磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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チェルノブイリ ソ連・安全への道

2008年06月12日 | 読書日記など
『チェルノブイリ ソ連・安全への道』
  プロメテウス編集部・編/創造1989年

いつものことを強く感じる本でした。



チェルノブイリから広島へ

決して、重松逸造のような学者は一人だけじゃないということです……。

この冊子にも、日本の権威が参加されています。
--内容はともかく……。

「座談会
チェルノブイリ事故から三年
   出席者 田島英三(原子力安全協会理事長)
       垣見俊弘(原子力工学試験センター特別顧問)
       佐藤一男(日本原子力研究所東海研究所副所長)
       濱田達二(日本アイソトープ協会常務理事)
   司 会 長岡 昌(科学ジャーナリスト」

IAEAから出た見積もりはより五分の一だったというが……。下「」引用。

「濱田 それでチェルノブイリに行った翌日、放射線医学研究センターに行って、多分最新と思われる話を聞いたんですけれども、IAEAに出した当初の見積もりはあくまでも暫定的なものであって、その後いろいろ調査をすると、その約五分の一ぐらいだろうという話をしておりました。」

その前のデーターがないという……。捜したのでしょうか? 下「」引用。

「田島 そういう話をするときに、よく気をつけなきゃいけないのは、奇形が生まれた、白血病が出たというけれども、その前の何もなかったときのデータと比べて、ふえているかどうかを調べなければならないんですが、そのデータがほとんどないんですね。出たということだけをつかまえて、出た、出たといってみても、ほとんどナンセンスなんです。我々はそういうデータが新聞に出ても、すぐには信用しないですね。」

耐震設計はソ連でもしていたという。

--日本には耐震設計があるというが、柏崎では一年以上原発が止まっている。
血税や、高い電気料金から、巨費をつかったものが、動かないでいる……。
--これを問題にしないのが驚きである……。
一般の会社なら倒産では?

--プリシャジニューク教授、「癌が減っている」という。
--しかし、チェルノブイリ事故により住民移動が増えたためという。
それもいうなら、住民が減ったというべきではないでしょうか?

奇形の動物の原因は鉱物肥料と殺虫剤の影響かも……。

--だったら、チェルノブイリ事故以前からのデーターと比較してもらいたいものですね。
それだけでは信用できませんね……。










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