何が適切な問題があるかに関するこうした探究は、合衆国がソ連の指導者たちに接近し、そしてどちらの側も熱核兵器を爆発させないという一つの了解項を提案することを示唆(これもまた、ブッシュ博士によって行われたが)するところまでに到った。熱核兵器の爆発は隠蔽できないので、こうした協約は、違反防止措置体系を必要としないであろう。この委員会は将来の事態の発展に照らしてみてそれが正しかろうと間違っていようと、このアプローチを拒否したのである。」
1953年10月26日、チャールス・W・メイヨー博士、ソ連の捕虜となったアメリカの飛行士が拷問にあっていると総会政治委員会で話した。
パブロフの人間?……。下「」引用。
「メイヨー博士は、捕虜となったがついに自白しなかった飛行士や、自白をしてもその自白内容を共産側が公表しなかった飛行士がどのような扱いをうけたかについて述べた。共産側が自白を引き出す方法はつぎのように明かにした。
……ソ連の著名な生物科学者パブロフがイヌや二十日ネズミの実験に使ったのと同じテクニックを、共産側はその目的のために故意に悪用した。誰もが入っているように、この技術は“条件反射”と呼ばれる。-略-」
こんなことをしているソ連が、どうして平和勢力なのだろう……。
さっぱり、わからない……。
だけど、こんなことは、当時もアメリカもやっていたことだろう……。
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B.G.ベックヘファー(著)/小谷秀二郎(訳)/
日本国際問題研究所、鹿島研究所出版会1966年
いくら権威や、教養があったとしても、マフィアの論理でしかないようにボクには思える……。
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トルーマン大統領……。下「」引用。
「一九四五年五月早々、トルーマン大統領は原爆の管理方法を検討するために高級委員を指命するようスティムソン陸軍長官に依頼していた。この委員会の重要さは構成員の内容で理解できる。
すなわちスティムソン長官、陸軍動員復員局員を退いて一市民となっていたが、当時まだ国務長官に任命されていなかったジェームス・F・バーンズ、経済問題担当国務次官補ウィリアム・L・クレイトン、ラルフ・バード海軍次官、ニューヨーク生命保険会社社長で陸軍長官の特別補佐官であるジョージ・ハリソン、科学調査開発院議長バネバー・ブッシュ博士、マサチュセッツ工科大学学長カール・カンプトン博士およびハーバード大学総長ジェームス・コナント博士らがいた。原爆の開発に協力した四科学者まもこの会を補佐するために任命された。この科学者の顔ぶれには、J・R・オッペンハイマー博士、E・O・ローレンス博士、A・H・カンプトン博士およびエンリコ・フェルミ博士によって構成されていた。また原爆製造に主に名をつらねた代表的な製造業者のグループもこの委員会に協力した。-略-」
拒否アメリカ……。下「」引用。
「国連軍に関する国連憲章の諸規定が非現実的なものであることは、すでに早くも一九四七年において明かであった。わずかの期間で軍事参謀委員会の活動は、停止状態に陥っていったのかもしれない。このエピソードは、ソ連をして、多少の理性を見せながらではあったが、これらの交渉決裂の責任が合衆国にあると批難する余地を与えることになった。」
バネバー・ブッシュ博士……。下「」引用。
「バネバー・ブッシュ博士は、かつて神経ガスを生産し、また、戦争で使用しない協定を結ぶこと示唆したことがあった。このような協定の遵守を保障するための査察制度は、他の査察制度よりも厄介ではないであろう。なぜならば神経ガスの生産には、大きな工場が必要であるからである。しかしながら、さらに進んだ研究によれば、このような査察制度でさえも余りにも大規模すぎてソ連の指導者たちには興味をもたせないだろうということが分かった。ソ連との直接協定を結ぶに当たって、何が適切な問題があるかに関するこうした探究は、合衆国がソ連の指導者たちに接近し、そしてどちらの側も熱核兵器を爆発させないという一つの了解項を提案することを示唆(これもまた、ブッシュ博士によって行われたが)するところまでに到った。熱核兵器の爆発は隠蔽できないので、こうした協約は、違反防止措置体系を必要としないであろう。この委員会は将来の事態の発展に照らしてみてそれが正しかろうと間違っていようと、このアプローチを拒否したのである。」
1953年10月26日、チャールス・W・メイヨー博士、ソ連の捕虜となったアメリカの飛行士が拷問にあっていると総会政治委員会で話した。
パブロフの人間?……。下「」引用。
「メイヨー博士は、捕虜となったがついに自白しなかった飛行士や、自白をしてもその自白内容を共産側が公表しなかった飛行士がどのような扱いをうけたかについて述べた。共産側が自白を引き出す方法はつぎのように明かにした。
……ソ連の著名な生物科学者パブロフがイヌや二十日ネズミの実験に使ったのと同じテクニックを、共産側はその目的のために故意に悪用した。誰もが入っているように、この技術は“条件反射”と呼ばれる。-略-」
こんなことをしているソ連が、どうして平和勢力なのだろう……。
さっぱり、わからない……。
だけど、こんなことは、当時もアメリカもやっていたことだろう……。
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