龍の声

龍の声は、天の声

第7巻 笑顔

2024-05-22 07:21:36 | 日本

私は世間を見て笑う「町のサンドイッチマン」である。
あらゆる生物の中で笑うことが出来るのは、人間だけである。
木は、野獣は、笑う事は出来ない。しかし、私には笑いという贈り物が与えられている。そして私は、いつでも好きな時に笑うことが出来るのである。
これにより消化がよくなり健康になる。クスクス笑えば心の重荷が軽くなる。声を立てて笑えば寿命が延び、若返ることが出来る。これこそがもっとも効き目のある長寿の秘訣である。この秘訣は、今や私のものである。

私は何にもまして自分を見て笑う。なぜなら自分自身を深刻に考えているときの人間ほど滑稽なものはないからだ。

世間のすべてのものは過行くものだ。重荷となるほどの富を得た時も、私は、「これもいずれは過ぎ行くものだ。」と思う。まさにその通りではないか!すべてのものが過ぎ行くものなら、今日のささやかな悩みに、思い煩う必要があるだろうか?

私は世間を見て笑う「町のサンドイッチマン」である。
私は今日一日を、笑いで塗りつぶそう。楽しむときは楽しむべきだ。私は、今日の喜びは、今日楽しむ。喜びは穀物ではないから、箱の中にためておけるものではない。
喜びは、明日の為にとっておけるものではない。それは、種を蒔いた同じ日に刈り入れられるものなのである。これより私は、喜びをその日のうちに取り入れる

私は世間を見て笑う「町のサンドイッチマン」である。
私の笑い声はすべてのことを適切な状態へ引き戻してくれる。
善を笑えば、その笑いは周囲を豊かにし繁栄させる。
私の微笑みが、人々の微笑みを引き出すとき、勝利はすでに、わが手の内にある。これは純粋に私の利益の為にあると言って、私ははばからない。なぜなら、私が顔をしかめていれば、誰でも私の商品を買ってはくれないからである。

私は世間を見て笑う「町のサンドイッチマン」である。
これより私は汗は流しても、涙は流さないようにする。市場とは、微笑みは黄金に変わり、心からの優しい言葉は繁栄の城を築いてくれる場所だからである。

私は笑える限り、貧乏になることは絶対にない。笑いは自然が与えてくれた最大の贈り物だからである。私はそれを無駄にはするまい。笑いと喜びがある限り、私は必ず成功する。
笑いと喜びがあってこそ、私ははじめて労働の成果を楽しむことが出来る。

私は喜ぶ。
私は成功する。

では、口角を上げて笑おう!




最新の画像もっと見る