時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

NHK音楽祭2009~GERMANT,AUSTRIA

2009年11月05日 23時09分33秒 | MUSIC
昨日(11/4)、NHK音楽祭2009の3公演目でした。
前々回は「ITALY-イタリア-」、前回が「AMERICA-アメリカ-」、そして今回は「GERMANT,AUSTRIA-ドイツ,オーストリア-」です。



リッカルド・シャイー 指揮
ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

・ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052:バッハ
ピアノ:キット・アームストロング
<アンコール>
・ピアノソナタ イ長調 D664 第2楽章:シューベルト
(休憩)
・交響曲 第1番 ニ長調《巨人》:マーラー

マーラーってどうだろう?という、ちょっと苦手意識があったのですけど、そんなことで3階のD席。でも前回よりも少し前方で中央やや左側。
まずは、客席が"静か"でしたね。こないだのサントリーホールとは大違い。

1曲目。バッハのピアノ協奏曲。ナマで聴いてみたかった曲。
でも、う~ん…。出だしのピアノの音が聴こえなかったのは席が遠いから?それともピアノの音が小さいから?ホールのせい?もしかしてヴァイオリンの音が大きい?…と思っちゃったのが残念。
曲が進むにつれて音がきちんと聴こえてきたのですが、まぁでも、あんまり存在感のないようなピアノだったかなぁ、という感想。
きちんと弾いてるんだろうな、というのは事前のプレトークで、ピアニスト兼作曲者、数学、科学、語学…という多才な17歳という刷り込みのせいかもしれない、ということにして…きっと、キット君が17歳だから?と思って、また聴く機会があれば、かな。そのときはもっと近くで聴いてみたいです。この曲。
アンコールで弾いたピアノソナタのほうが良かったです。

さて2曲目。
CD聴いて予習したのですけど、食わず嫌いというか、なかなかマーラーって聴かないよなぁ、…と思っていたことを払拭してくれました。とりあえず『巨人』は。
ステージ上の弦の人数がすごくて、16-16-14-12-10って68人もいて、さらに木、金、…、そしてツインドラムじゃなくてWティンパニ…。
出だしのヴァイオリンの音から、沸き立つような、溢れ出てくるような、朝もやから何か現れるような、やや鳥肌っす~。
そしてカッコウみたいところ、これはイオンの「フッフ~ン♪」でしょう?と思ったりして。全然違うけど。
第1楽章のホルンは、ウルトラセブンっぽいかな、と思っていたのだけど、それほどの音が響かなかったのは期待しすぎたかな…。
コンマスの動きが楽しそうで良いなぁとオペラグラスで見ながら、のどかな雰囲気が思い浮かべられて良かったです。
第2楽章は楽しそうな感じ。身体ふわふわ揺れそ~。フルートも良かった~。
第3楽章に入るところで、静寂、というのか、なかなか始まらず、まだかな?まだかな?というホール内の静けさから左のコントラバスからアノ調べが流れてきて、そしてオーボエの音色…。なんとなく悲哀な感じで…。
そしてシンバルからの第4楽章。おどろおどろした昔のテレビドラマのBGMのような、音が溢れて重厚になって、そしてホルンの起立。これがそうかぁ、とちょっと聴き惚れちゃいました。
しかし!登りつめて頂点~!ってとこで誰かがややフライングな拍手…もうほんの数秒、我慢してくれても良いのになぁ…。

ということで「あぁ良かった…。」という感想でした。巨人。
もちろん、指揮もオケも。
3階のD席でも十分に楽しめて良かったです~♪
(なんというのか、コストパフォーマンスが良かった、ってことになるのかな。)



  




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