昨日(11/30)、NHK音楽祭2009~RUSSIA,JAPAN、音楽祭の4公演目聴いてきました。
今回はSS席です!
1階、センターブロック、前から1桁列目。ステレオで聴けるゾ~!
ワレリー・ゲルギエフ 指揮
NHK交響楽団
・弦楽のための三楽章(トリプティーク):芥川也寸志
・ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26:プロコフィエフ
ピアノ:アレクサンドル・トラーゼ
(休憩)
・交響曲 第6番 ロ短調 作品74《悲愴》:チャイコフスキー
ゲルギエフの指揮でN響はどうなるの?4日前のイマイチに聴こえた音がどうなるの~?と期待半分だったりしましたが、結果は満足、かな。
2,3曲目は1月のN響定期公演で聴いた組み合わせ、と同じで、聴き比べみたいになりました。
1曲目、トリプティーク。
一応予習はしました。CD買ったし。
でもやっぱりナマですよね。全然違った。耳に入ってくる弦の音が。
弦の重なる音が結構気持ちよく、ロシアっぽい曲かな~。
日本の作曲家の曲というのをしっかり聴くことができました。
これを機会に食わず嫌い状態の日本作曲家の曲を・・・・聴くか~?ムリかな…。
2曲目はプロコ。
1月に聴いたものとは全く違う印象。というかピアノのトラーゼ氏が迫力満点!
ジャズっぽいという印象は同じでしたが、さらに激しく身体を使っての打鍵がスゴイ~。
大きい身体が軽々と動いて音をバンバン鳴らして、疾走感が気持ちよかったです。
そしてオケも以前とは違って、やっぱり指揮者やピアニストが変われば変わるんですよね。当たり前かも。
当初難解な感じと思っていたこのピアノ協も聴けば聴くほど…気に入るカモ。
3曲目。悲愴。
かなりアレコレとCD買って聴いてるし。1月も聴いたし。
でもゲルギエフ指揮、席が前方ほぼ真ん中で、しかもヴァイオリンは対向配置だし。
低い音が左から出て、ホルンが右奥から鳴って、気持ちよく音を浴びたなぁ、と。
で、ゲルギエフはピカピカの靴で、前髪をときどき気にしながらの指揮。左手の動きが良く見えました。
26日に聴いたN響の音とは違うなぁ、音がハッキリ出てるなぁ、というのは席の位置が違うから?ホールが違うから?と思いましたが、指揮者の違いなのかな?
いやでもこの『悲愴』、ちょっと派手めかな、という感じもありましたが、第3楽章でのホルンやティンパニなどドドーンと力が入っててとっても良い感じでした。
3楽章から4楽章へ間を置かずに続けて、というのは何だか息切れしそうでしたが、終わりに向かって消えて…静寂へ…。
あ、でももうちょっと拍手を遅らせたかったかなぁ。
ということで音楽祭、4公演を聴きました。
「ITALY-イタリア-」
「AMERICA-アメリカ-」
「
GERMANT,AUSTRIA-ドイツ,オーストリア-」
「RUSSIA,JAPAN-ロシア,日本-」
各回とも堪能しました。
来年2010年のNHK音楽祭は、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの「ドイツ3大B」だそうです。こりゃまた楽しみだなぁ。