先月(11月)に行った演奏会(備忘録として)
1つ目と2つ目は「NHK音楽祭」でした。
今年のNHK音楽祭は『偉大なるドイツ三大B』というプログラムで、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの三人の作曲家をとりあげたものでした。
1つ目~
11月6日 NHKホール
NHK音楽祭2日目
アンドレ・プレヴィン指揮
NHK交響楽団
演目は
ブラームス作曲
・交響曲 第3番 ヘ長調
(休憩)
・交響曲 第4番 ホ短調
1階のセンターのセンターというなかなか良い席。
しかし体調が優れず、最初から最後までをしっかり聴けなかった感もありましたが、どちらの交響曲も初ナマ。
第3番の第3楽章は、チェロがなんだかなぁ、と思いましたが、指揮のピッとした動作が気持ちよかったです。
第4番は、予習で聴いていたCDでは全く感じなかった"音"を聴けてとっても良かった。
ホルンの微妙な音がイマイチなのは…ま、いいか…。
それにしても、曲の余韻を楽しもうと思わないヒトがいるのは残念ですね。「ブラボー」を言いたいのはわかるけどサ…。
2つ目
11/10 NHKホール
NHK音楽祭
ズービン・メータ指揮
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
演目は
ベートーベン作曲
・交響曲 第6番 ヘ長調「田園」
(休憩)
・交響曲 第7番 イ長調
=アンコール=
・エドゥアルト・シュトラウス/ポルカ「テープは切られた」
・ヨハン・シュトラウス/ポルカ「雷鳴と電光」
2階の左側、やや前の席。思った以上に良い席でした。
オケは対向配置。
ヴァイオリンが第1と第2とで向き合うのはメロディの受け渡しがあって、聴覚的にも視覚的にもやっぱり良いです。
第6番は、第1楽章が自分的にはいまひとつでしたが、第4、第5楽章は盛り上がって、気持ちよかったですね。
フルート、ファゴットなど木管の音が柔らかく太くてよかったなぁ。
第7番は、何度目かな、原体験というか、ちゃんと聴いたのがコバケンのだったので、それとなんとなく比べちゃったりするのですけど、この曲でも木管が良かったです。フルートの駆け出すような感が良かったですね。
そして、アンコール曲。
なんだかニューイヤー・コンサートのよう。
ポルカ、良かったです~。
しかしこの演奏会でも「ブラボー!」早すぎ…。誰ですかね?目立ちたがり?
3つ目
11/25
N響 第1687回定期公演 Bプログラム
11月25日(木)開演 PM7:00 サントリーホール
指揮:マルクス・シュテンツ
ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ
演目は
・ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
=アンコール=
・プロコフィエフ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタから第2楽章
(休憩)
・シューマン/交響曲 第2番 ハ長調 作品61
1曲目、22歳のヴァイオリニスト。真っ赤なドレスで若々しく、音も最初は遠慮がちに聴こえたけど、途中からはしっかり。
柔らかいブラームスだなぁ。予習CDのせいもあってか、無骨な感じの曲としか思っていなかったのが、こういう表現もOKなんだな、という認識。
ちょっと期待なヴァイオリニストでした。
アンコールの曲は、得意な曲なのかな、とても活き活きした感じでした。
シューマンは、あまり聴きこんでない作曲家だったりするので、でも指揮が元気良くて好印象。
第3楽章がなんとなく中だるみな感じで、隣の隣の席のおじさまが貧乏ゆすりを始めたりで、なんていうのか、響いてこなかったですね。
でも第4楽章で盛り返して元気良くてイイ感じ。
しかし!しかし!演奏中に後ろの席の方で誰か小銭をヂャラジャラ落とした人がいて、ま~ったくもう!
さてもひとつ、10月にも1つ聴きに行ってまして…。
10月7日
~JAF会員のための音楽会~
クラシックコンサート『音楽日和』
サントリーホール
チェロ:遠藤 真理
指揮:梅田 俊明
新日本フィルハーモニー交響楽団
演目
・ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」”自然と人生と愛”より
・チャイコフスキー/「ロココの主題による変奏曲」
(休憩)
・チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調
=アンコール=
・エルガー/威風堂々 第1番
新日本フィルの演奏会は、2度目。
前回は昨年のお正月で、でした。
今回はJAFでの応募に当選しての演奏会です。低料金ながら有料の演奏会。
しかし、いまひとつ、いまふたつ、いまみっつ…。
ドヴォルザークもチャイコフスキーもあまり得意な楽曲じゃないのかな?と思えるくらい。
ハーモニーが感じられなかった…。楽しんでたのかなぁ?
アンコール曲のエルガーはスゴク良かったです。
こういう勢いのある曲が得意分野なんだろな、きっとこの曲は十八番なんだろうな、みたいな。