磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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いつも見ていた広島-ダウンタウンズ物語 小説吉田拓郎-

2009年12月06日 | 読書日記など
『いつも見ていた広島-ダウンタウンズ物語 小説吉田拓郎- 小学館文庫た12-1』
   田家秀樹・著/小学館2009年

広島といえば、歌手の名がたくさん出てきますね……。
吉田拓郎もその一人ですね……。



吉田拓郎はボブ・ディランをめざしていたのかと思っていたが……。

ジョン・レノン、ビートルズを抜くと……。下「」引用。

「--背景 ジョン・レノン様
 卓郎は、おもむろにそう書くと一呼吸置いて姿勢を正した。
 (ちょっとよそ行きかのう。いつもの自分じゃないみたいだ)
 これまでに書いたファンレターとは意味が違うぞと自分の中で囁く声が聞こえるような気がした。
 吉田拓郎、十八歳の春だ。-略-」

そのファンレターの中に“原爆”……。下「」引用。

「--広島という街を知っていますか。きっと知らないでしょうね。でも、この間の戦争で世界で初めて原子爆弾を落とされた街というと、思い当ったってもらえるかもしれません。-略-」

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原爆とヤクザ……。下「」引用。

「原爆とヤクザじゃ、淋しかろう。広島からビートルズを超えてみせるんよ。前向きに生きようや」
 拓郎はそう言って屈託なく笑うと席を立った。」

一般の人は、原爆を原爆だけで終わらせてはいないのですがね……。
まったく失礼な発言ですね……。

音楽会で「集会室」を借りる……。下「」引用。

「広島の平和記念資料館は、今も平和公園のほぼ入り口に立っている。市内から行くと、元安川にかかる平和大橋を渡った右側にあたる。中央に高床式の西館があり、渡り廊下で東館と反対側の国際会議場が繋がっている。設立時、今の東館だけしかなかった記念館は西館ができたことによって記念資料館となった。昭和三十年のことだ。集会室は、元々の記念館だった現東館にらあった。」

その音楽会が終わって、二週間たったころ。読書の投書欄に「“広島を憂う”」書いたのは主婦。下「」引用。

「--私には、毎週日曜日に平和公園を散歩する習慣があります。原爆で亡くなられた御霊を追悼し、静かな公園を歩くことで、穏やかな気持ちを味わえるからです 。でも、先日、驚くような光景に出会いました。平和公園に入ると、どこからか聞き慣れない音が聞こえてくるではありませんか。しばらくしてそれがエレキギターのけたたましい音だと分かりました。そして、それが集会室からだと分かってもっと驚きました。厳粛であるべき平和公園で、しかも記念館の中でエレキとは、今の若者たちは何を考えているのでしょう。-略-」

--英語の雑誌の記事。
たぶん、上の音楽会のことが写真つきで短いキャプションで紹介されていたという。下「」引用。

「彼らはビートルズのようにロックンロールを演奏している。広島の新しい世代。そのくらい辞書がになくても理解できないと比治山には入れない。」

広島20周年の取材でたまたま来ていて、その記事を記者は書いたという。

ジョン・レノンとは大きく異なるポップスターだと思います。違ったら、うれしいのですが……。

桑田佳祐は偉い! 偉い! 偉い!
ときどきアホ!
--ジョン・レノンに一番近い日本のアーティスト。






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