こんな落語家（はなしか）がいた－戦中・戦後の演芸視－

『こんな落語家（はなしか）がいた－戦中・戦後の演芸視－』
　　　小島貞二・著/うなぎ書房2003年

双葉山の連勝が止まったとき、止めた安芸ノ海の付け人だった著者。



「猫八と原爆」　下「」引用。
「落語家ではないが、声色の江戸屋猫八（三代目・岡田六郎）も出征芸人であった。それもヒロシマで原爆に遭っている。
　父が初代の猫八だから根っからの芸人であるが、二代目でなく三代目。中に一人、二代目がいるのである。－略－」

横須賀海兵団はナチスのよう……。下「」引用。
「この横須賀海兵団には、ナチス（ドイツのヒットラー）が作った宣伝隊のような組織があり、歌手の霧島昇、漫画の杉浦幸雄、挿絵画家の田代光、叙情画の中原淳一、のち文化勲章の書道家青山杉雨など、その道の一流どころが、召集仲間だったという。一番偉いのが霧島で兵長。－略－」

アチャコと金語楼の「わらわし隊」のことが書かれてあった。
後でわかったことだという。下「」引用。
「あとでわかったことであるが、アチャコが着ていたオーバーは、つい二、三日前、太原の古着屋で買った特大のもので、中国の陸軍少将の制服だったそうだ。」

金語楼の『落語の兵隊』ほど売れた新作落語は、昭和この方類がないという。

金語楼の禿頭は……。下「」引用。
「この禿頭は軍隊時代からで、朝鮮羅南第七十三隊に入隊して間もなく、紫斑病にかかり、投薬過多が原因らしく、徐々に頭髪の退却が見られ、一年で除隊となるがもうかなりうすくなっていた。」

満州へ慰問団へ行く、三遊亭圓生、古今亭志ん生……。下「」引用。
「東京大空襲のとき、まず押し入れに首を突っ込んで、布団の下の一升瓶を抱いて、家族を追っかけて逃げたという。
　昭和二十年五月、「満州へゆけば、まだ酒はいくらでも飲めますよ」ときき、即座に大陸慰問を引き受ける。」

帰ってきたのは……。下「」引用。
「志ん生と圓生は行方不明。帰ってくるかどうかわからない」という風説が芸界に流れていたのはそのころ、中には死亡説もあった。
　帰って来たのは志ん生が二十二年一月二十六日、圓生が三月十七日で別々だった。」

甘粕、服毒自殺。下「」引用。
「－略－小さい体を軍刀で支え、訓示を終わってみんなに目で合図を送ってから、そこにあった茶わんを取って、グイと飲みほして、そのまま前に倒れた。あらかじめ用意の青酸カリが茶の中に入っていたものらしい。
　あとで「甘粕の最後はピストル自殺だの、武人らしく腹を切って果てた」と書かれたものが多いが、「いやァ、青酸カリ自殺ですよ。だって私たちの目の前で起こった出来ごとですから……」と、坂野は断固語っていた。」

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産経新聞政治部秘史

『産経新聞政治部秘史』
　　　楠田実・編著/講談社2001年

秘史といっても、けっこう知っていることのように思えました……。
秘史というより、取材日誌、あるいは舞台裏では？



ダレスと北方領土。下「」引用。
「ダレスが「もし日本がソ連に譲歩して国後、択捉を譲るなら、米国はサンフランシスコ条約に基づいて、沖縄を永久に保有する」と脅しをかけたという。」

－－吉田茂、新聞記者嫌い。

“オイコラ警察”と岸内閣。下「」引用。
「岸内閣は一九五八年（昭和三十三年）十月「警察官職務執行法改正案」を国会に提出したが、「改悪反対国民会議」は、これを戦前の“オイコラ警察”（一般市民に対する職務質問や所持品調べなどで、“オイコラ”と威圧的態度をとった戦前型の警察を揶揄したもの）を復活をねらうものだとして反対のキャンペーンや大衆行動をくりひろげた。」

「サンケイ・日共言論裁判」

司馬遼太郎からの電話で自衛隊をチャーター？　下「」引用。
「忘れられないことといえば、同じ年の春ごろ、作家の司馬遼太郎から電話をもらい「日本海戦を書くのだが、現場をみたいので、自衛隊のヘリコプターに乗せてもらえない」という頼み
をうけたことがある。「坂の上の雲」の連載中で私も愛読していたし、社の大先輩から柔らかい大阪弁で頼まれると引き受けざるを得ない。幸いに、自衛隊もＯＫしてくれ、彼は空から日本海の“現場”を視察した。
「どの山のみどりも深く、日によってはあかるい黄土色にみえたりした。この朝がそうであった。－略－早暁の海の色は神聖色を感じさせるほどに深いなにかを湛えていた」（『坂の上の雲』“抜錨”より）」

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福沢諭吉の時事新報と産経新聞。下「」引用。
「福沢諭吉の創立した「日本一の時事新報」は一九三六年（昭和十一）年、経営不振となり解散した。－略－戦後、阿多旅、慶応義塾大学系の財界人が時事新報の再刊を企て、自由民権の伝統ある旗を掲げて新しいジャーナリズムを廃墟の中にうち立てようとした。そのとき、協力を申し出たのが前田であった。
　前田は、大阪新聞社、産業経済新聞社の社長であり、東京進出を積極的にねらっていた。－略－」

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「「産経時事」のころの悲喜劇」今井久夫・著。下「」引用。
「時事新報の葬式を済ませて、私たち残党が産経に合流したのは一九五五年（昭和三十年）十一月のことだった。私たちは合流と思っていたが、産経のほうは吸収合併と考えていたに違いない。いろいろな摩擦があり、トラブルがあった。－略－」









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【絵本】いっぽにほさんぽ！

『いっぽにほさんぽ！　からだとこころのえほん　１３』
　　　いとうえみこ・文/伊藤泰寛・写真/ポプラ社2006年

ご夫婦のようです。ふたりとも、新潟県生まれのようですね……。
－－あかちゃんの成長を写真絵本でひょうげんしてあります。



表紙は歩きはじめころでしょうね……。

足が細い感じがします。

もちろん、おむつがふくられでいるので、足は細く見えると思いますが……。

－－この絵本のクライマックスは、やはり歩けた時でしょうね……。

すごく、うれしそうです。







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【絵本】まおちゃんのうまれたひ

『まおちゃんのうまれたひ』
　　　神沢利子・作/加藤チャコ・絵/のら書店2003年

まおちゃんがうまれた日。
それはうれしいことだったのでしょうね……。



自然がいっぱいです。

都会では、まったくありませんね……。

生命がうまれたのも、最初は都会ではなかったでしょうね……。

だって、都会なんてなかったんですから……。






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984 天使のメガネinヒロシマ その354 日本は組織犯罪優遇国家か？

あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 九、タイム・ゼイ・ワラ・チェンジング…… 984　天使のメガネinヒロシマ　その354 維新オリンピック構想　その167 日本は組織犯罪優遇国家か？ －－「国民の生活が第一」に知らねえよ！ そばにおかれている日本の政治……。 政治家たちはセレブで呑気な、戦いやゴシップを増産……。 －－呑気な呑気な政治の戦い……。 でも、政治ではなく、マフィアの戦い。 政策なども聞きもしないし、あきれたものでござるね。 －－元幹事長がでるので、ヨネさんたちは大騒ぎ！ 「鳩山って金に汚いから」 「やっぱりね」 「祖父は一郎っていってね、右翼団体の児玉誉士夫から資金をもらっていたのよ」 「それなのに、マスコミは金にきれいみたいにいうのヘンよね」 「ヘンすぎるわよ。大工の親方が、飲屋で払いがいいのとは違うわよね」 「当たり前だよ。そんな大金、どうして集まるんだか？」 「小沢さん以上ってことね」 「それで当たり前でしよう？」 「まあ、貧乏人のヒガミって、ウソつきはいうかもね」 「本当、一族で大嘘つきなんだから、あきれたものよね」 「でも、鳩山は色ボケでは、今の総理との共通点があるわね」 「どっちも、総理にふわさしいことではないわね。イタリアでも困ったもんよね」 「これで、もう民主党には期待しないわ」 「何が「国民の生活が第一」よ。彼らの欲望が第一、丸出しね」 「みっともない……」 －－もう国民の生活をよくするという政策の戦いではなく……。 オウンゴール合戦をはじめている……。 －－鳩山のときも、アメリカと問題があって、辞めねばならなかった……。 それ以上に傲慢かましているだけの、能力のない政治屋が登場して解決できるのでござろうか？ 「でも、今のでも無理でしょう？　言いなりでしょう？　ガツゥーンとやってくれるならいいんだけどね。アメリカのポチとまでいわれる総理は出てきて欲しくないわね。円高誘導も、アメリカ様のため……。まあ、ポチになっているのよね……」 －－「もし、総理になったら、どうするつもりなんでしょうね。国会が止まってしまうわよ」 「政治と金の問題で、ねじれ国会は止まるに決まっているわね」 「野党の人たちも、そのくらいの能力はあるみたいよね」 「野党も不人気な政治屋とは組むわけないでしょう？」 「お金をもらわないとね……」 「そう思われるから、そう簡単に組めないでしょうね」 －－「金をばらまくしか、能力のないバカ政治屋が実力あるというのは、意地汚い人たちだけよね」 「こっちには、一銭もこないから、関係ないわね」 「本当よね。関係ない、関係ない……」 －－「でもよ、河村たかしの支持をえて、後任には河村たかし君！　なんていったら、急に人気がでるかもしれないわよ」 「無理よ。民主党は金の亡者の集団！　河村ちゃんには推薦人さえ集まらなかった」 「そうよね。政策なんていわない人が、すぐに支持されるって、へんちょこりんよね」 「いろいろとあるみたいで、今のことだけでもなさそうなのにね……」 「だから、総理になって、強権発動して、逮捕のがれをしたいんじゃないの？」 「それかもしれないわね」 －－政権をとった最大の功労者が小沢だって、NHKに受信料払いたくなくなるわね。 国民が主権だってことも理解していないんじゃないの？ エビ様の局だもんね。国民を裏切ってばかりね……。 －－国民の生活が第一！ などといっておいて、この有様。 庶民は怒って当然でござろうね。 【資料など】 核廃絶へ「行動起こす時」 ＝マグサイサイ賞の秋葉・広島市長講演 比(時事通信) - goo ニュース 「被爆アオギリ」米国へ　歌手の中村さん、 歌と共に植樹(朝日新聞) - goo ニュース 神戸市内の熱中症死者 全員クーラー使用せず(神戸新聞) - goo ニュース 名古屋市長選、石田氏に立候補要請へ 民主市議団が決定(朝日新聞) - goo ニュース 野党側、小沢氏出馬に 批判と警戒感(朝日新聞) - goo ニュース index 08/25 　高校生平和大使帰国報告会 下、クリックお願いします。 人気blogランキングへ ありがとうございます。