中国文化大革命の大宣伝 下

『中国文化大革命の大宣伝　下』
　　　草森紳一・著/芸術新聞社2009年

壁紙もある意味があったという……。



壁新聞が街中にあふれたという。下「」引用。
「スペースを求めて、樹木にまで拡大された紅衛兵の、溢れかえり、はみださんばかりのエネルギーを感じとることもできるが、それよりも、有効の感覚が彼等の中に動いていたと見なければならぬ。しかし、至る所に壁新聞ありというのは、全体としては、ヒエラルキーの崩壊である。」

新聞紙の上に墨で書かれてあったという。一方的な新聞に対する挑戦でもあるという。

壁新聞はのりづけされていたという。下「」引用。
「まさに「ベタベタ」である。そこには、暴力的な流儀がある。のりづけは、鋲どめとちがって剥がしにくい原始的なスタイルなのだ。」

切手は全部毛沢東……。下「」引用。
「当時は、切手は全部毛沢東だった。彼の写真は捨ててはいけなかった。切手でも、新聞でも同じことだ。きちんと切りぬいて、しまっておかなければならなかった。－略－」

毛沢東のポスターを32枚もはった農夫がいたという。競争原理でみんなも貼り出した。
しかし、農夫はポスターは最高級の紙であり無料でもえらたので、貼ったという……。

毛沢東はメイクアップしており、不自然に紅潮していたという。

『ワイルド・スワン』のユン・チアンは、人々のとった方法を書く。下「」引用。
「「余計なことはやらずただひたすら毛沢東崇拝の号令をかけているのが、いちばん安全で自分たちのためになる」
　と考えてと書いている。」

日本のやる気のない公務員みたいだ……。

話し合わない紅衛兵……。

「★新興宗教もどき」

「革命バレエ『紅色娘子軍』

周恩来は若いころ京劇の女形だったと書かれてあったが本当？……。








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