磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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格差社会とたたかう 〈努力・チャンス・自立〉論批判

2007年03月14日 | 読書日記など
『格差社会とたたかう 〈努力・チャンス・自立〉論批判』
   後藤道夫、吉崎祥司、竹内章郎、
   中西新太郎、渡部憲正・著/青木書店2007年

帯に書かれています。下「」引用。

「これ以上、どうがんばれと言うのか!
新自由主義政策のなかで拡大する絶対的格差と貧困。
他方での格差容認・生き残り競争へと煽る言説の流布。
その実態とイデオロギーを批判に解析し、克服に向けた課題を提示。」



ジニ係数では、表現できないという。下「」引用。

「所得分布のジニ係数で不平等等が十分に表現できるわけではありません。」



「資源配分の不平等をもたらす自立支援」そうです。

セーフティネット論は福祉を維持あるいは増進する論ではないそうです。下「」引用。

「ここに示される社会補償の制度が、今日脅かされつつあることを思えば、それらを擁護するのは当然のことです。しかし、「敗者のセーフティネット」といい、「競争社会に必要な条件」といい、どちらにしても格差社会化を前提として、きわめて後退的な水準に提起されるのが通例です。」



どうも、ほろびくゆくローマ帝国のようなアメリカ。
それに呑み込まれた日本……。

ちまたでは、中国も日本のようになるという人たち。
中国は日本のように金融を握られているのでしょうか?
最近、日本は証券まで外資に握られたそうです。


格差社会のことも、きちんと報道してくれることはない日本のマスコミ。

いつものことことですね。

勝ち組のテレビの経営者。新聞社も同様ですね。

彼らも格差社会で甘い汁がすえるでしょうが、社会の公器としてを忘れています。

そもそも、テレビは半分はつぶれていておかしくないのに、電力会社などによって支えられているそうです。

原発についてのきちんとした報道ができないのも……。


子供たちの心にも、このようなことが影響していることを無視できる人たちのいうことは、信用できない。

子供たちだけの問題にしてしまっている「いじめ」。

この社会は大人にとっても、「いじめ」社会です。

それが当たり前とした小泉内閣。

彼は形式は日本の総理だったが、内容はアメリカの……。
という人たちもいましたね……。


格差社会を享受する野党議員。

憲法九条は語っても、憲法二十五条は語らない。






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