磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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NHK G 【ニュース】“黒い雨”65年目の新事実

2010年08月30日 | 読書日記など
NHK G 【ニュース】2010年8月5日

“黒い雨”65年目の新事実


原爆資料館に展示されている一枚の壁。ここから放射性物質が検出されているという。

原爆直後に降った黒い雨。

白い服の生地が真っ黒になったという。

黒い雨がふった地域では、爆心地でなくとも、“被爆者”として認定。



地域からはずれると、認定されない。

川一本へだてただけで認定されなかったという。

どらちも雨が降っていたのに……。

--広島市は大規模なアンケート調査をおこなう。

黒い雨は原爆投下の45分後から降り始める……。



そして北西方向に広がる。



国の指定地域の5倍以上の広さに……。



午前11時



正午



午後1時



午後2時。










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【絵本】なぜ戦争はよくないか

2010年08月30日 | 読書日記など
『なぜ戦争はよくないか』
   アリス・ウォーカー(文)/
     ステファーノ・ヴィタール(絵)/
       長田弘(訳)/偕成社2008年

原書名 Why war is never a good idea



図書館の説明文。下「」引用。

「戦争が姿をたくみに隠し、人びとの平和な日々にしのびよる-。「カラー・パープル」の著者が、9・11テロに対する米国の報復の現実を知り、衝撃を受け書いた渾身の作。戦争の恐ろしさを、深みのある文章と力強い絵で伝える。」

カエルは戦争のことを知らないが、季節の準備をしている……。

うまい表現ですね……。

戦争は神がつくったのものではない……。

あくまでも、人間がうんだもの……。

それも、一部の人たちが……。

ウソをついてはじめる……。

ウソをぬりかためたうえでの戦争……。

戦争プロパガンダというウソをつく方法もわかっているのに、それに騙される人たちがいる……。

その方が楽だったりする……。世渡り上手の人たちが生きる道かもしれない……。

だけど、神の子といわれるイエスは十字架についた……。

偽せ教師とともに、永遠の生命への道を閉じるブッシュたち……。

殺戮を正義とする死の信仰をつづける狂気のカルト……。







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【絵本】媽媽,買緑豆!-BUY SOME MUNG BEANS,MAMA!-

2010年08月30日 | 読書日記など
『媽媽,買緑豆!-BUY SOME MUNG BEANS,MAMA!-』
   會陽晴・文/萬華國・画/信誼基金出版社1988年

「ママ、緑豆を買って!」



中国語の絵本です。

日本語での説明もありません。

だから、わかりません……。

中国の絵本だから、当然でしょうね……。

でも、絵本なので、絵をみていると……。

男の子が、緑豆をかってもらって、ごちそうをつくったり、お菓子をつくったり、そして豆を土にうめて育てたりしています……。






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女性史を拓く-国立市公民館女性問題講座「歴史」-3 女と〈戦後50年〉

2010年08月30日 | 読書日記など
『女性史を拓く-国立市公民館女性問題講座「歴史」-3 女と〈戦後50年〉』
   鈴木裕子・著/未来社1995年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「〈戦後50年〉の捉え方が問われる昨今。女性問題の視点から、とくに「従軍慰安婦」問題を通して助けて見えてきたことから〈戦後50年〉を見つめ、戦争責任・戦後責任について考える。」



「正妻」がいて、「正夫」はいない……。
しかし、江戸時代だって、長屋ぐらしの庶民にそんなもん関係なかっただろうなあー。

「開拓百年」を抗議する、アイヌの人々。下「」引用。

「アイヌの人々にとっては、「開拓」こそが自分たちの生活手段や文化を抹殺していくものだったわけですから。」

福沢諭吉、台湾領有で喜ぶ。下「」引用。

「あのリアリスト福沢諭吉も、このように台湾が領有して領土が広がっていったということにの限りない喜びを感じているわけです。それが新聞を通じて宣伝されていったわけですから日本の国民も「勝った、勝った」と国が広くなったと喜んだのは容易に想像できると思います。」

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安藤明・右翼と木下道雄・侍従次長。下「」引用。

「安藤は、早くも一九四五年一○月に東京・築地に「大安クラブ」というのをつくって、GHQ関係者を招いて、大がかりなもてなしを繰り広げていたというのです。そのとき、安藤は、女中頭の女性に「金はいくら使ってもよいから、背の高いぺっぴんを揃えめ」と支持したというのです。(『昭和天皇の終戦史』)。もし、これが事実とするならここにも「慰安婦」の発想がみられますね。-略-いわゆる占領軍「慰安婦」がつくられた土壌がここにもあります。
 なお、安藤は、木下侍従次長から「天皇制護持につかわれた資金は、いずれ皇室財産の一部を処分してお支払いする」という話をうけていたといいます(『昭和天皇の終戦史』)」

「男メカケ」ということが書かれてあったが、ホストが商売となり、女性がパワハラ、アカハラをする時代にはいるかもしれないですね……。

昭和天皇と沖縄……。下「」引用。

「一九四七年九月、宮内府御用掛の寺崎英成は、「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望している」と伝達した(九月二○日シーボルト覚書)。」

アメリカの軍事支配が続く日本……。下「」引用。

「占領中、アメリカ軍が日本を軍事支配していたその状態を、そのまま続けていったわけです。-略-」

「ジラード事件」
「由美子ちゃん事件」

「公娼制度--国家による性暴力装置」下「」引用。

「改めていうまでもないかも知れませんが、「公娼制度」について、わたくしは、国家による性暴力装置と規定したいと思います。性的自由、性的人権を蹂躙、侵害するシステム、言い換えれば、女性を奴隷化する性奴隷制度です。-略-」

『肉体の門』田村泰次郎・作。下「」引用。

「有名なところでは『肉体の門』という本を書いた田村泰次郎という作家がいます。彼も兵隊に行きまして、おそらく「慰安婦」の方々を戦場で見聞きしただろうと思います。そういう田村康次郎のような人が戦後その文学作品の中で描いた、「慰安婦」像ですね。-略-」








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マリー・キュリーの挑戦-科学・ジェンダー・戦争-

2010年08月30日 | 読書日記など
『マリー・キュリーの挑戦-科学・ジェンダー・戦争-』
   川島慶子・著/トランスビュー2010年

なかなか鋭い本です……。



この本はまさにそうです……。下「」引用。

「この本でみなんさは、彼女の発見した放射性の新元素をはじめとする科学的な問題だけではなく、ポーランドとフランスをとりまく当時の政治状況、あるいは当時から現代に至るジェンダーの問題、日本とキュリー夫人との深い関わりなど、今まで知らなかったこの女性をめぐる新しい側面を発見することになると思います。」

ポーランドの歴史が書かれてありました。それにフランスでの生活。ジェンダーというのが、大きく作用しています。それに対立するマリー……。

「愛国心」が生まれた時代……。下「」引用。

「この十九世紀はまた、国民国家の時代でもあります。それまでの時代なら「国家」や「国境」という言葉は、さほどの意味を持つものではありません。人々にとって重要なのは、「愛国心」よりも「愛郷心」でした。国王に統治されていることになっている「国」や「国境」は、ゆるやかな拘束力しか持たず、ほとんどの人々にとってアイデンティティの核ではありませんでした。このことは、戦争の仕方に明白です。それまでの時代の主要な戦力は自国の兵士ではなく「傭兵」でした。給金がよければフランス人がドイツ諸侯のために戦うことも、よくある話でした。
 しかし国民国家の兵士たちは、「徴兵」で集められた“愛国の士”です。-略-」

当時、ポーランドという国はなく、こっそりポーランド語を学ぶ。下「」引用。

「マリアたちは家や学校でこっそりとポーランド語を習い、カトリックの教義を守るよう教えられます。このことはまた、ロシアに対して面従腹背している自分たちを、鋭く意識することがありました。-略-」

ノーベル賞を有名にしたのはマリー・キューリーの受賞。
「役に立つ」……。下「」引用。

「当時この発見は単なる新元素の発見にとどまらず、癌治療のための大発見として注目されました。だからラジウム研究所には当初から現在まで、医学部門が付属しているのです。つまりこの発見は純粋科学的に意義があるだけでなく、「役に立つ」発見とも見なされていたのです。」

夫・ピエールは学習障害児……。下「」引用。

「こうして自分のペースに沿ったかたちで自宅教育を受けたピエールは、みごとにその科学的才能を開花させました。なんと十六歳でソルボンヌ大学理学部に合格し、十八歳で理学士号を取得します。彼は、今なら学習障害児とでも見なされるタイプだったでしょうから、もし子供時代に学校に通っていたら、つぶされてしまったと思います。」

キュリー夫人の不倫恋愛であるランジュヴァン事件

「原爆の母」=リーゼ・マイトナーのことも書かれてありました。

「放射線研究に斃れた日本人留学生」ラジウム研究所への派遣。下「」引用。

「山田延男(一八九六-一九二七)-略-パリのラジウム研究所で学んだ最初の日本人科学者です。
 延男はラジウム研究所に行き、所長であったキュリー夫人に師事します。彼は、当時ここの実験助手で博士論文を準備中であった娘のイレーヌの共同研究者となり、主にトリウムとポロニウムから放出される放射線の飛程についての研究を任されます。-略-キュリー夫人から、高い評価を受けたと言われています。」

31歳で放射線障害で死亡したという。

ファウスト博士のモデル、フレデリック・フィリップ(フランス原子力委員会委員長)。
『悪魔の美しさ』1949年フランス映画はゲーテの『ファウスト』を焼き直したもの。そのモデルがフレデリック。

湯浅年子のことも書かれてありました。






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