出張で全国各地を廻るのですが、福岡にも足を運ぶことがよくあります。
家内が好きなこともあり、福岡に寄るといつも辛子明太子を買って帰ります。
しかし、いつも困るのが「どれを買ったらいいのか」ということ。
私はいろいろと試したがりなので、同じ商品を買うことができません。
ですから、毎回違うのを選ぶのですが、そのたびに迷っています。
だからこそ、店員さんに話を聞きたいのですが、この定員さんの声のかけ方で、その店で買うかどうかが変わってくることが多くあります。
店に入ったとたん、声をかけてきて、「この商品はこの値段でこのボリューム。すごいお得ですよ。」といきなり売り文句をまくし立ててくるところ。
残念ながらそういうお店では私は買いません。
こちらが商品を2つ3つ手に取りながら迷っているときに、「この商品とこの商品の違いはこれなんですよ」といったアドバイスをくれる店員さん。
こんな店員さんがいるお店で私は買います。
違いは何かというと、「自分主体」か「お客主体」かです。
前者のお店は、明らかに自分主体。お客様のことははっきり言って無視です。
ですから商品以前に気持ちよくありません。
後者は、相手が迷っているタイミングで手を差し伸べる、完全なお客主導です。
これは接客が発生するどんな商売においても大事なルールだと思います。
相手が求めていないものを一方的に伝えることは、相手に不快感を与える恐れがあると思います。
相手が救いを求めるそのタイミングで、ずばりアドバイスしてあげる。
これが接客の極意なのだと思います。
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