『チェルノブイリ ソ連・安全への道』
プロメテウス編集部・編/創造1989年
いつものことを強く感じる本でした。
チェルノブイリから広島へ
決して、重松逸造のような学者は一人だけじゃないということです……。
この冊子にも、日本の権威が参加されています。
--内容はともかく……。
「座談会
チェルノブイリ事故から三年
出席者 田島英三(原子力安全協会理事長)
垣見俊弘(原子力工学試験センター特別顧問)
佐藤一男(日本原子力研究所東海研究所副所長)
濱田達二(日本アイソトープ協会常務理事)
司 会 長岡 昌(科学ジャーナリスト」
IAEAから出た見積もりはより五分の一だったというが……。下「」引用。
「濱田 それでチェルノブイリに行った翌日、放射線医学研究センターに行って、多分最新と思われる話を聞いたんですけれども、IAEAに出した当初の見積もりはあくまでも暫定的なものであって、その後いろいろ調査をすると、その約五分の一ぐらいだろうという話をしておりました。」
その前のデーターがないという……。捜したのでしょうか? 下「」引用。
「田島 そういう話をするときに、よく気をつけなきゃいけないのは、奇形が生まれた、白血病が出たというけれども、その前の何もなかったときのデータと比べて、ふえているかどうかを調べなければならないんですが、そのデータがほとんどないんですね。出たということだけをつかまえて、出た、出たといってみても、ほとんどナンセンスなんです。我々はそういうデータが新聞に出ても、すぐには信用しないですね。」
耐震設計はソ連でもしていたという。
--日本には耐震設計があるというが、柏崎では一年以上原発が止まっている。
血税や、高い電気料金から、巨費をつかったものが、動かないでいる……。
--これを問題にしないのが驚きである……。
一般の会社なら倒産では?
--プリシャジニューク教授、「癌が減っている」という。
--しかし、チェルノブイリ事故により住民移動が増えたためという。
それもいうなら、住民が減ったというべきではないでしょうか?
奇形の動物の原因は鉱物肥料と殺虫剤の影響かも……。
--だったら、チェルノブイリ事故以前からのデーターと比較してもらいたいものですね。
それだけでは信用できませんね……。
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目 次
プロメテウス編集部・編/創造1989年
いつものことを強く感じる本でした。
チェルノブイリから広島へ
決して、重松逸造のような学者は一人だけじゃないということです……。
この冊子にも、日本の権威が参加されています。
--内容はともかく……。
「座談会
チェルノブイリ事故から三年
出席者 田島英三(原子力安全協会理事長)
垣見俊弘(原子力工学試験センター特別顧問)
佐藤一男(日本原子力研究所東海研究所副所長)
濱田達二(日本アイソトープ協会常務理事)
司 会 長岡 昌(科学ジャーナリスト」
IAEAから出た見積もりはより五分の一だったというが……。下「」引用。
「濱田 それでチェルノブイリに行った翌日、放射線医学研究センターに行って、多分最新と思われる話を聞いたんですけれども、IAEAに出した当初の見積もりはあくまでも暫定的なものであって、その後いろいろ調査をすると、その約五分の一ぐらいだろうという話をしておりました。」
その前のデーターがないという……。捜したのでしょうか? 下「」引用。
「田島 そういう話をするときに、よく気をつけなきゃいけないのは、奇形が生まれた、白血病が出たというけれども、その前の何もなかったときのデータと比べて、ふえているかどうかを調べなければならないんですが、そのデータがほとんどないんですね。出たということだけをつかまえて、出た、出たといってみても、ほとんどナンセンスなんです。我々はそういうデータが新聞に出ても、すぐには信用しないですね。」
耐震設計はソ連でもしていたという。
--日本には耐震設計があるというが、柏崎では一年以上原発が止まっている。
血税や、高い電気料金から、巨費をつかったものが、動かないでいる……。
--これを問題にしないのが驚きである……。
一般の会社なら倒産では?
--プリシャジニューク教授、「癌が減っている」という。
--しかし、チェルノブイリ事故により住民移動が増えたためという。
それもいうなら、住民が減ったというべきではないでしょうか?
奇形の動物の原因は鉱物肥料と殺虫剤の影響かも……。
--だったら、チェルノブイリ事故以前からのデーターと比較してもらいたいものですね。
それだけでは信用できませんね……。
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