磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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負けないで! 「いじめ」を生きぬく22通の手紙

2008年03月25日 | 読書日記など
『負けないで!
  「いじめ」を生きぬく22通の手紙』
     枝廣淳子・著/PHP研究所2008年

この本に書かれていることを全てを受け入れたいとは思いませんでした。でも、「いじめ」で自暴自棄にならないで欲しい……。そして、こんなもの相手にしなくっていいよ。『負けてもいいよ!』とボクはいいたい! それでも生きていけるなら……。



「飯つぶと、理屈はどこにでもついてくる……」
--へ理屈を認めてしまえばそうなる……。
「原発が安全」などという論理は認められるものではない!
--そのヒエラルキーを認めてしまえば、論理も歪む……。

そして、戦争をしかける正当な理由なんてない。
戦争も「負けないで!」とすすめる防衛する人たちがいる。
それに対して、フランスでは文化財を守るために、降伏したという人たちがいる。
ナチスに占領されても、国民がすべて、ナチスの命令をきかなければ、支配もできない……とした国もあったという……。不服従というのも、大変なことだけどね……。


帯に書かれてあります。下「」引用。

「クラスでどう思われても、あなたは、あなたのままでいい。
親として、子どもに語りかけた言葉、子どもとして、親にわかってほしい心がある……。
子どもを守り、はげましたい親に。くじけそうでも負けたくない子どもに。」

心理学関連の本にはよく書かれている題目ですね。
--それでも「いじめ」はなくならない……。
「いじめられている」ままでなんて、いたくないですよね!
--国民は「いじめ」られているままですね……。

著者の体験から。下「」引用。

「次の瞬間、私は大泣きしていました。残された母がどんなに悲しむだろう……と思うと、悲しくて悲しくて、絶対に「この世からいなくなる」ことなんて、考えるのはやめよう、と大泣きしながら心に決めたのである。」

ケース・バイ・ケースです。これが全ての人に適用されるとは限らないですね。親のない子どもはどうするのですか?

--ですから、手紙なのでしょうか?

「人生は、いじめなんかで傷つかない。」
--人生をキャリアーとされているのでしょうか?

傷つく心の人たちが目を向けられないことではないでしょうか?
--そして、人生も生活も生命も、英語ではLIFEというらしい……。
いじめで心配なのは、人生ではなく、生命……。

品性の問題でもない……。下「」引用。

「誰かをいじめたり、泣くのを見て喜んだりするのは、品性がない人たちのやること。そんな仲間には入ってほしくないなって思う。」


原発を推進している名誉教授もいる……。
「原発は安全」と彼はいう。そして、後で「事故が起きない限り……」。
--そして、事故が起きれば現場の責任へ。
でも、一応の体裁は名誉教授に品格があるといわれる社会では?

闇教育のいけにえが「いじめ」だという人もいる……。
その頂点には、一般に言われる品性のある人たちがいるのでは?

大人の介入も時には必要です。
子どもの命を救うためには!

この本はタイトル通り、手紙でしかありえない。

それは、あなたへの手紙ではないだろう……。

この著者は、多くの事例をとりあげられてきた人には思えません……。

いい子がターゲットになるのは昔からですよ! 下「」引用。

「「いじめられるかも」という覚悟をしておいてね。
 いい子、やさしい子でもターゲットになるのが、いまの時代だから。」

それは「いじめ」が社会問題になった最初からですよ。









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