磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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「戦争を告発する」文集(二)(三)

2008年06月25日 | 読書日記など
『「戦争を告発する」文集(二)』
   全電通広島戦争告発行動委員会・編/
     全電通広島戦争告発行動委員会1978年



ガルブレイスの指摘について書かれてありました。下「」引用。

「米国の経済学者ガルブレイス教授の近著による指摘『ただ一つ確かなことは、いったん原爆の落とし合いがはじまれば、この小さな地球それ自体生き残れない』……ことの確かさは、私たち『ひろしま』『ながさき』を知るものにとっては、あまりにも当然すぎる常法である。
 なのに人びとの心のなかには、まさかという気持が多くの比重を占めているのではあるまいか。
 戦争は常に正義の名のもとに行なわれ、その大義名分のもとに戦争にかりたてられて殺し、殺された。殺しあいという狂気の社会で『核兵器』だけは絶対に使わないという保障はない。広島、長崎で実験ずみである。」

軍歴について書かれている文章もありました。下「」引用。

「私の軍歴は昭和二十年の七月から始まる。
 したがって僅か一カ月に過ぎない。-略-その生活に耐え切れなかった初年兵の一人は自殺し、朝鮮人兵の脱走は相次いだ。-略-戦後三十年も経った今日でも、私はラーゲルのことをよく夢に見る。-略-平和の尊さを改めてかみしめるのである。」

三重県支部の方が書かれています。下「」引用。
「「長崎の鐘」「ひろしま」、映画や本を読んで私達の仲間がこんなに苦しみ、今なお痛めつけられ、一生苦しまねばならない原爆は三度地球上に投下されてはならない。」



『「戦争を告発する」文集(三)』
   全電通広島戦争告発行動委員会・編集/
     全電通広島戦争告発行動委員会1978年

子供の文章が掲載されていました。下「」引用。

「ぼくは、せんそうも、原ばくも、知らないけれど、おばあちゃんの、せ中やうでのケロイドを、見るたびに、原ばくのひどいことがわかります。
 もう二度と、原ばくはつかわないで下さい。
 せんそうも、原ばくも、イヤです。
 人が、人をころすことは、やめて下さい。-略-」

手当てもしてもらえず……。下「」引用。

「その黒い雨にあいながら草津国民学校にたどり着いたのである。そこには、陸軍看護隊の人がおられたので、手当を求めたが「お前はダメだ!」と断れられてしまった。」

「戦争は究極の差別」という言葉も忘れたくありませんね……。






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