磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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軍縮問題資料No.153&168

2008年04月15日 | 読書日記など
『軍縮問題資料No.153』
   吉田良雄・編/宇都宮軍縮研究室1993年

ロッキード事件も単なる汚職事件にしてしまえば、日本は改善されないだろう。その問題とは……。下「」引用。

「私は、田中角栄元首相を逮捕したロッキード事件摘発中の七六年、自民党を離党し、衆院議員をも辞職した。ロッキード事件で露呈された自民党の腐敗はあまりに根深く、暴力団とも癒着する極右体質は救い難いと思ったからであった。汚職捜査を韓国や東南アジアまで広げたならば、経済援助リベートなど、低い品性で外国から金を貰っていた“黒、灰色高官”の数も激増したであろう。しかも、汚職を恥ずかしいこと、国民に相すまぬこととする誠実な反省が自民党内に存在しなくなっていた。政治の腐敗は、口先で国民をごまかすことを巧妙な政治技術とする国民蔑視の風潮も生んだ。」

今も、いつものことが続けられている……。


「非核ニュージランド健在」西田勝・著、「「つるにのって」が出来るまで」ミホ・シボ(著)が掲載されていました。

きのこの会について書かれてあり、写真もありました。下「」引用。

「満30歳の誕生を祝う「きのこの会」の親子たち。後列の親たち4人のうち3人は、今はすでに故人となっている(1976年春、広島県婦人会館で)」

永井隆ブームについて書かれてありました。下「」引用。

「しかし、占領期にかなりの原爆手記が出版されたことも事実である。一九四八年から四九年の出版界では永井隆ブームが巻き起こった。四八年の読売新聞社主催の読書祭では、永井隆の『この子を残して』が全投票数の約半数を獲得して良書ベストテンの第一位となった。また、日本出版配給会社四九年上半期のベストセラーズ調査によれば、永井の著作が第一、三、五、八位に入り、その総数は五十一万冊にのぼった。」

Index

名言ではないでしょうか……。下「」引用。

「Dulce bellum inexpertis. 戦争はそれを経験せざる者にのみ甘し。……あわれな人類は既にあまりにも多くの自然的害悪に圧しつぶされている。無数の疾病、地震、雷、洪水、津波……。そんな無数の災厄があるのにそれでも十分でないかのように、なお今一つの悪を加えるのか--最も忌むべき悪をしかも数多く。」(ピンタロス、エラスムス「格言集」一五○八年)」



『軍縮問題資料No.168』
   吉田良雄・編/宇都宮軍縮研究室1994年

--『文化のエコロジー』ドミトリイ・リハチョフ(著)。
愛国心を呼びかけるが、悪霊にとりつかれて流血と虐殺をくりかえす現代の民族主義ではないという……。

常任理事国入りも平和のためではないようです。下「」引用。

「常任理事国入りに与党三党合意という報道を受けての九月十一日『読売』は、「逃げの姿勢にじむ『三党合意』」という見出しを掲げ、「国際社会の平和と安全のために積極的に貢献しよう、という意欲が伝わってこない」と叱咤している。軍事貢献について具体的に詰めて、「常任理事国入りし、国際的な責任を果たすとの意思を明確に示す時」と促すのだ。」


常任理事国のすべてが、核保有国であり、『死の商人』の国である……。

「被爆した女性作家のルポ」江刺昭子・著。
--大田洋子のことが書かれてありました。

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