龍の声

龍の声は、天の声

「真理の吟唱・観世音菩薩を称うる祈り」

2012-10-08 05:30:55 | 日本

この世界は観世音菩薩の妙智力を示現せる世界であるのである。

観世音菩薩とは単なる1人の菩薩の固有名詞ではないのである。
それは宇宙に満つる大慈悲であり、妙智力であり、心の法則であるのである。
観世音とは世の中の一切衆生の心を観じ給いて、それを得度せんがために、衆生の心相応の姿を顕じたまう「観自在の原理」である。三十三身に身を変じて、われわれを救いたまうとは、このことである。
心の法則として、衆生の心に従って、その姿をあらわしたまう事、その事が大慈悲なのである。


観世音菩薩は、あらゆる姿とあらわれて、私たちに救いの説法を宣示したまうのである。
山々のたたずまい、雲の行きかい、風の韻(ひび)き、水の流れ、ことごとく観世音菩薩の慈悲の説法である。

心に耳ある者は聴け、心に眼ある者は見よ。


さらに観世音菩薩は、私たちの周囲の人々の姿となって、私たちに真理の説法を常になし給うのである。
意地悪と見える人の姿も、彼が意地悪なのではないのであって、私たち自身の心の何処かに意地悪なものがあるのを、観世音菩薩が観じたもうて、それをあらわしていられるのである。
だから他を憎んではならないのである。
観世音菩薩は或いは父となり母となり、或いは良人となり妻となり、兄弟姉妹となり、小姑ともなり、或いは、社長とも重役ともなり、同僚とも下役ともなりて、常に何かを語り給う。

心に耳あるものは聴くべし、心に眼ある者は見るべし。




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