磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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生き生きとして意欲的な児童・生徒の育成-----「いじめ」をなくす実践の手引-----

2007年11月14日 | 読書日記など
『生き生きとして意欲的な児童・生徒の育成
    -「いじめ」をなくす実践の手引-』
   東京都教育庁指導部指導企画課・編/
      東京都教育庁指導部指導企画課1986年

血税をつかって、こんな役立たない良い子の作文をされても、やはり「いじめ」はへらなかったと思います。きれいごとで、鈍感力を高めようとするテキストといっていいかもしれないとボクは思う。でも、事例をとって、真剣に悩んでいる方もおられたようです。



「まえがき」からして、今風にかけば、逝っちゃってます。下「」引用。

「21世紀の東京の担い手となる幼児・児童・生徒が、未来に向かって明るい希望を抱き、意欲をもって生き生きとした日々を送り、人々や自然とのふれ合いや経験を通してよりよい社会の形成者として成長することは、すべての都民の願いであります。」

すべての都民の願いだそうです。
アンケートをとったわけでもないくせに。
この文章を書いた一公務員=すべての都民!

--逝っちゃっているといってダメですか?
絶対平和主義者という人でも、他者を支配しようとする人たちも同様ですね。

--平和は全世界の人類の願い!
そんなわけないでしょうに……。
全世界の人=彼の思い!
--まったく困った人たちです……。
現実をみてください。

「差別」や「いじめ」をして得られるものを考えてみてください。
公務員という特権階級になれば、仕事は三分の一、給与は民間の二倍!
--公平な社会になんてなったら、つまらないじゃないですか?

そうしたら、彼らはこんなことをいう。
--何のために勉強してきたと思うんですか?
実力社会ですよ。あなたも公務員になったらよかったんですよ!

でも、実力ではなく、学歴社会という差別主義。
仕事で評価したわけではないから、公務員は民間の六倍を得ている……。
--大手マスコミが伝えることでは、そういう計算になるのでは?……。
しかし、ボクの市の図書館などはセブン・イレブンよりも忙しい……。
そして、その仕事を忙しくやっている人たちは嘱託……。

「いじめ」をしている行政が、「いじめ」をなくそうとするなら、まずご自身から無くしていただけませんか?


非民主主義の手法をとっている総理大臣、都知事……。

この本では、いじめを「人間関係の未熟さ」と何度も書くが……。
きれいごとでコーティングできたら、大人というようなものではないと思います。

むしろ、未熟さと違うところから、「いじめ」の問題は派生していることがほとんどのように思える。

もし、この「いじめ」に対して、真剣に教師、その他の人たちが取組んでいたら、あのオウムの麻原も生まれなかったかもしれない……。

「いじめ」は未熟ではなく、むしろ「利益(欲望の充足)」を得られる手段だと考えるべきだとボクは思う。

そんな「利益」を得ていたら、大変なことになる……。
麻薬などの快楽という「利益(欲望の充足)」が、人間性を根底から腐らせるのと同様だとボクは思う。

それは、社会人になっても同様のこと……。
その人が大変にならなくても、社会が大変なことにもなる……。

視点さえも、これらの冊子を書かれた人たちボクとは違う……。










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