時間は横軸

時々刻々と変化してるのですわ...

羽田空港D滑走路

2009年04月12日 23時03分18秒 | お出かけ
今日は昨日に比べやや涼しい感じでしたがVespaでお出かけ!
ジオキャッシャーyomikakiさんのブログ『読書発電所Annex』にて昨年末紹介されていた『D滑走路』、行く?行くかも?行くか!よぉし!と超重たい腰がやっとあがって今日実現!
羽田空港の新しい滑走路=D滑走路の工事見学、行ってきました。
この工事、正しい名称は『東京国際空港D滑走路建設外工事』(国土交通省のHPはコチラ)。
A,B,Cと3本の滑走路で現在運用中の羽田空港は、既に発着容量能力の限界だそうです。
ま、背景のお話についてはここではおいといて、現地です。



建設中の状態を展望することができる建物がありまして、ココに到着するまでに迷ってしまう周囲の道路状況も、実は簡単に行き着けないようにワザと.....なワケないです。
結構アッサリ到着。途中途中に「D滑走路展望台はこちら」みたいな小さな看板がありましたけど、確かに不安になるくらい奥のほうに連れて行かれちゃうような…。
このプレハブの建物、1階が受付兼事務所、2階がビデオルーム、3階が展示室、そして屋上に展望台です。

1階の受付で希望すると、係りの方による解説を受けることができます。
もちろん希望しちゃいました。専門的な単語がたくさん出てきましたが、なるほど!の連続。
2階でのビデオというのは、特に音声がなく、見ているだけになっちゃうので説明しますね、と壁に貼られている羽田空港の歴史についてのレクチャー。
昭和6年(1931年)の空港の写真に始まり、昭和20、36、63年、平成5、9年と。
次は3階。



床に羽田空港の全景が。航空写真でした。
そしてその全景に、今回建設中のD滑走路が。
奥(左)側のグリーンの部分が埋立て、手前(右)側の白い部分が海上に浮いた桟橋部分。
どちらも今後の沈下を見込んでの工事だそうで、スゴイです。
使われている素材などについてもいくつか説明を受けました。
桟橋部分の水面側(海面側)となる底面には、なんとチタンの板が貼ってある、と。
さてさて、待望の屋上展望台!!



目の前に広がるのは、桟橋部分の工事。
斜めに伸びているクレーンの向こう側に、ちょうどジャケット(テーブル状の滑走路の一部品)を降ろしている起重機船がいます。
70m以上の杭が地盤上に打ち込まれ、その海面に出ている上端に載せる作業。
起重機船は吉田組の「第28吉田号」なのですが、そのままの形では背が高すぎて飛行機の邪魔になる、ということで「低頭式」に改造を施してあるそうです。



作業を効率よく行うために、そのほか色々なことをやっていることを説明してくれました。
一番ビックリだったのは、24時間操業ということ、そして、空港が通常通り稼動している(頭上を飛行機が飛んでいる)ことを前提の作業である、ということ。



海面からちょこんと飛び出ているのが水中70mもある杭の頭。
これにかぶせるようにジャケットの脚が上から載せられます。
その杭の直径と、ジャケットの脚の直径が、屋上の床に。



ちょっと薄いですが、内側黒色の二重丸が杭の直径=1600mm、外側の赤色の二重丸が脚の直径=1900mm。各色の二重丸の間隔が、厚さ、ということです。

しかし.....こんなに見晴らしのいいところ、滑走路工事が終わったら撤去だそうで…もったいない。



A滑走路に降りてくる飛行機がバッチリ見られます。
マニアさんたちにとっても、この場所は絶好のポイントだそうです。
(1日に5000枚とか写真撮っちゃうとか~!)

ほんとに今日は天気が良くてよかったです~。



最後に現地でもらったパンフを。






コメント (2)
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