磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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【映画】ひろしま

2008年01月11日 | 読書日記など


【映画】ひろしま
原作『原爆の子』


原作は『原爆の子』というよりも、大人がつくった映画という感じでした。

もくじ


『長崎の子』のような作品は、短編ですが、当時の様子が手にとるように理解できます。

短編映画「長崎の子」

短編映画「長崎の子」は、子供を主役にされていますので、原作どおりといっていい作品でした。

この映画は、新藤兼人が映画『原爆の子』をつくるとき、長田新との間で意見が分かれたという。

【映画】原爆の子

それで、長田新の意向をくんだのが、この作品のようです。

しかし、どちらも、原作どおりではありません。

『原爆の子』という子供たちの作文のよさをあまり感じませんでした。

元気な人たちの、被爆した姿はどうも不自然にも感じます。

この映画の評である『はだしのゲン』のようだったというのを以前に読んでいたので、期待しすぎたのかもしれません……。

『原爆の子』よりは、先生方の愛情を感じる作品ではありました。

工場に勤務した少年が、原爆症でやめたのですが、戦争のための武器をつくりたくないと語るシーンが印象に残りました……。

当時の人間と現在の人間ではかなり質が違うようにボクには思えます……。

最近の映画は、戦争を美化しないように採られている作品があります。

資料をいろいろ読んでいて、頭の中で組み立てると、こんな具合ではなかっただろうなあーと、よく思います……。

その典型例が、映画『この子を残して』です……。原作に忠実につくってくだされば、もっとよかったと思います……。

歴史に忠実である作品がよいようにボクには思えます……。

その方が歴史を勉強しないといけないので、大変なことだろうとも思います……。

この映画はレンタルショップでDVDを借りました。特典映像がついていました……。



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