磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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昭和にんげん史

2007年10月07日 | 読書日記など
『昭和にんげん史』
    朝日新聞社・編/朝日新聞社1988年

この本を手にしたのは、原爆小文庫目録にこの本の名前があったからです。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「激動の昭和、人びとはどう生きてきたか。この「小さな人」の物語には、喜び、哀しみが織りなされたさまざまな人生模様がある。」

いろいろな人たちのことが書かれてありました。

でも、深く追求したりとか、社会的にとか、そんな視点はなく、週刊誌の記事のようです。

--「原爆記者」というタイトルが最初にあります。
広島の恩人の生死
ジュノー博士の生死について。
誤報があったという。

詳しくは、ここに登場する大佐古記者がかいた本があります。

ドクター・ジュノー 武器なき勇者

そして、ラストにこう書かれてあります。下「」引用。

「東京・西尾久に住む喜寿の元記者は、この訂正にかけた気持ちをこう語った。
「戦争中の新聞記事は誤報の連続でした。うその発表と分っていてそのまま書くのは、とてもつらいことでした。だから、自由に取材できる時代になってからの誤報には、あくまでもこだわらずいられなかったのです」」

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--今のマスコミは、戦中のような気がしてなりません……。
特に小泉総理のことを伝えたのは、どうして、ああ意味もない報道を繰り返し、意味あることを伝えなかったのでしょうか?
また、中東のこともあまり報道されなくなったというのも気になります……。

--沖縄戦に関わることも書かれてありました。
「命どぅ宝」 宮良(みやら)ルリさん。下「」引用。

「「戦争の悲惨さよりも明るい沖縄を」と、航空会社はこの夏も「ヒト・ナツ・コイ」とキャンペーンを繰り広げる。年間観光客二百二十五万人。母校の跡は夜の歓楽街。死んだ友を殉国美化するガイドの説明……。
 風化していく戦争体験が、ルリにはたまらなく悲しい。生き残った自分に後ろめたさがあった。教師をやめ、二年前の夏からやっと自分の戦争体験を語りはじめた。関係者が年老いていき、戦争を知らない世代がふえ、いま語らなければ、と思ったからだ。」


この方たちが語らなかったら、今の沖縄の人たちも変わったのではないでしょうか?

そして、今、ボクが注目しているのは、『お笑い米軍基地』です。

基地を笑え~人気舞台でみる沖縄のホンネ~







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