磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波ブックレットno.10 環境教育 ------何が規範か------

2006年10月15日 | 読書日記など
『岩波ブックレットno.10 環境教育
   −−何が規範か』
     都留重人・著/岩波書店1982年

『格差社会』というよりも、
『無責任社会』という方が適切だと思う昨今。
どのあたりで日本はおかしくなったか?
ということを考えさせる本でした。



日本がおかしくなった原点は、
お金、お金となったからだと思う。

ボランティアなどで、
尊い行動をされている方もいますね。

お金さえあればいいということが、
強調されすぎの社会ですね。

ペリーが来航したとき、
日本は動物愛護の国と書いたそうです。

自然保護の国とも他の本では書かれています。

アメリカには、ビジネスの黄金時代というのが、
1920年代にあったそうです。

そのときに出版された本に『誰も知らない男』ブルース・バートン(著)は、キリストまでビジネスマンにしているという。

まったく、このアメリカ人の書いた本はあきれます。キリストがビジネスマンで、世界征服した?

ボクは聖書から、そんなキリスト像は思いもつかない。

聖書では神殿でビジネスする者を追い出したのがキリスト。


しかし、アメリカ人にもいろいろな人がいる。
動物愛護をする人たち。


自然の経済効率も大きいという。下「」引用。

「林野庁は、なおかつこの難題に挑戦して、次のような答えを出した。

  水源涵養の効果  二兆四、三五四億円

  土砂流出防止   三兆六、九〇〇億円

  崩壊防止         八一九億円

  保健休養機能   四兆二、八四〇億円

   以上合計   一○兆四、九一三億円

 林野庁は、このほかにも、森林の酸素供給機能が六兆四千八百億円にのぼると推算し、更に騒音防止や風害防止等の公益的価値も厖大なものになるとした。」


家事労働なども、GNPに含まれていないことも指摘されています。


自然を護るための「国土防衛基金」を著者は提案しています。
当時、軍事費の十分の一でも、大きなことができるという。

お金、お金となっているのがよくないが、それを解決するのもお金のようにも思えました。

ボクは政治の問題が大きいなあーと思いました。









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