NHKラジオ深夜便 日本列島女たちの50年

『NHKラジオ深夜便　日本列島女たちの50年』
　　　NHK女性アナウンサー戦後50年プロジェクト・編/ドメス出版1995年

「ラジオ深夜便」で放送された10番組からのものです。



岩崎スミさんが麻山（まさん）での集団自決を語る。
－－465名のうち、460名は婦女子であったという。
集団自決というよりも日本人の手によって殺されたという感じだったという。
－－関東軍の偉い人に護衛してほしいと頼んだが、
「私たちは開拓団を護衛するためのものでない。それは任務ではない」
－－しつこく頼むと、
「お前はどこの国のスパイだ。そんなしつこく言うなら撃ち殺すぞ」
そう語り、逃げていく……。
－－そして、悲惨な行為が行なわれたという……。

麻山事件

生恵幸子さん。
－－人生幸朗とボヤキ漫才をしていた。
今なら、あまりにも豊富なネタで血圧が上がったことでしよう……。
－－戦中、漫才にも規制があったという。下「」引用。
「生恵　ありました。演技が始まると、必ず客席の後ろのほうに、一畳ほどの検閲室ですか？　というのがあって、ポリさんが一人来てるんですよね。そして見ているんですよ。台本を。台本をズーッと目を通してはるんですね。そしてちょっと違ったことがあったら、呼びはるんですよね。」

もくじ

今の吉本の芸人のように野放しのようであっても困る気がします……。
社会人でしたら、社会のことも考えていただきたいものです。

－－エロ・グロ・ナンセンス。
これで愚民教育をするファシズム……。




－－上山ナミさんは硫黄島のことを語られています。下「」引用。
「後から私も硫黄島には厚生省のほうから連れてってもらいまして、その時厚生省の方から島全体をお墓とだと思ってくださいと言われました。もう大変な所ですね、硫黄島って。」


「平和のパン種を広げたい」松井義子さん

平和のパン種


柳川良子さん
－－爆心地からおよそ1.5kmで被爆。
……被爆した夫は今だに一切口に出そうとしないそうです。

吉岡数子さん。
－－堺市の「平和と人権資料館」で、戦争を語り伝える仕事をしている。
加害の史実が授業で伝えられるようになったのは二十年前（1975年）からだという。






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