磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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東海村「臨界」事故-国内最大の原子力事故・その責任は核燃機構だ-

2009年08月28日 | 読書日記など
『東海村「臨界」事故-国内最大の原子力事故・その責任は核燃機構だ-』
   槌田敦、JCO臨界事故調査市民の会・編著/高文研2003年

10リットルのバケツなら「臨界」しなかったのに、動燃が40リットルに強要して事故が起きたという……。

バケツが問題ではなく、大手マスコミにだまされていたというわけのようだ……。



「茨城県立東海高校生の証言
退避要請、臨時休校--不安と恐怖の2日間
*原子力勤務の父、帰らぬ父を心配」

「*校庭で体育の授業受けてた人も、なぜ早く知らせない!」

「*消された「動燃と科学技術庁の責任」

委員会が安全審査をおざなりにしていた。下「」引用。

「そもそもこの事故は、科学技術庁や原子力安全委員会などが安全審査をおざなりにしていたことで発生しました。-略-」

免責したのは、核兵器……。下「」引用。

「検察と地検が、このJCO事故で国と動燃を免責したのは、「常陽」の核兵器製造能力が公衆の面前に明らかになることを恐れたからと思われます。そこで利用したのが「原子力でバケツを使っていた」というショッキングな話題でした。判決でも原子炉等規制法違反の事実として、このバケツの使用をあげ、JCOに一切の責任を押しつけました。」

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吉田審議官の責任。下「」引用。

「したがって、「人為ミスがあれば臨界問題になるような装置が同じ作業室にあることを、この吉田審議官が許可したこと」に問題があったのです。」

動燃の強要……。小さなバケツなら臨界しなかったが……。下「」引用。

「-略-しかし、これではJCOに高額のお金が渡せない。そこで、1ロット分40リットルを均一するように、動燃は契約外で強要したのです。」


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住民は、12日間……。下「」引用。

「もう一つ、重大なミスは、「裸の原子炉」から放射能が作業室内に漏れているの、事故直後から12日間も、この放射能ガスを排気塔から外へ流し続けていたことです。揮発性の放射能はすべて外部に放出され、住民は放射能を浴びせられました。」

「*住民が被曝した最大の原因は「ヨウ素群」」

「*動燃の人間が安全審査をしていた!」

「*真実を葬り、死者に鞭打つ判決
--再び2003年3月3日 判決の日」

「被曝の実状を訴える大泉夫妻の民事裁判訴状要旨(抜粋)」
廃業した原告。















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